見る予定は全然なかったんですが、誘われたので見に行ってみました。
『ドラゴンボールZ 神と神』
製作国 ―→ 2013年日本映画
上映時間 ―→ 1時間25分
配給 ―→ 東映
映倫区分 ―→ G(全年齢対象)
■====== 簡単なご紹介 ======■
鳥山明さん原作のマンガ・アニメでおなじみ「ドラゴンボール」の最新アニメ映画です。
◆=== あらすじ ===◆
物語は、魔人ブウを倒してから数年後。長い眠りから目覚めた破壊の神・ビルスが、フリーザを倒したという噂を聞きつけて、悟空のもとへやってきます。悟空は興味本心から戦いを挑むも、あっさり敗北。ビルスは、さらなる力と破壊を求めて地球へ向かいます。
ちょうどその頃、地球ではブルマ(ベジータの妻)の誕生パーティーが行われており、歴代の仲間が集結。ドンチャカ楽しんでいました。危機が迫っているとも知らずに…。
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあorちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
見に行ったメンバー ―→ 私と友達
前情報 ―→ 見ていません
これまでの「ドラゴンボール」 ―→ 原作の大まかな話の流れや、主要キャラクターは知っているかな?という程度です。ただし映画版は、これまで1つも見たことがありません。
○ ―→ 多くのキャラクターが登場しています。
それなりにドラゴンボールを知っている人だったら、色々懐かしいと思えることでしょう。キャラクターが多いぶん、強くピックアップされるキャラクターは少ないですが…ひとまず、全員必ず1回は喋ります(笑)
○ ―→ メリハリのある演出。
ある場面では間を置き、ある場面ではスピード感を演出。いかにもアニメ!って感じなのが、いいな~と思います。そこを守り続けていることが、ドラゴンボールの良さでしょうか?
△ ―→ ストーリーは単純明快。
「破壊の神」って言っているくらいですから、分かりやすいですよね。とはいえ、地球に来たらいきなり戦いが始まる…ということでもないんですけど。そこはまあ、お楽しみということで。
で、メインストーリーが単純明快だからか、良くも悪くもサブストーリーが多い印象。それはそれでそれなりに楽しいんですが、人によっては余談に感じるでしょうね。
△ ―→ 個性的なキャラクターである破壊神ビルス。好き嫌いが激しく分かれそうかな。
文字通り圧倒的な力を見せる一方で、性格は非常に子供っぽいというか。悟空に会いに行くのを面倒くさがったり、怒るとすぐに惑星を破壊しちゃったり、美味しい食べ物には目がなかったり。むしろ、食べ物を食べているシーンが結構多かったです(笑)
個人的には…悪くないと思うんですが、どうもその圧倒的な力を、目では見たけど肌身には感じにくかったという印象です。見た目がネコっぽいから威厳があんまりないということも、あるのかもしれません。
”ひょうきんで子供っぽいからこそ、圧倒的な力がより怖く感じられる”というのもありますけど、それはすでに魔人ブウがやっちゃっているんでね。まあ、1時間半の映画のなかで表現できる力というのは、こんなものかな~と思います。
△ ―→ キャラクターのアニメーションと背景の、表現の差異が気になりました。
特に、ビルスと悟空の対決で画面が目まぐるしく動く場面では、キャラクターのアニメっぽい動きと背景の滑らかな動きの差異が、どうも気になりました。これが完全新作のアニメとかだったら「あ~、そういう演出なんだ」で済むんですが、ドラゴンボールだからそう感じちゃうのかな~?と思ったりしています。
× ―→ ちょっとギャグテイストが濃すぎる気が…。
これまでの作品では、シリアスな戦いが長くつづいた後に、一息つく場面で色々ギャグが入る事はありましたが、今作は半分以上ギャグです。まあ、面白いとは思いますし、子供なんかは喜んでくれそうだと思いますが、それなりにドラゴンボールを見てきた人には「なんか違う」ってなりそうです。実際、私もそう感じちゃったので。
特に<ネタバレ注意!→>ビルスの機嫌を直すためにフリーザがクールなキャラを捨ててまで歌い踊りまくったシーン<←ネタバレ注意!>は、個人的にはちょっと行き過ぎた気がしました。笑って欲しいってことだと思うんですけど、笑えなかったです。
