セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

ニンテンドー3DS セカンドインプレッション

2011年03月26日 08時07分34秒 | 【旧】購入・レビュー話

さて。購入して1ヶ月が経ちました。
ゲームソフトはまだ3本しか遊んでいませんが、改めて評価をしてみます。

ちなみに、今日はこれを掲載するので「週一ゲームアナリシス」はお休みにさせてくださいな。


●= 前回紹介できなかった部分を =●

◆-- ニンテンドー3DSカメラについて --◆
これはDSi・DSi LLの時もそうでしたが、HOMEメニュー(本体のメニュー画面)でLボタンかRボタンを押すと、撮影モードに入ります。普通の3D写真と、合体カメラが利用できます。素早く利用したい場合は、こちらを活用すると良いでしょう。
なお、この撮影モードから3DSカメラを起動することもできます。

また、3DSカメラの画面内にいるインコをタッチすると、様々なプチ知識が紹介されます。一度でも見たプチ知識は、「設定」→「使い方ガイド」で自由に見ることができます。
とりあえず、インコをタッチしまくって溜めるといいです。撮るモードと見るモードで内容が違いますよ。

◆-- ニンテンドー3DSサウンドについて --◆
すごく細かいポイントですが、リストの中の「続きから聞く」を選択すると、前回終了した時に聞いていた曲の続きから聞くことができます。
※何か曲を再生すると、この項目は消えます。

また、こちらにもインコの「使い方ガイド」があります。3DSカメラと同じ仕組みです。

◆-- すれちがいMii広場について --◆
前回の時点ではまだ利用できていませんでしたので、より詳しいお話を。

|-- すれちがったMiiと挨拶(あいさつ) --|
すれちがい通信が発生した状態でこのソフトを起動すると、まず、すれちがった人たちとの挨拶から始まります。
それぞれのMiiに設定されたセリフが流れます。

もし、以前にもすれちがった人と再びすれちがった場合、「その人専用のセリフ」を設定できます。また、相手を評価することができます。
専用セリフと評価は、次にまた同じ人とすれちがった時に、相手に送られます。


|-- 「ピースあつめの旅」 --|
収録されているミニゲームです。
すれちがい通信ですれちがったMiiからピースを分けてもらい、イラストを完成させていきます。

すれちがい通信が発生した状態で「道中を見る」という項目を選択します。
すると、すれちがったMiiと1人ずつ出会います。その相手が実際に持っているピースの中から、自分が持っていないピースを1つ、自由に選択して獲得することができます。(自分が持っていなくて相手が持っているピースがない場合は、残念ながら何も獲得できません)
もちろん、もらえるのは1回限り。全員からピースを獲得したら、この回は終了です。また、すれちがい通信発生を目指しましょう。

また、「ピースゲット」を選択すると、ゲームコイン2枚を支払うことでピースをランダムで1つ獲得することができます。
ただし、すでに持っているピースが出てくる場合もあるので、利用するなら最初のうち…かな?


|-- 「すれちがい伝説」 --|
収録されているミニゲームです。すれちがい通信ですれちがったMiiたちが、モンスターと戦っていきます。
「王を助けに行く」を選択して、戦闘開始です。

行動できるのは、すれちがったMii1人につき1回のみです。すれちがったMii全員が行動を終了すると、その時点で戦いは中断となります。また戦うには、すれちがい通信を行わなければいけません。
モンスターのHPはそのままなので、繰り返していればいつかは倒せます。また、モンスターは攻撃してきません。いわばサンドバッグです(笑)

コマンドは、以下の3種類から選択します。
「剣」 … 普通の攻撃を3回おこないます。
「まほう」 … それぞれに用意された魔法を使用できます。魔法の種類は”服の色”によって異なります。
「あとで」 … 行動を後回しにして、一番最後の出番に回ります。(1人しかいない場合、このコマンドは選択できません)

同じ人とすれちがった場合、その人物はすれちがった回数に応じてレベルが上がっていき、剣による攻撃力などがアップしていきます。
また、「勇者をやとう」を選択すると、ゲームコイン2枚を支払うことで「さすらいの勇者」を1匹雇うことができます。これで戦力を補うのも手です。

|-- ミニゲームの注意点 --|
勘違いした人もいると思うので、一応説明しておきます。
例えば「すれちがい伝説」で、すれちがった相手が「明日になればもう一度行動できる」と思うかもしれませんが、そうではありません。「1回のすれちがい通信につき、一度しか行動できない」となっています。
ピースあつめの旅も同じで、1日に1つもらえるわけではありません。1回のすれちがい通信につき1つもらえるということです。勘違いしないよう、ご注意あれ。

