一番「ネンドらしさ」を感じるのは、カービィが壁にぶつかって潰れる時です(苦笑)
『タッチ!カービィ スーパーレインボー』
対応ゲーム機 ―→ Wii U
発売日 ―→ 2015/01/22
価格 ―→ 3,700円(税別)
ジャンル ―→ タッチペンアクション
プレイ人数 ―→ 1~4人(1人がカービィ/それ以外はワドルディ操作)
CERO ―→ A(全年齢対象)
■====== 簡単なご紹介 ======■
ボールになったカービィを操る、アクションゲームです。
2005年に発売されたDS『タッチ!カービィ』の続編となる作品で、虹色の線を引いて道を作って、カービィを導いてあげてください。ネンドのようなグラフィックも特徴的です。
最大4人での同時プレイも可能ですし、様々なやり込み要素も用意されています。
シナリオクリアしましたので、そろそろ感想を書かせていただきます。
チャレンジモードなどやり込み要素は、まだ”ほどほど”といったレベルですが、まあ、いつものことなので(苦笑)
|== 基本ルール ==|
カービィ自体を自由に操作することはできません。
プレイヤーが可能なのは、Wii U ゲームパッドの画面をタッチスライドして線を引くことと、カービィをタッチすることで「体当たり」をさせること。これだけです。
カービィは、引いた線の上に乗ると、その線に沿って転がります。よほどヘンな線を書かない限り、途中で落ちたりはしないので、それを利用して高いところに行ったり、アイテムを一気に獲得していきます。また、線を引いてトラップを防いだり、特定の土を掘り起こしたりといったこともできます。
体当たりでは、敵を倒したりブロックを壊したりできます。
また、ステージ上にある星をかき集めて、100個溜まると「スペシャルアタック」が1回使用可能に。
カービィをタッチしたままにしてパワーを溜めて、離すと、巨大な弾丸のように飛んでいきます。これでしか壊せないブロックや倒せない敵もいますよ。
ステージの一番奥で回っているルーレットに触れることで、ステージクリアとなります。
全7ワールド。1ワールドにつき4ステージあり、4ステージ目にはボスが待ち構えています。
|== マルチプレイ ==|
最大4人での同時プレイが可能です。しかし、ゲームパッドは1つしかありませんので、カービィを操作できるプレイヤーも1人です。
その他のプレイヤーは、Wiiリモコン横持ちで、自由に動ける「ワドルディ」を操作して、カービィをサポートしてあげましょう。
敵を攻撃できるほか、カービィを持ち上げて運ぶことも可能。移動はワドルディに任せて、カービィは線を引くことだけ専念するってこともできますよ。
|== チャレンジモード ==|
15秒以内に宝箱の獲得を目指す、ミッション形式のステージがどっさり用意されています。1ステージにつきミッションは4つ。連続で挑戦し、獲得できた宝箱の数が、そのまま成績になります。
ごく一部では、12回連続のミッションに挑戦し、1回でも宝箱を取り逃すとその時点で終了というルールのステージもあります。
ストーリーモードの進み具合やチャレンジモード自体の攻略具合によって、プレイできるステージが増えていきます。
なお、このモードでも最大4人プレイが可能です。
|== 収集要素 ==|
ストーリーモードでは、1ステージにつき5つの宝箱が隠れています。宝箱の中にはフィギュアやサウンドなどが入っており、獲得すれば見たり聴いたりできます。
また、ゴールのルーレットでは「ひみつのノート」の1ページがあり、獲得するとこちらも見れます。今作でカービィとともに冒険する妖精「エリーヌ」の、味のある日記が楽しめます。
|== 「amiibo(アミーボ)」について ==|
今作は、カービィ・デデデ・メタナイトの「amiibo」が対応しています。
ステージ開始前に、対応するアミーボをNFC(近距離無線通信)で認識させると、そのステージ終了までちょっとお得な能力が付きます。
各アミーボにつき、1日1回だけ使用できるそうです。
あ、ちなみに今回、デデデ大王とメタナイトはフィギュアでしか登場しません。あしからず。
■====== partygameの感想 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 3,241円(新品)
プレイ内容 ―→ シナリオクリア
シナリオクリアまでのプレイ時間の目安 ―→ ●○○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
過去のシリーズ作品 ―→ DS『タッチ!カービィ』は、シナリオクリアまでプレイしています。(あまり覚えてないけど)