× ―→ <ネタバレ注意!→>決着が付きません。
まあ、最強の敵ですから、確かに1時間半でやられてしまうのもどうかとは思います。そう分かってはいても、やっぱり決着が付かないというのは、非常に締まらないです。ドラゴンボールってやっぱり、最後は力で敵をねじ伏せてなんぼってところがあるので。
もし続編ありきだということであれば、仕方ないかなと思いますが…後で情報を調べてみた限りでは、そういうわけではなさそうというか。和解したってことになっているので。これはこれでアリなんでしょうけど、どうしても私のなかでは締まらないですね。<←ネタバレ注意!>
■====== まとめ ======■
一言でいうなら”お祭り騒ぎ”という感じですね。良くも悪くも。
歴代のキャラクターがブルマの誕生パーティに集まって、ワイワイガヤガヤ。そこにビルスが絡んできて、ひともんちゃく。そんなお祭り騒ぎを楽しんで欲しいという感じです。
ドラゴンボールでよくある”愛と勇気と希望”みたいな劇的で感動的な戦いとはちょっと違うので、原作に思い入れが強い人は、なんか純粋に楽しめないところがあるかもしれません。一種のパロディ的な話。あるいは外伝的な話だと思えれば、まだいいのかな。
とはいえ、ベジータ王やフリーザの名前が出てきちゃうもんですから、原作を知っている人からすれば、原作を意識しちゃうものです。そうしたら”お祭り騒ぎ”なので、あれ?ってなっちゃいます。私はドラゴンボールを中途半端にしか知らないですし、前情報も見ていなかったので、なおさらそう思いました。
まあ、何か文句が多くなっちゃいましたが、基本的な表現力はやはり高いですから、何だかんだで最後までテンション落とさずに見ることはできました。
これから見に行こうと思っている人は、今回がいわゆるシリアス重視のお話ではなく、懐かしみつつ笑って楽しんで欲しいドラゴンボールであることを、理解のうえでご覧になると良いように思います。失礼ながら「あの頃のドラゴンボールが再び…」みたいな、過度は期待は禁物です。
その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
※映画のインプレッション記事は「その他(映画・DVD・アーケードなど)」からどうぞ。
『ドラゴンボールZ 神と神』
製作国 ―→ 2013年日本映画
上映時間 ―→ 1時間25分
配給 ―→ 東映
映倫区分 ―→ G(全年齢対象)
■====== 簡単なご紹介 ======■
鳥山明さん原作のマンガ・アニメでおなじみ「ドラゴンボール」の最新アニメ映画です。
◆=== あらすじ ===◆
物語は、魔人ブウを倒してから数年後。長い眠りから目覚めた破壊の神・ビルスが、フリーザを倒したという噂を聞きつけて、悟空のもとへやってきます。悟空は興味本心から戦いを挑むも、あっさり敗北。ビルスは、さらなる力と破壊を求めて地球へ向かいます。
ちょうどその頃、地球ではブルマ(ベジータの妻)の誕生パーティーが行われており、歴代の仲間が集結。ドンチャカ楽しんでいました。危機が迫っているとも知らずに…。
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあorちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
見に行ったメンバー ―→ 私と友達
前情報 ―→ 見ていません
これまでの「ドラゴンボール」 ―→ 原作の大まかな話の流れや、主要キャラクターは知っているかな?という程度です。ただし映画版は、これまで1つも見たことがありません。
○ ―→ 多くのキャラクターが登場しています。
それなりにドラゴンボールを知っている人だったら、色々懐かしいと思えることでしょう。キャラクターが多いぶん、強くピックアップされるキャラクターは少ないですが…ひとまず、全員必ず1回は喋ります(笑)
○ ―→ メリハリのある演出。
ある場面では間を置き、ある場面ではスピード感を演出。いかにもアニメ!って感じなのが、いいな~と思います。そこを守り続けていることが、ドラゴンボールの良さでしょうか?