そしてもう1つ。
すれ違い通信が発生した状態でこのソフトを起動して、挨拶を終えた後、ミニゲームを開始せずにソフトを終了もしくは電源を切ってしまうと、(すれちがった記録は残りますが)ミニゲームには登場しなくなってしまいます。
例えば「すれちがい伝説」でたくさんMiiをためてから戦いたい!と思っている人。少数のMiiとしかすれちがえなかった場合は「次に持ち越そう」と思ってソフトを終了させてしまうかもしれませんが、そうしてしまうと…そのMiiは次回以降のミニゲームには登場しません。
すれちがったMiiは、それを確認した時にしかミニゲームに参加することができません。この点はご注意くださいね。

◆-- 顔シューティングについて --◆
顔シューティングをプレイ中に、背景に人物の顔が映ると、なんと!その人物の顔を自動的に獲得できます。
獲得した顔はリストに追加されて、今後のプレイで使用できるようになります。どんどん顔をコレクションしていきましょう。

◆-- すれちがい通信について --◆
友人から得た情報ですが、同じ人とは連続ですれちがうことができません。
で、次に同じ人とすれちがい通信が発生するのは、だいたい7~8時間後とのことです。となると、1日に3回まですれちがえそうですね。同じ人と。

あと、自身で何度もすれちがい通信を試してみましたが…自転車の移動だと、すれちがいが一瞬過ぎてすれちがい通信が発生しないかも?という仮説が浮かんできました。
私は現在、自転車が主な移動手段です。で、徒歩の時と自転車の時で別々に何回か確認してみたところ、自転車での移動では今のところ一度もすれちがえていません。偶然かもしれませんが、私の検証ではそうでした。
自転車の移動ですれちがえるのは…せいぜい、信号待ちの時くらいかな?

◆-- その他、新たに気づいたこと --◆
・バッテリーが残りわずかになってくると、バッテリーランプが赤色になります。今回、バッテリーランプはゲームプレイ中にあまり見えないところに付いているので、これだけではちょっと分かりにくいです。
しかし。さらに残りわずかになると「おしらせランプ」が赤色で点滅を繰り返します。イヤでも気付きます(笑)

・バグ情報。
一回だけ「ニンテンドー3DSカメラ」で、画面停止が発生したことがありました。撮影モードの状態でスリープモード(本体を閉じる)にして、しばらくしてから本体を開きました。そこから写真を見るモードに移動しようとしたら、黒い画面になったところで動かなくなりました。SDカードの接触が悪かったか何かかな?とか思っています。



●= partygameの感想 =●

◆-- 3D立体視の有用性ついて --◆
ゲームソフトはまだ3本しか触っていないので、まだまだ理解していないことも多いと思いますが…個人的には、3D立体視によって「把握しやすくなる=ゲームが簡単になる」というのが、なんとなく分かってきました。



例えば。『nintendogs + cats』で撮影したこの一枚。
ディスクドッグ大会で、うちのシロクマ(マルチーズ)がディスクに飛びついている瞬間ですが、マルチーズが背景の観客のグラフィックに溶け込んでいて、パッと見ちょっと分かりづいかと思います。
しかし、これが3D立体視になると、一発ですぐ把握することができます。まさに「一目瞭然」です。

今回の写真と同じでこれまでの3Dグラフィックのゲームでも、たくさんのものが同時に重なって見えたりすることで分かりづらい場面って、多かったと思います。しかし、それが立体視になることですぐに把握できる。それが結果的に、ゲームが簡単になる要因の1つになると思っています。

それこそ、最近のものは飾りが多くてコースが把握しづらくなってきている印象の『マリオカート』シリーズとかも、3D立体視になるとすごく遊びやすくなるのではないでしょうか?レースゲームやアクションゲームなどで、状況把握が難しかった作品ほど、3D立体視の有用性が強く働くような気がしています。

ちなみに。
体験台で『リッジレーサー 3D』を軽くプレイしてみましたが、この作品は(飾りが少ないなど)そもそもの作りがレースゲームとしては把握しやすいほうだったので、3D立体視の有用性をあまり強く感じることはできませんでした。(把握しやすくなった気はしますが)


