(クリックするとamazon.co.jpに飛びます)
こちらもだいぶ値が下がっていたので、購入してみました。コーエー渾身のタイトル『オプーナ』を、約2時間ほどプレイしてのファーストインプレッションです。
●独特のデザインと雰囲気をかもし出すライフスタイルRPG
ドラクエ7やDS版ドラクエ4~6などの開発に携わっているアルテピアッツァが手がけた、一風変わったWiiの完全新作RPGです。
それなりに期待のかかっていたタイトルでしたが、販売元であるコーエーも「まずは50万本、最終的には100万本のセールスを目指す」という大胆発言があったりし、また一度延期してしまった先には『スーパーマリオギャラクシー』という大物が待ち構えていたという不運ぶりで、残念ながらそこまでの売上を残すことは出来ませんでした。
ただ、そんなデータとゲームの評価は別物ですよ。
●最大のキモは「ヌンチャクのみで操作可能」
今作は、特にWiiリモコンを振ったりなどの操作はありません。逆に、Wiiならではの別のポイントに着目しています。
なんとこのゲーム、ヌンチャクコントローラーだけでプレイ可能です。
◆ヌンチャクコントローラー操作方法
・フィールド移動時
スティック…移動
Cボタン…話す・調べる・選択
Cボタンを押しながらスティック…カメラ視点変更
Cボタンを押しながらZボタン…カメラをキャラの真後ろに
Zボタン…メニューを開く・キャンセル
・戦闘画面
スティック…エナジーボンボンの操作
スティックを倒しながらZボタン…敵ターゲットの変更
Zボタン…必殺技やアイテムなどの使用
片手だけでプレイは非常に気持ちいいですが、ヌンチャクのみの操作が難しいということであれば、Wiiリモコンを一緒に使えば快適になります。
◆Wiiリモコン操作方法
・フィールド移動時
Aボタン…話す・調べる・選択
十字ボタン…カメラ視点変更
Bボタン…メニューを開く・キャンセル
+ボタン…乗り物に乗る・降りる
-ボタン…マップ表示
(乗り物の乗り降りとマップ表示はメニューからも選択可能)
・戦闘画面
十字ボタン…敵ターゲットの変更
Bボタン…必殺技やアイテムなどの使用
あと、クラシックコントローラーでも操作が可能です。すいませんが、操作方法は省略で(笑)
ヌンチャクコントローラーだけで操作というのは、別の方向から攻めたWiiらしいアイデアとして逸品ですが、カメラの視点移動やバトルでの敵ターゲットの移動がちょいと難しかったので、ゲーム性がもう少しシンプルなものだったら良かったかもしれませんね。でも私はこの片手操作、けっこう好きですよ。
●エナジーボンボンでバトル!
戦闘も一風変わっています。リアルタイムになっており、プレイヤーは「エナジーボンボン」というボールみたいなのを敵にぶつけて攻撃します。
スティックを倒すとエナジーゲージを消費して、エナジーを溜めます。そしてスティックを離すとボンボンをターゲットに向かって発射!溜めた時間によって攻撃力やボンボンの投げるスピードが変わってきます。
スティックを倒した方向によって、ボンボンが真っ直ぐに飛んでいったり、横にカーブしながら飛んでいったりします。特定の投げ方による攻撃が弱点の敵がいたり、あるいはターゲットの真ん前に当てたくない敵がいる時にカーブでかわして攻撃といった使い方があります。
ボンボンを投げるとエナジーゲージが回復していきますが、エナジーゲージが満タンになるまで次の攻撃ができません。最初のうちは溜めずに投げてもさほどダメージは変わりませんが、溜めによって投げるボンボンのスピードも変わるので、あまり遅いとボンボンが敵に届く前に敵が攻撃するために動いてしまうということもあったりします。そこらへんの微妙な加減がおそらく後になるほど重要になってくると思います。
ちなみにHPが0になるとゲームオーバーとなりセーブしたポイントなどに戻されます(治療費が所持金から引かれます)が、全ての戦闘には「エナジータイマー」という2分の制限時間も設けられており、タイムオーバーになってもゲームオーバーになります。なかなか厳しいですな。