○ ―→ ネンドの表現が、なかなか新鮮です。
そのうち見慣れてきますけど、ネンドだからこそ、いつも以上にオーバーリアクションができるって感じがいいですね。
大砲で飛ばされたカービイが壁にぶつかれば、思いっきり潰れてペラペラに。ちょっとフレーム数の少ないアニメーションも、個人的にはむしろ”ネンドっぽさ”を際立てていると思いますよ。素敵です。
だからこそ最初は、スイスイ動くカービィに違和感を感じたくらいですが…まあ、アクションである以上は、スイスイ動いてもらわないと納得のいく操作ができませんからね。こればっかりは、仕方ないです。
また、獲得したフィギュアを眺めるモードでは、ネンド遊びの時に使う緑色の板(名前が出てこない)の上に乗って表示されるので、雰囲気は抜群。全方位から見渡して、ネンドな質感を心ゆくまで楽しめます。ついでに、ここでのキャラクターの説明文はユーモア満載で、これまた面白いです。
なんかこういうの、子供心をくすぐられますね。それこそ、家にネンドがあったら、これ見ながらお子さんに真似して作らせてみるのも良いかもしれません。
○ ―→ ステージごとの特徴にメリハリがあります。
様々な乗り物に変身したり、特徴的な仕掛けがあったり。あるいは、ステージ1つとしてのボリュームもかなり極端で、クリアまで10分以上かかるようなステージもあれば、わりと2~3分で攻略できるステージもあったりします。
最初は少し違和感がありましたが、これが各ステージの特徴を際立たせた結果と思えば、いいんじゃないかな?と感じられました。
○ ―→ 乗り物に変身しての操作も、なかなか楽しかったです。
個人的には、比較的自由な操作ができる「潜水艦」が一番好きかな。
移動するポイントをタッチ操作で自由に指示できますし、一方で、自動で真っ直ぐ撃ち続けるミサイルを、引いた線で誘導することで、四方八方に攻撃可能。ちょっと新しい形のシューティングを楽しんでいるような気分でした。
△ ―→ チュートリアルは用意されていますが、それでも少し慣れは必要かな。
序盤では基本操作を教えてくれて、さらに途中でも何度か、敵の攻撃の防ぎ方などでチュートリアルが出たりします。
それでも、いわゆる「自由に動かせるアクション」とはワケが違いますからね。慣れるまでは、なかなか思い通りにカービィが動いてくれないと思います。
イライラするかもしれませんが、それでも頑張ってプレイして、上手く誘導できるようになると気持ちいいですよ。
覚えておくと良いのは、
◆線に乗ったカービィは、線を引いた”方向”に沿って移動します。
◆線は一定時間で消えますが、引いた線に対して交わるように新しい線を引くことで、すぐに線を消すこともできます。
これが何となく判断できるようになるだけでも、だいぶコントロールしやすくなると思いますよ。
難易度的には、DS版よりは易しいという印象です。
その理由はおそらく、DS版より解像度が上がったことで、画面内に表示される範囲が広くなり、周りの状況が把握しやすくなったからではないかと思います。
一方で、チャレンジモードのなかには「12回連続でミッションに挑戦。ただし1度でも失敗するとそこで終了」というステージもあり、これがけっこうヤバめな難易度の模様。まあ、やり込み要素なので、この方式がイヤな人は遊ばなくてもいいと思いますし、ストーリーモードで物足りなさを感じた人なんかは、こちらでガッツリ楽しんでみて欲しいです。
△ ―→ ストーリーは、かなりアッサリ気味。
何となく昨今の『星のカービィ』シリーズって、最終的にけっこう邪悪な存在が出てきて、わりとしつこく戦いを挑んでくるって印象があるのですが…今回、黒幕が登場してからほどなくして、あっさり倒しちゃいます。
あと、ストーリーを語る上でのデモシーンや演出が少ないのも、アッサリ気味に感じた理由でしょうね。純粋にゲームを遊びたいだけの人にとっては、サクサク進められて嬉しいでしょうけど、色々な『星のカービィ』シリーズを遊んできた私としては、少し物足りない気持ちになりました。
× ―→ ボスの種類が少ないです。
全7ワールドあるのに、ボスが実質4種類しか登場しません。
というのも、ステージ4はステージ1のボスのパワーアップ版。ステージ5がステージ2のパワーアップ版。ステージ6がステージ3のパワーアップ版って感じなのです。しかも、思いのほか行動パターンも変わっていません。
もちろんラスボスは全く違いますけど、いかなる理由があれど、同じボスが出てくるというのはやっぱり”かさ増し”に感じちゃいますね。こうしないといけない意図でもあったのでしょうか?