◆-- ニンテンドー3DSカメラ --◆
あれから何百枚と写真を撮ってみました。といっても、半数が『nintendogs + cats』ですが(笑)

外出先でも何枚か撮影してみましたが、やはり広い場所で撮ると違いがよく分かります。ガードレールや柵など、道路に沿って長く並んでいるものを被写体にすると、よりその奥行きが感じられます。
ズーム機能やその他便利な機能は一切ないので、正直利用しづらいんですが…可能であれば、3DSの写真で撮ってみたいとは思いますね。

あとは、もっとこう…「整っていない場所」を撮ってみたいとは思いました。
先ほどの「3D立体視の有用性ついて」でも話しましたが、3D立体視はごちゃごちゃしている場面でこそ力を発揮するものと思っています。それは、3D写真でいうなら…獣道などの、パッと見だと分かりづらいような場所を撮ると、3D写真としての価値観がより際立つように思うのです。
実際、私は今のところわりと整った場所しか撮影できていませんが、撮り方によっては立体がほとんど活きていないものもありました。シンプルな映像ほどその傾向が強いようです。


◆-- Miiスタジオ --◆
以前紹介したラジオの対談でヨッシーさん(ラジオの相手方)がおっしゃっていた不満点ですが、3DSではMiiスタジオで作成する最初のMiiが、強制的にプレイヤーのデフォルトMiiになるようです。
ヨッシーさんはWiiからMiiを持ってくるつもりだったそうですが、デフォルトMiiは「必ずMiiスタジオ内で作成しないといけなかった」ため、しぶしぶWiiのMiiを見ながら作成したようで。この点に大きく不満を持ったようです。


私の場合は、同じことを『トモダチコレクション』でも経験しましたし、WiiのMiiは正直似ている自信がなかったので…作り直したかったというところもありました。
なので、不満は感じませんでしたが…Wiiから、もしくは『トモダチコレクション』から持ってきたいという人からすれば、当然不満だろうとは思いました。「最初に作らせたい」という意図は分からなくもないんですが、当然ながらWiiユーザーも多く存在するわけですから、そういったユーザーに配慮するのも大切だとは思いました。


◆-- すれちがいMii広場 --◆
現在、約30回ほどすれちがいました。

「すれちがい1回につき行動が1回だけ」というのが理屈的には分かりづらいように思いましたが、すれちがい通信を促進するには良い仕組みだと思います。
特に、「すれちがい通信」同じ人とすれちがう度にその人がレベルアップしていくというのは面白いと思いました。大抵の人は、同じ人とすれちがうことが多くなると思うので、このシステムがいい感じに活きてきます。もっとも、私は適当に歩き回っているので、今のところ(2回以上すれちがったのは)2人しかいませんが(笑)


◆-- すれちがい通信&いつの間に通信 --◆
「すれちがいMii広場」を含めて、全体で約45回発生といったところです。
(Mii広場:30人 『nintendogs + cats』:12人 『スーパーストリートファーターIV 3D EDITION』:3人)

私が住んでいる京都は主要都市ではありませんが、いわゆる「若者が集まる場所」に行けばそれなりにすれちがえました。アミューズメント施設・家電量販店・京都駅などですね。しかし、どちらかというと田舎な地域では、パワーアップしたすれちがい通信であっても、なかなかすれちがいが発生しづらいようです。
まあ、まだまだこれからでしょうね。タイトルラインナップが増えてくるにつれて、各タイトルのすれちがい通信はもちろんのこと、本体が売れることで「すれちがいMii広場」のすれちがい通信もより頻繁に発生するようになるでしょう。
そういう意味では、この1~2年間で徐々にすれちがい発生の頻度が多くなってきて、間接的に3DSユーザーが増えてきているのが実感できるのではないかと思います。たぶん。

そして、「いつの間に通信」。
何度か発生していますが、まだまだあくまでお試しレベル。これが徐々にサービスが増えてくると、本当に毎日のように何かが送られてくる状態になることでしょう。少なくとも5月末の更新後には、日本テレビなどの協力のもと3D映像の配信を毎日おこなうとされています。
逆にいうと、毎日配信をおこなうのであれば、今後はそれを絶やさないようにしないといけないという脅迫観念もあるようには思います。配信が少なくなってくれば、「廃れてきている」と思われてしまう要因になってしまいますので。そこは、時と場合によっては難しいところですが…やるからには、できるだけ絶やさないで欲しいですね。