△ ―→ ストーリーは単純明快。
「破壊の神」って言っているくらいですから、分かりやすいですよね。とはいえ、地球に来たらいきなり戦いが始まる…ということでもないんですけど。そこはまあ、お楽しみということで。
で、メインストーリーが単純明快だからか、良くも悪くもサブストーリーが多い印象。それはそれでそれなりに楽しいんですが、人によっては余談に感じるでしょうね。
△ ―→ 個性的なキャラクターである破壊神ビルス。好き嫌いが激しく分かれそうかな。
文字通り圧倒的な力を見せる一方で、性格は非常に子供っぽいというか。悟空に会いに行くのを面倒くさがったり、怒るとすぐに惑星を破壊しちゃったり、美味しい食べ物には目がなかったり。むしろ、食べ物を食べているシーンが結構多かったです(笑)
個人的には…悪くないと思うんですが、どうもその圧倒的な力を、目では見たけど肌身には感じにくかったという印象です。見た目がネコっぽいから威厳があんまりないということも、あるのかもしれません。
”ひょうきんで子供っぽいからこそ、圧倒的な力がより怖く感じられる”というのもありますけど、それはすでに魔人ブウがやっちゃっているんでね。まあ、1時間半の映画のなかで表現できる力というのは、こんなものかな~と思います。
△ ―→ キャラクターのアニメーションと背景の、表現の差異が気になりました。
特に、ビルスと悟空の対決で画面が目まぐるしく動く場面では、キャラクターのアニメっぽい動きと背景の滑らかな動きの差異が、どうも気になりました。これが完全新作のアニメとかだったら「あ~、そういう演出なんだ」で済むんですが、ドラゴンボールだからそう感じちゃうのかな~?と思ったりしています。
× ―→ ちょっとギャグテイストが濃すぎる気が…。
これまでの作品では、シリアスな戦いが長くつづいた後に、一息つく場面で色々ギャグが入る事はありましたが、今作は半分以上ギャグです。まあ、面白いとは思いますし、子供なんかは喜んでくれそうだと思いますが、それなりにドラゴンボールを見てきた人には「なんか違う」ってなりそうです。実際、私もそう感じちゃったので。
特に<ネタバレ注意!→>ビルスの機嫌を直すためにフリーザがクールなキャラを捨ててまで歌い踊りまくったシーン<←ネタバレ注意!>は、個人的にはちょっと行き過ぎた気がしました。笑って欲しいってことだと思うんですけど、笑えなかったです。
× ―→ <ネタバレ注意!→>決着が付きません。
まあ、最強の敵ですから、確かに1時間半でやられてしまうのもどうかとは思います。そう分かってはいても、やっぱり決着が付かないというのは、非常に締まらないです。ドラゴンボールってやっぱり、最後は力で敵をねじ伏せてなんぼってところがあるので。
もし続編ありきだということであれば、仕方ないかなと思いますが…後で情報を調べてみた限りでは、そういうわけではなさそうというか。和解したってことになっているので。これはこれでアリなんでしょうけど、どうしても私のなかでは締まらないですね。<←ネタバレ注意!>
■====== まとめ ======■
一言でいうなら”お祭り騒ぎ”という感じですね。良くも悪くも。
歴代のキャラクターがブルマの誕生パーティに集まって、ワイワイガヤガヤ。そこにビルスが絡んできて、ひともんちゃく。そんなお祭り騒ぎを楽しんで欲しいという感じです。
ドラゴンボールでよくある”愛と勇気と希望”みたいな劇的で感動的な戦いとはちょっと違うので、原作に思い入れが強い人は、なんか純粋に楽しめないところがあるかもしれません。一種のパロディ的な話。あるいは外伝的な話だと思えれば、まだいいのかな。
とはいえ、ベジータ王やフリーザの名前が出てきちゃうもんですから、原作を知っている人からすれば、原作を意識しちゃうものです。そうしたら”お祭り騒ぎ”なので、あれ?ってなっちゃいます。私はドラゴンボールを中途半端にしか知らないですし、前情報も見ていなかったので、なおさらそう思いました。
まあ、何か文句が多くなっちゃいましたが、基本的な表現力はやはり高いですから、何だかんだで最後までテンション落とさずに見ることはできました。
これから見に行こうと思っている人は、今回がいわゆるシリアス重視のお話ではなく、懐かしみつつ笑って楽しんで欲しいドラゴンボールであることを、理解のうえでご覧になると良いように思います。失礼ながら「あの頃のドラゴンボールが再び…」みたいな、過度は期待は禁物です。
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