■====== まとめ ======■
●●●●●●●○○○ … 7点(10点満点)
DSの『タッチ!カービィ』が、文字通り順当に進化したって感じでした。
ネンドのようなグラフィックは、新しいと思えましたしカービィの世界観にもピッタリ。難易度もいい感じに上がっていきますが、救済処置もあるので、どなたでも安心して楽しんで頂けます。
…とは言ったものの、勝手に動くカービィを間接的に操作するというスタイルなので、どうしてもクセはあります。ゆえに好き嫌いが分かれるのは、仕方のないところかな~と思っています。私は、DS版も経験していたことがあり、わりとすぐに慣れましたけど、皆さんに合うかどうか?こればかりは、プレイしてみてもらわないと分からないって感じですね。
あと、個人的には、もうちょっとストーリーモードを楽しみたかったな~という思いがあります。
ボスの種類が少ないことや、ストーリー関連の演出がアッサリ気味だったこともあり、なんか「あ、終わった」って感じだったんですよね。その後、フィギュアモードで多少の説明文はありましたが、それでもやっぱりアッサリ気味な設定に感じました。
価格が少しリーズナブルなこともあるので、ま~こんなもんなのかな?と思ったりしますが、なんか”いかにも派生作品っぽさを出している感じ”がして、それが個人的には少しモヤモヤしちゃいました。いや、実際のところ派生作品なんですけど、”いかにも”ってところが、ね。
とはいえ、これまでも色々な形のジャンルに挑戦してきた『星のカービィ』シリーズ。
それこそ昔はピンボールやブロック崩しなんかもありましたので、カービィというキャラクターや世界観は、色々な挑戦がしやすいんだろうな~って、改めて感じました。
もちろん本編のシリーズも続いてほしいですが、こういった挑戦もどんどん続けていって欲しいものです。
↓↓ 興味をお持ちいただけたようでしたら、是非どうぞ ↓↓
その他のタイトルのインプレッション記事は、こちらからどうぞ
『タッチ!カービィ スーパーレインボー』
対応ゲーム機 ―→ Wii U
発売日 ―→ 2015/01/22
価格 ―→ 3,700円(税別)
ジャンル ―→ タッチペンアクション
プレイ人数 ―→ 1~4人(1人がカービィ/それ以外はワドルディ操作)
CERO ―→ A(全年齢対象)
■====== 簡単なご紹介 ======■
ボールになったカービィを操る、アクションゲームです。
2005年に発売されたDS『タッチ!カービィ』の続編となる作品で、虹色の線を引いて道を作って、カービィを導いてあげてください。ネンドのようなグラフィックも特徴的です。
最大4人での同時プレイも可能ですし、様々なやり込み要素も用意されています。
シナリオクリアしましたので、そろそろ感想を書かせていただきます。
チャレンジモードなどやり込み要素は、まだ”ほどほど”といったレベルですが、まあ、いつものことなので(苦笑)
|== 基本ルール ==|
カービィ自体を自由に操作することはできません。
プレイヤーが可能なのは、Wii U ゲームパッドの画面をタッチスライドして線を引くことと、カービィをタッチすることで「体当たり」をさせること。これだけです。
カービィは、引いた線の上に乗ると、その線に沿って転がります。よほどヘンな線を書かない限り、途中で落ちたりはしないので、それを利用して高いところに行ったり、アイテムを一気に獲得していきます。また、線を引いてトラップを防いだり、特定の土を掘り起こしたりといったこともできます。
体当たりでは、敵を倒したりブロックを壊したりできます。
また、ステージ上にある星をかき集めて、100個溜まると「スペシャルアタック」が1回使用可能に。