●配慮の足りない点も目立つが、魅力ある作品
正直、思っていた以上に面白い作品です。ちょっとほんわかした感じの世界観で、全体的な進行スピードも遅いので従来のRPGに慣れている人にはもどかしいかもしれませんが、悪くないですよ。この世界。どちらかというとスローライフみたく、まったり遊んでいただくRPGかもしれません。
難易度は若干高めです。戦闘に慣れないうちは、あまり遠出しないように。といっても、戦闘も分かってしまえばけっこう簡単なので。
ただ、拠点となるドームがあまりに広くて、どこに何があるかを覚えるのが苦労します。しかもマップ表示はあくまで自分がどこにいるか?しか分からず、施設の場所までは分かりません。それがちょっと面倒ですね。施設の把握のために、最初はいろんなところを周ってみるべきかもしれません。迷子になるかもしれませんが(笑)
あと、戦闘が発生するフィールドではカメラ視点が変更できないのも不便です。カメラの見えない手前側に道があったり宝箱的なものがあったりすることもあり、その点も配慮に欠けていたかな?と感じます。
改良の余地はありますが、きっと『スーパーマリオギャラクシー』と同日に発売でなければもう少しは目立ったかも?という感じで、充分評価できる作品です。何かバカにしている連中が多いみたいですが、バカにする暇があったらやってみろ!って話です。
まあまあ面白いといったものが主で内容はネタにされていないんですよね。
ではなにがネタにされているかと言うと、
「まずは50万本、最終的には100万本のセールスを目指す」
等のコーエー幹部の発言や、
マリオに合わせて発売延期する空気の読めなさ、
やる気の無いキャラデザイン、
ワゴン、
等ネタにする要素はかなりのものですが、
これはただの火付け役で、今は
|┃三 / ̄\
|┃ | |
|┃ \_/
ガラッ. |┃ |
|┃ ノ// ./ ̄ ̄ ̄ \
|┃三 / ::\:::/:::: \
|┃ / <●>::::::<●> \
|┃ | (__人__) |
|┃三 \ ` ⌒´ /
|┃三 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
このオプーナのネタ要素を踏襲した
「オプーナもどきやる夫」とでもいうべきものがオプーナとは別に一人歩きしている感じですね。
もはやほとんどオプーナ自体はネタにしている人の眼中にはないのでしょう。
個人的にはこのネタはかなり面白くて好きですw
まあ、大体ゲームがネタにされる時って外観でネタにされるものが多く、その人たちにとってはゲーム内容がどうとか知ったこっちゃないんでしょう。私はそういうのがあまり好きではないんですけどね。
しかし「まずは50万本」発言はちょっと…とは思いましたが、ただ
>>やる気の無いキャラデザイン
あれはやる気のないデザインなんでしょうか?
デザインにやる気があるかないかは作った人にしか分りませんね、
デザインした社長さんには悪いですが、
私はやる気のないキャラデザインだと思ったので
「やる気の感じられないキャラデザイン」
が正しい表現でした、申し訳ないです。
キャラデザインについては私がいままで見てまわったところでは、
やる気はともかくよい評判はほぼ聞きません、
ああ、そういう意味でしたか。こちらも早合点して失礼しました。
私も別にあのキャラデザインは大好き!というわけではないですが、嫌いではありませんよ。そもそもキャラデザインでいいとか悪いとか言い出すと、何か結局は書き込まれていたりすると凄そうに見えてしまうものです。そういうのに比べるとオプーナの顔のデザインとかはそれこそ誰でも書けそうな感じでしょうが、それはそれで味があると私は思います。
凄いかどうかがいい悪いを決めるわけではありませんからね。好みは別として。