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元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

PS3『街スベリ』 体験版インプレッション

2010年10月27日 16時26分12秒 | 【旧】購入・レビュー話


街スベリ
対応ハード : PS3 PlayStation Move専用
※「PlayStation Move」は、「PlayStation Eye」がないと動作しません。
開発・発売元 : ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売日 : 2010/10/21
希望小売価格 : 3,980円(税込)
ジャンル : アクション
プレイ人数 : 1~2人
CERO : B(12才以上対象)

※「もっと あそ棒。PlayStation Move 体験ディスク」に収録されている体験版です。
※「PlayStation Move」は、以下「Move」と略します。


●イスにまたがり、華麗な(馬鹿な)アクション!
今作は、Move専用タイトルとしてMoveと同日に発売した、おバカテイストのアクションゲームです。
イスにまたがって坂を滑っていき、様々なアクションで障害を乗り越えていきます。

◆体験版の内容
チュートリアルとなるステージの他、3つのステージが楽しめます。
キャラクターは、男性のほうしか使用できません。

◆PlayStation Moveのボタン名について
聞きなれないボタン名を言うので、先に紹介しておきます。

Moveボタン … Moveの前面真ん中ある大きなボタンです。N字型のマークが目印です。
Tボタン … Moveの背面にあるボタンです。Wiiリモコンで言うBボタンの位置です。


●キャリブレーションについて
「PlayStation Move」が正常に動作するために、タイトル画面前には大抵「キャリブレーション」という調整を行います。
PlayStation Eye(カメラ)にMoveを向けてボタンを押すと完了です。

ちなみに、1つアドバイス。
もし、どれだけキャリブレーションしてもMoveの動きがおかしい場合は、PS3本体のメニュー画面から「設定」→「周辺機器設定」→「モーションコントローラ補正」で補正をすれば、大抵は直るハズです。お試しあれ。


●ゲームの概要
イスにまたがってコースを進んでいき、コースの一番奥にある車にたどり着くとステージクリアです。
途中、障害物にぶつかったり、マフィアの攻撃を受けたりするとダメージを受けて、直前からやり直しとなってキャラクターアイコンがどんどんテレビの砂嵐のようなもので塗りつぶされていきます。5回ダメージを受けると全て塗りつぶされて、ゲームオーバーとなります。
軽い障害物に当たった場合は、ダメージは受けませんがよろめいてしまいます。よろめいている間はスピードが落ち続けるなどのデメリットがあるので、Moveを振って回復しましょう。

ちなみに、クリア後はプレイ中の自分が写された一枚絵が出てきます(笑)

◆テンションゲージ
コース中にはところどころに「テンションエリア」という色枠が表示されています。大抵、ちょっと難しいところに配置されています。
これをくぐるとテンションゲージが上がり、基本的な速度が上がっていきます。クリア後の成績にも関わってきます。

◆操作説明(項目の選択)
Tボタンを押しながらMoveを動かす … 選択アイコンの操作
Moveボタン … 選択

選択肢にMoveを向けるのではなく、Tボタンを押しながらMoveを動かすことで、動かした方向に従って選択アイコンが移動します。

◆操作説明(ゲームプレイ中)
Moveを下に振る … 助走
Moveを下に向ける … ブレーキ
Moveを左右に向ける … 旋回
○ボタン or ×ボタン … サイドステップ

旋回は、少し傾けるとゆっくりで、大きく傾けると急旋回です。急旋回は急カーブも曲がれますがスピードが大きく減少します。
サイドステップは、真横に移動することができます。

Moveを上に振る … ジャンプ
Moveを正面に突きつける … ハッスルダッシュ

テンションゲージを消費して猛突進します。この間は無敵です。

Moveボタン … 回転蹴り
Tボタン … のけぞり

回転蹴りで邪魔なマフィアなどは蹴散らしてやりましょう。
また、のけぞりで狭いところをアクロバティックに通り抜けていきましょう。

△ボタンか□ボタンを押しながらMoveを振る … カンフーポーズ
ガードレールなどに向かってジャンプして、ジャンプ中にMoveボタン … グラインド

ここらへんは上級テクニックになってきます。
こういったアクロバティックなアクションを繰り返すと「チェイン」がたまり、スコアが増加します。


◆partygameの評価◆…体験版なので点数は付けません
面白くはありますが、Move専用である必要性がないです

○=良かった点
△=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点

○いいノリのおバカテイスト
まず、タイトル画面でいきなり2人がマフィアから逃れてこそこそと会話しているシーンが流れます。なんか、飛ばさず読んでしまいたくなります(笑)
また、プレイ中は常にキャラクターアイコンが実際のプレイヤーの状態と連動していて、まともな顔をしている時がほとんどありません。コース中の人物は、マフィアであろうとなかろうと蹴散らせます。普通に考えて死ぬだろうダメージ。
総じておバカで、横で見ているだけでも楽しめます。

△難易度はちょっと高めかな?
体験版のステージはとりあえず一発でクリアすることはできましたが、良い成績でクリアしようと思うとけっこう難しくなってきます。
また、できる操作が思いのほか多いので、慣れるのに少し時間がかかる人もいるかもしれませんね。

△項目の選択方法は、ちょっと新しいかも
Tボタンを押しながら上下に振るというちょっと新しい選択方法。
遠くの選択肢を選ぶには有難い操作方法ですが、逆に1つ上とか1つ下を選択しようと思うと繊細な動きが要求されます。メリットもデメリットもありますね。
選択項目の背後にもう1つ何かアイコンを表示して、アイコンの動きとMoveの縦の動きを連動してくれれば、もうちょっと利用しやすかったかもしれません。

×Move専用である必要性
Moveを動かす操作といったら、基本となる加速・旋回・ジャンプといったくらいです。別にボタン操作でいいのでは?って操作です。
これが「Move対応」で、Moveでも普通のコントローラでもプレイできるということなら別に良いのですが、「Move専用」ですからね…。このゲームからは、わざわざMove専用にする必要性やメリットはほとんど感じられませんでした。
操作感覚についてもそうなんですが、当然「Move対応」より「Move専用」のほうが、プレイしていただけるユーザーの絶対数が違います。このおバカテイスト自体はゲームとして純粋に良いと思いますが、Move専用になっていることで、実際にプレイできる人が少なくなってしまうことが、とてももったいないように思います。
Moveと同日発売ということで、Moveを売り出したいが故に「専用」としたのかもしれませんが、それにしてはMoveならではの操作とは言い難いので、どちらにしても中途半端ですね。


ということで、ゲーム内容自体は良いと思いましたが、Move専用タイトルにしては、専用にするほどの価値は感じませんでした。何というか、それで結果的にユーザーもメーカーも損をしている気がして、なんかやるせない感じです。
内容自体は良いので、Moveをお持ちであれば体験してみて欲しいところですが、体験版は「PlayStation Store」では配信されていないので…体験ディスクが貰えるかどうかを、店頭で確かめてからMoveを購入されると良いかと思います。

価格相応かどうか?はボリューム次第ですかね…。あと、内容はステージクリア制でそこまで大きな変化はないと思われるため、飽きずに楽しめるかどうかにもよってくるでしょうね。


その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
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