カービィをタッチしたままにしてパワーを溜めて、離すと、巨大な弾丸のように飛んでいきます。これでしか壊せないブロックや倒せない敵もいますよ。
ステージの一番奥で回っているルーレットに触れることで、ステージクリアとなります。
全7ワールド。1ワールドにつき4ステージあり、4ステージ目にはボスが待ち構えています。
|== マルチプレイ ==|
最大4人での同時プレイが可能です。しかし、ゲームパッドは1つしかありませんので、カービィを操作できるプレイヤーも1人です。
その他のプレイヤーは、Wiiリモコン横持ちで、自由に動ける「ワドルディ」を操作して、カービィをサポートしてあげましょう。
敵を攻撃できるほか、カービィを持ち上げて運ぶことも可能。移動はワドルディに任せて、カービィは線を引くことだけ専念するってこともできますよ。
|== チャレンジモード ==|
15秒以内に宝箱の獲得を目指す、ミッション形式のステージがどっさり用意されています。1ステージにつきミッションは4つ。連続で挑戦し、獲得できた宝箱の数が、そのまま成績になります。
ごく一部では、12回連続のミッションに挑戦し、1回でも宝箱を取り逃すとその時点で終了というルールのステージもあります。
ストーリーモードの進み具合やチャレンジモード自体の攻略具合によって、プレイできるステージが増えていきます。
なお、このモードでも最大4人プレイが可能です。
|== 収集要素 ==|
ストーリーモードでは、1ステージにつき5つの宝箱が隠れています。宝箱の中にはフィギュアやサウンドなどが入っており、獲得すれば見たり聴いたりできます。
また、ゴールのルーレットでは「ひみつのノート」の1ページがあり、獲得するとこちらも見れます。今作でカービィとともに冒険する妖精「エリーヌ」の、味のある日記が楽しめます。
|== 「amiibo(アミーボ)」について ==|
今作は、カービィ・デデデ・メタナイトの「amiibo」が対応しています。
ステージ開始前に、対応するアミーボをNFC(近距離無線通信)で認識させると、そのステージ終了までちょっとお得な能力が付きます。
各アミーボにつき、1日1回だけ使用できるそうです。
あ、ちなみに今回、デデデ大王とメタナイトはフィギュアでしか登場しません。あしからず。
■====== partygameの感想 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 3,241円(新品)
プレイ内容 ―→ シナリオクリア
シナリオクリアまでのプレイ時間の目安 ―→ ●○○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
過去のシリーズ作品 ―→ DS『タッチ!カービィ』は、シナリオクリアまでプレイしています。(あまり覚えてないけど)
○ ―→ ネンドの表現が、なかなか新鮮です。
そのうち見慣れてきますけど、ネンドだからこそ、いつも以上にオーバーリアクションができるって感じがいいですね。
大砲で飛ばされたカービイが壁にぶつかれば、思いっきり潰れてペラペラに。ちょっとフレーム数の少ないアニメーションも、個人的にはむしろ”ネンドっぽさ”を際立てていると思いますよ。素敵です。
だからこそ最初は、スイスイ動くカービィに違和感を感じたくらいですが…まあ、アクションである以上は、スイスイ動いてもらわないと納得のいく操作ができませんからね。こればっかりは、仕方ないです。
また、獲得したフィギュアを眺めるモードでは、ネンド遊びの時に使う緑色の板(名前が出てこない)の上に乗って表示されるので、雰囲気は抜群。全方位から見渡して、ネンドな質感を心ゆくまで楽しめます。ついでに、ここでのキャラクターの説明文はユーモア満載で、これまた面白いです。
