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『ポケモンレンジャー バトナージ』
対応ハード : DS
発売日 : 2008/03/20
希望小売価格 : 4,800円(税込)
ジャンル : アクションアドベンチャー
プレイ人数 : 1人
通信機能 : ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
CERO : A(全年齢対象)
最近、何も買ってない…わけでもないんですが、あまりたくさんの方向性のタイトルに触れていないので、会社でやってみたいゲームを借りてきちゃいました。その1本目です。
○ポケモンをかこんでキャプチャ!ちょっと新しいポケモンのアクションゲーム
今作は、ご存知『ポケットモンスター』シリーズから生まれた、ちょっと新しいアクションアドベンチャー。その、2作目になります。
ポケモンと接触すると、戦うのではなく「気持ちを通じ合わせる」ことで、ポケモンを捕まえることが出来ます。その捕まえたポケモンの力を借りて、フィールドのギミックを壊したり、キャプチャをサポートしてくれたりしながら、先に進んでいくという感じです。
○キャプチャとポケモンについて
タッチペンもしくは十字ボタンで、主人公が移動できます。野生のポケモンに触れると、キャプチャ画面に移行します。
◆キャプチャの仕方
キャプチャー画面では、接触したポケモンがウロウロしたり、攻撃をしたりしてきます。タッチペンをスライドさせると線を引くことができ、その線でポケモンを囲み続けることで、野生ポケモンの「気持ちメーター」が増えていきます。このメーターが満タンになるとキャプチャ成功となります。「気持ちメーター」は、一定時間増やさないでいると減ってしまいます。
◆スタイラー
ポケモンを囲う機械を「スタイラー」といいますが、スタイラーにはエネルギーがあります。まあ…HPだと考えたほうが簡単ですね。キャプチャ画面でポケモンの攻撃が線に触れてしまったり、フィールドのギミックやポケモンの攻撃などを受けると、エネルギーが減っていきます。0になるとゲームオーバーです。
◆キャプチャ成功
キャプチャに成功したポケモンは、仲間になります。(ストーリー上、例外の場合もあります)一度に仲間にできるポケモンの数は限られており、上限を超えるとどれかのポケモンと別れなくてはいけません。
なお、「パートナーポケモン」というものがおり、このポケモンは一度仲間になるとずっと付いてきます。ただし、一度に連れていけるパートナーポケモンは1匹までです。また、パートナーポケモンはフィールドのギミックを破壊する能力を持っていません。
◆ポケモンの力を借りる
各ポケモンには「ポケアシスト」と「フィールドわざ」というものがあります。
「ポケアシスト」とは、キャプチャ画面でサポートをしてくれる時にどういった行動をするかが記されています。ポケモンの力を借りるにはアシスト用のゲージが満タンである必要があります。(ゲージは、ポケモンを囲んでいくことで増えていきます)
「フィールドわざ」とは、フィールドで使用できる技のことを言います。大抵は、技のタイプとそのレベルが記されています。(レベルのないタイプもあります)
フィールドには、あらゆるギミックが存在していますが、それぞれには必ず、壊したり動かしたりするために必要なわざのタイプとレベルがあります。それに対応したポケモンをタッチして、そのギミックに向かってスライドすることで、ポケモンにフィールドわざを使ってもらうことが出来ます。(中には、タッチだけで効果を発揮するポケモンもいます)
なお、「ポケアシスト」もしくは「フィールドわざ」を使用すると、そのポケモンはいなくなります。
フィールドでギミックを見つけたら、それに対応したポケモンを捕まえてきて、先に進めるようにする…こういった攻略法が、このゲームの基本になります。
○メニュー画面のリスト
◆スタイラー
先ほども紹介しましたが、ポケモンをキャプチャするための機械です。ここでは、スタイラーの残りエネルギーや、一度に引けるラインの長さなどの他、パワーアップデータの一覧を見ることができます。
スタイラーは、特定の属性の攻撃によるダメージを軽減したり、ラインの長さが長くなったりなどの能力が付いていきます。大抵は「クエスト」をこなすことで増えていきます。
◆リリース
現在仲間にしているポケモンと別れることができます。
◆ブラウザ
いわゆる「ポケモン図鑑」です。今までキャプチャしたポケモンがリストに並んでいます。
◆ミッション
現在進行中のミッションの、目的地を示してくれます。
このゲームで言う「ミッション」というのは、ストーリーの進行に関わる重要な任務のことを言います。
◆マップ
まあ、そのまんまですね(笑)
行ったことのある場所しか表示されません。
◆クエスト
街などにいる人の中で、困っている人を見かけたら話してみましょう。その人物の頼みごとを叶えてあげるのが「クエスト」です。「ミッション」と違い、クリアしようがしまいが自由ですが、クエストをクリアするとスタイラーのパワーアップデータが獲得できます。
◆オプション
メッセージスピードや、ウインドウの色を変えることができます。
◆じてん
チュートリアル的なものから、ゲーム中に出てくる用語まで、あらゆることが記されています。
◆ちゅうだん
本来、セーブは街やダンジョンにあるセーブ用の機械に触れないとセーブできませんが、これを選択すると中断セーブをすることも可能です。
●完成度は高いが、若干作業感を感じるかも…
ポケモンを囲んでキャプチャするのは、普通に面白いですわ。簡単なようですが、ポケモンが強くなるとスタイラーへのダメージも大きくなってくるので、けっこう油断できません。しかも放置していたら気持ちゲージは減ってしまうので、攻撃がやむまで待っていればいいというものでもありません。そういう時にはポケアシストを使ってみるとか…。わりと単純なのに飽きが来にくく、完成度の高い仕上がりです。
気になるのは…全体を通して「ミッション」とか「クエスト」とか、あとダンジョンの攻略は大体ポケモンの力を借りるので、慣れてくると作業感を感じなくもないです。クエストとかはまさに、スタイラーの機能を上げるための作業みたいなものですし。
あと、本編のポケモンとかは「冒険」というイメージが強いですが、今作は、学校生活から始まって、卒業、そしてレンジャーという職業になって働くという、いわば「仕事」というニュアンスが強いので、それも作業感を感じるかもしれない原因なのかな?と思ったりします。
しかし、全体の完成度が高いので、そんなにだれることなく楽しめています。まあ、「ポケモンの魔力」もあるかもしれませんが…現在8時間ほどプレイしてきて、けっこう楽しめているので、作品としては充分な良作だとは思います。
単純で分かりやすいという意味では、むしろ本編のポケモンより万人向けですし。