『3Dドットゲームヒーローズ』
対応ハード : PS3
発売元 : フロム・ソフトウェア
開発 : シリコンスタジオ
発売日 : 2009/11/05
希望小売価格 : 7,140円(税込)
ジャンル : 冒険RPG
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)
※約40分ほどプレイしてのインプレッションです。
●2Dのドットが3Dに進化!?
今作は、2Dでいうところの『ゼルダの伝説』風なアクションRPGです。
最大の特徴は、2Dのドット絵をそのまま3Dにしたようなグラフィックです。
●操作
◆プレイヤーの操作
方向キー、または左スティックで移動。2Dの名残らしく、8方向にしか移動できません。
○ボタンで剣による攻撃です。剣を「振る」というよりは「目の前に突き出す」ような攻撃です。剣による攻撃は上下左右4方向にしか行えませんが、剣が表示されている間に、回転するように方向転換すると、スライド斬りや回転斬りができます。
ある場所で「ダッシュブーツ」を入手すると、□ボタンで、剣を出した状態でダッシュします。
×ボタンで、アイテムや魔法を使用します。使用する道具は、メニュー画面を開いて設定できる他、メニュー画面を開かずにL2・R2ボタンで切り替えることもできます。
◆ゲームオーバー
もちろん、ライフがなくなるとゲームオーバーです。
フィールドでゲームオーバーになった場合は、宿屋やテントで最後に宿泊した場所から。ダンジョンでゲームオーバーになった場合は、ダンジョンの入り口からの再開になります。
◆その他
L1ボタンでフィールドorダンジョンのマップを開いて確認できます。
●剣について
剣は、鍛冶屋で鍛えることができます。
攻撃力の他に、剣の「長さ」「太さ」、さらに「貫通」といった能力付加もあります。
剣は基本、障害物に当たってしまうと、そこまでしか剣が突き出せませんが、「貫通」があれば、文字通り障害物も貫通して攻撃できるようです。
●ちょっとした遊び要素
◆撮影
STARTボタンでメニューを開いて「さつえい」を選択すると、ゲーム画面の写真がPS3本体に保存されます。(フォトフォルダ扱いになります)
◆エディター
プレイヤーを自身で自由に作成することができます。ドットとなるブロックを配置し、完成させて保存しておけば、プレイヤーとして使用できます。
続きからのセーブデータでも、既存のプレイヤーから作成したプレイヤーに差し替えることができるようです。
◆partygameの評価◆…76点(100点満点)
もうゼルダの伝説にしか見えない(笑)
まあ、発売前から言われてはいましたが…実際にプレイして詳細を見ていくと、プレイすればするほど「ゼルダを意識している」としか思えなくなってきました(笑)
マップの切り替わり方は初代のゼルダと全く同じ方法ですし、最初の神殿では「ブーメラン」を獲得しちゃいましたし、「女神の泉」がいるほら穴ではライフ全回復してくれますし、「ライフのかけら」とか…もう色々突っ込みたいです(笑)
ちなみにライフのグラフィックはハートではなくリンゴですが、その違いがなかったら、もう完全にそのまんまって感じです。
とはいえ、こちらの作品にもゼルダにはないメリットとデメリットがあります。
やっぱり、レゴが動いているような独特のグラフィックはあまり類を見ないもので、敵を倒したりした時にドットのかけらがパーンと散らばる感じが、なかなか気持ちいいです。
また、基本はドットに徹底しているという感じで、メッセージもドットです。2つ気になったのは、ライフや所持金を表すデータだけは、ドットのメッセージではなかったので、そこは是非徹底して欲しかったな~と思うのと…ちょっと文字が小さいように思います。オプションで、文字を大きくすることはできるんですが、店や鍛冶屋などの施設を利用する時のメッセージは大きくならないので、その違いがちょっと不自然ですし、そもそも見えにくいことに変わりがないので、それが気になりました。
あと、これはシステム上そういうものなので仕方がないんですが、ダッシュブーツ獲得後にダッシュすると、剣が障害物に当たったところで「ぶつかった」ことになるんですよ。(※「貫通」があれば話は別です)でも、剣ってけっこうデカいので、ダッシュしても行きたいところまで行けないって感じで…移動手段としてはあまり使えないな~と思いました。
ダッシュは普通、攻撃手段として使うことより移動手段として使うことが多いと思うんですよ。なので、なんか不便に感じてしまうわけです。そこは、剣に早く「貫通」の能力を付ければいい、ということなんでしょうけどね…。
まあ、良くも悪くもシンプルに収めている昔風…というかゼルダ風なアクションRPGです。もう少し先に進んでみたり、剣が強くなってくると、また印象が変わるかもしれませんが…万人にオススメしやすい作品ではあります。
ただし、価格相応かどうか?は、ボリュームがどれくらいあるかとか分からないので…まだ何とも言えません。ただ、話の流れのままでいくとすると、あんまり長そうではない気がしました。
シナリオクリア後、セカンドインプレッションを書きたいと思います。
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