なんかこういうの、子供心をくすぐられますね。それこそ、家にネンドがあったら、これ見ながらお子さんに真似して作らせてみるのも良いかもしれません。
○ ―→ ステージごとの特徴にメリハリがあります。
様々な乗り物に変身したり、特徴的な仕掛けがあったり。あるいは、ステージ1つとしてのボリュームもかなり極端で、クリアまで10分以上かかるようなステージもあれば、わりと2~3分で攻略できるステージもあったりします。
最初は少し違和感がありましたが、これが各ステージの特徴を際立たせた結果と思えば、いいんじゃないかな?と感じられました。
○ ―→ 乗り物に変身しての操作も、なかなか楽しかったです。
個人的には、比較的自由な操作ができる「潜水艦」が一番好きかな。
移動するポイントをタッチ操作で自由に指示できますし、一方で、自動で真っ直ぐ撃ち続けるミサイルを、引いた線で誘導することで、四方八方に攻撃可能。ちょっと新しい形のシューティングを楽しんでいるような気分でした。
△ ―→ チュートリアルは用意されていますが、それでも少し慣れは必要かな。
序盤では基本操作を教えてくれて、さらに途中でも何度か、敵の攻撃の防ぎ方などでチュートリアルが出たりします。
それでも、いわゆる「自由に動かせるアクション」とはワケが違いますからね。慣れるまでは、なかなか思い通りにカービィが動いてくれないと思います。
イライラするかもしれませんが、それでも頑張ってプレイして、上手く誘導できるようになると気持ちいいですよ。
覚えておくと良いのは、
◆線に乗ったカービィは、線を引いた”方向”に沿って移動します。
◆線は一定時間で消えますが、引いた線に対して交わるように新しい線を引くことで、すぐに線を消すこともできます。
これが何となく判断できるようになるだけでも、だいぶコントロールしやすくなると思いますよ。
難易度的には、DS版よりは易しいという印象です。
その理由はおそらく、DS版より解像度が上がったことで、画面内に表示される範囲が広くなり、周りの状況が把握しやすくなったからではないかと思います。
一方で、チャレンジモードのなかには「12回連続でミッションに挑戦。ただし1度でも失敗するとそこで終了」というステージもあり、これがけっこうヤバめな難易度の模様。まあ、やり込み要素なので、この方式がイヤな人は遊ばなくてもいいと思いますし、ストーリーモードで物足りなさを感じた人なんかは、こちらでガッツリ楽しんでみて欲しいです。
△ ―→ ストーリーは、かなりアッサリ気味。
何となく昨今の『星のカービィ』シリーズって、最終的にけっこう邪悪な存在が出てきて、わりとしつこく戦いを挑んでくるって印象があるのですが…今回、黒幕が登場してからほどなくして、あっさり倒しちゃいます。
あと、ストーリーを語る上でのデモシーンや演出が少ないのも、アッサリ気味に感じた理由でしょうね。純粋にゲームを遊びたいだけの人にとっては、サクサク進められて嬉しいでしょうけど、色々な『星のカービィ』シリーズを遊んできた私としては、少し物足りない気持ちになりました。
× ―→ ボスの種類が少ないです。
全7ワールドあるのに、ボスが実質4種類しか登場しません。
というのも、ステージ4はステージ1のボスのパワーアップ版。ステージ5がステージ2のパワーアップ版。ステージ6がステージ3のパワーアップ版って感じなのです。しかも、思いのほか行動パターンも変わっていません。
もちろんラスボスは全く違いますけど、いかなる理由があれど、同じボスが出てくるというのはやっぱり”かさ増し”に感じちゃいますね。こうしないといけない意図でもあったのでしょうか?