ちなみに、すごくどうでもいいことを。
私は今、すでに『スーパーストリートファーターIV 3D EDITION』を手放していますが、すれちがい通信のデータは残しています。なので、すれちがい通信も発生しますし、いつの間に通信で追加データが届いたりもします。
しかし…手放した後にこういうのが発生すると、何せ確認したり利用したりできないので、テンション下がりますね。「売るなよ」と間接的に訴えられているような気がします(苦笑)


◆-- 総評 --◆
正直言うと、もっと色々なゲームソフトを遊んでみたい気持ちでいっぱいです。ただしそれは「もっと3DSでゲームを遊びたい!」というよりは、どちらかというと「もっと3DSのことを知りたい」という意味合いのほうが強いです。
3D立体視の有用性についてはまだハッキリと見えてきていませんし「すれちがい通信」もまだまだこれからです。
「いつの間に通信」の本格的なサービスもこれから先の話ですし、ダウンロード専用タイトルのサービスも含めて、まずは5月末を待つかな?といった感じです。

あとは、やっぱりゲームソフトの継続的な提供。ここは相変わらず大事です。
これについてはもう1つ下でお話しますが、結局は欲しいゲームソフトあってのものですからね。

以前も少し話しましたが、昨今のゲーム業界は「保守的」な傾向が強いです。テレビゲーム機ではそういうタイトルが多い一方で、アイデア勝負なタイトルはどちらかというとスマートフォンなどで展開されることが多くなってきています。
そんな状況で、3DSという新しいゲーム機市場に身を投じるのは、正直なところ勇気のいる行為ではあるでしょう。DSという名のブランドがあるとはいえ、立体視や通信機能といった進化では「成果へとつなげられる流れ」が、そう簡単には想像できませんからね。難易度は高いです。
とはいえ、新しい市場には無限の可能性があります。早めに挑戦して自身の地位を確立できれば、それが3DSでの強みになり自身の強みにもなるでしょう。それは、これまでと同じことです。

現状では最新ゲーム機種である3DS。あとは、今年中に発売されるであろうNGP(PSPの後継機)。
ここらの今後の流れによって、テレビゲーム市場の今後の流れがより見えてきそうな気がします。


◆-- これからの流れについて --◆
まだまだゲームソフトの種類は少ないです。また、不運にも起きてしまった「東北地方太平洋沖地震」の影響で、ここ最近は活動を自粛しているところも多いです。
このタイミングの悪さは仕方がないとしか言いようがないわけですが、だからといってまだまだ判断ができる上京ではありません。

個人的には、3DSの最初の勝負どころは、夏だと思っています。
夏ごろになればゲームソフトがそれなりに揃ってきてくれると思いますし、5月末に開始予定のオンラインサービス「ニンテンドーeショップ」のラインナップも、ようやく起動に乗ってくるという時期でしょう。となると…まあ、おのずと夏が最初の勝負どころになるかな~という感じです。
現状、予定としては6月ごろに『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』が発売されるかも?とアナウンスされています。その他、ライトユーザー向けのタイトルもいくつか揃えることができれば、充分勝負できるかな~と思っています。

さて…どうなることやら、ですね。

最後に、私のフレンドコードを改めて公開しておきます。
私の3DSフレンドコードは、2449-4569-9639。名前は「partygame」です。
よろしければ登録してやってくださいな。


関連記事:
ニンテンドー3DS ファーストインプレッション 1日目(2011/02/26)
ニンテンドー3DS ファーストインプレッション 2日目(2011/02/27)
※1日目は本体の写真・概要・内蔵ソフトの紹介を。
  2日目は、触ってみて気づいたこと・私の感想を書いています。


3DS『スーパーストリートファイターIV 3D EDITION』 インプレッション(2011/02/28)
3DS『nintendogs + cats』 ファーストインプレッション(2011/03/02)
3DS『スーパーモンキーボール 3D』 インプレッション(2011/03/09)

その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ついでに (シルバー)
2011-03-30 01:12:16
自分の3DSフレンドコードです↓
4940-5379-8072
返信する
Unknown (partygame(管理人))
2011-03-30 19:51:04
>シルバーさん
フレンド登録いたしました。
通信プレイの機会がありましたら、どうぞよろしくお願い致します。
返信する

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