■====== まとめ ======■
●●●●●●●○○○ … 7点(10点満点)
DSの『タッチ!カービィ』が、文字通り順当に進化したって感じでした。
ネンドのようなグラフィックは、新しいと思えましたしカービィの世界観にもピッタリ。難易度もいい感じに上がっていきますが、救済処置もあるので、どなたでも安心して楽しんで頂けます。
…とは言ったものの、勝手に動くカービィを間接的に操作するというスタイルなので、どうしてもクセはあります。ゆえに好き嫌いが分かれるのは、仕方のないところかな~と思っています。私は、DS版も経験していたことがあり、わりとすぐに慣れましたけど、皆さんに合うかどうか?こればかりは、プレイしてみてもらわないと分からないって感じですね。
あと、個人的には、もうちょっとストーリーモードを楽しみたかったな~という思いがあります。
ボスの種類が少ないことや、ストーリー関連の演出がアッサリ気味だったこともあり、なんか「あ、終わった」って感じだったんですよね。その後、フィギュアモードで多少の説明文はありましたが、それでもやっぱりアッサリ気味な設定に感じました。
価格が少しリーズナブルなこともあるので、ま~こんなもんなのかな?と思ったりしますが、なんか”いかにも派生作品っぽさを出している感じ”がして、それが個人的には少しモヤモヤしちゃいました。いや、実際のところ派生作品なんですけど、”いかにも”ってところが、ね。
とはいえ、これまでも色々な形のジャンルに挑戦してきた『星のカービィ』シリーズ。
それこそ昔はピンボールやブロック崩しなんかもありましたので、カービィというキャラクターや世界観は、色々な挑戦がしやすいんだろうな~って、改めて感じました。
もちろん本編のシリーズも続いてほしいですが、こういった挑戦もどんどん続けていって欲しいものです。
万人向け ← | ○○○●○○○○○○ | → 熟練者向け |
手軽に ← | ○○●○○○○○○○ | → じっくり |
思考タイプ ← | ○○○○○○○●○○ | → 感覚タイプ |
爽快感重視 ← | ○○○○○○○●○○ | → 達成感重視 |
↓↓ 興味をお持ちいただけたようでしたら、是非どうぞ ↓↓
![]() | タッチ! カービィ スーパーレインボー |
![]() | タッチ! カービィ スーパーレインボー [オンラインコード] |
その他のタイトルのインプレッション記事は、こちらからどうぞ
partygameさんのゲームレビューはとても自分がゲームを買う時の参考になります!!
ちょっと質問なのですがpartygameさんはたくさんゲームを買っていますが一つ一つのゲームはしっかりと遊び込んでいるのでしょうか?
自分も結構ゲームを買う方なのですがやはり仕事などで忙しい時などもあり中々やり込みたくてもやり込めないことがあります
でも次に欲しいゲームはすぐ出てしまい・・・の繰り返しです
なので積みゲーも結構あります(笑)
partygameさんはそのへんはどういった感じなのか教えていただけると嬉しいです!
ご質問いただき、ありがとうございます。
単刀直入に言うと、私は基本「やり込まない派」です。
今作も「チャレンジモード」はあまりプレイしていませんし、その他の作品にしても、ストーリークリア・スタッフロールが流れるなど、きりの良さそうなところで一区切りにしまうことが多いです。
例外として、よっぽど気に入った作品は残しておいて、他のゲームプレイの合間にチマチマと遊ぶことはありますが、基本、一区切りついた作品は売り払って、次のタイトルへの資金の足しにします。
私としては、1つでも多くの新しい魅力に出会い、体験したいという思いが強いです。
なので、例えば『モンスターハンター』や『不思議のダンジョン』を何百時間もやり込む!なんてことをしていると、時間が足りないのもそうですし、数本のタイトルだけで満足するようになり、新しいものへの好奇心が無くなっていくと考えています。
普通は「楽しいから買って遊ぶんでしょ」という本能のままに遊ぶゲームユーザーのほうが当たり前ですので、私みたいな小賢しい考えの人は少数派だと思いますが、ま、一応これが、今の私のプレイスタイルですね。
こんな回答が参考になるかどうか分かりませんが、「こういう人もいるんだな~」と思っていただく程度で良いかと思います。
とても参考になりました!
これからも応援しているので頑張ってください!