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3DS『カービィのピンボール』 インプレッション

2012年09月04日 11時24分11秒 | 【旧】購入・レビュー話


カービィのピンボール
対応ゲーム機 ―→ ニンテンドー3DS(ダウンロード専用・バーチャルコンソール)
配信開始日 ―→ 2012/08/29
配信価格 ―→ 400円(税込)
ジャンル ―→ アクション
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ A(全年齢対象)

原作の対応ゲーム機 ―→ ゲームボーイ
原作の発売日 ―→ 1993/11/27
原作の価格 ―→ 2,800円




■====== 簡単なご紹介 ======■

『星のカービィ』シリーズの3作目となる、アクションゲームです。
文字通り、カービィがボールとなったピンボール。フリッパーでカービィを弾いて、お馴染みの敵キャラやボスキャラが散りばめられたステージを、攻略していきます。


一通りの流れを、ざっくりと説明。

3つのステージが用意されています。どれに挑戦するかを選択すると、そのステージの真ん中のエリアに移動します。
1つのステージは、上・真ん中・下、3つのエリアに分かれています。

まず、下のエリア。下に落ちないよう、真ん中のエリアを目指しましょう。
下のエリアのさらに下に落ちると、ミスとなります。ただし、ジャンプ台があって、動きに合わせてボタンを押せば復帰。タイミングが良ければ、真ん中のエリアや、上のエリアまでひとっ飛びすることも。ジャンプ台のタイミングは、利用するたびにシビアになっていきます。
また、とある条件でワープスターが出現。乗ると、ステージ選択画面に戻ります。

次に、真ん中のエリア。下に落ちないよう、上のエリアを目指しましょう。
ここのエリアでも、ある条件でワープスターが出現。乗ると、ボーナスゲームに挑戦できます。

そして、上のエリア。
ここで出現させたワープスターに乗ると、ボスエリアへと移動。倒した後、出現したカギを獲得すると、ステージクリアとなります。
ボスエリアで下に落ちた場合は、ワープスターに乗って上のエリアに戻ってしまいます。ボスの体力も戻ってしまいます。

最終的には、3つのステージをクリアした後に登場する、おなじみ”デデデ大王”を倒すのが最終目的となります。


あと、せっかくなのでボーナススコアについても、軽く説明しておきます。

ミスをすると、ボーナススコアというのが手に入ります。初期では「1000×1」点なんですが、ステージの様々な仕掛けやボーナスゲームで、”+B”や”+M”というのが手に入ります。
+Bは、1000のほうに1000点追加されます。+Mは、1のほうに1点追加されます。ハイスコアを目指すなら、できるだけ多く獲得していきましょう。



■====== partygameの評価 ======■

=良い  =まあまあ  ×=悪い

◆=== 参考データ ===◆
 プレイ時間 ―→ 約3時間
 プレイ内容 ―→ なんとかデデデ大王を撃破(バックアップ機能は使っちゃったけど(笑))
 原作のプレイ経験 ―→ あり

○ ―→ おなじみの敵キャラたちが、ステージを賑やかに彩ってくれます。
動きはそれなりに細かいですし、ボールが当たった時の反応もいい感じ。カービィが好きであれば、見ているだけでも楽しくなってきちゃいます。
あと、得点が50万点、100万点、150万点…と達成するたびに、カービィが出てきて祝ってくれます。

○ ―→ エリアごとにある仕掛けが、明確で分かりやすいです。
個人的なイメージなんですが、ピンボールってけっこう仕掛けがごちゃごちゃしていて、どれがどういう仕掛けなのか分かりにくいことが多かったりします。
今作も、エリアごとに様々な仕掛けが登場しますが、1つのエリアにあれこれ詰め込んでいるわけではないので、分かりやすいです。分かりやすいぶん楽しみやすいですし、対応方法もすぐに分かってくるでしょう。

△ ―→ もうちょっとカービィらしいアクションがあっても、良かったかな。
例えば、コピー能力とかね。原作ではこの作品の前に、ファミコンで『夢の泉の物語』が発売されており、そこでコピー能力は初実装されているので、今作にも反映させようと思えばできたでしょう。
原作を遊んでいた当時は黙々とプレイしていたので何とも思いませんでしたが、カービィ側にこれといった特別な武器がないのは、いま思えばちょっと寂しいかもしれませんね。

△ ―→ 難易度は、高めです。
難易度を高くしている要因は、以下のようなものですね。

・1つ上でも言いましたが、カービィに特別な能力が何もありません。
・従来のピンボールでもよくある、防御策の少ない端っこの溝が厄介なのです。
・エリア自体そんなに広くないので、ボールの動きに対してそれなりの反射神経が求められます。
・ボスエリアでは、一度落ちると退却&ボス体力回復。ボスは、フリッパー(弾くやつ)が動かなくなる攻撃をしてくるので、これまた厄介なのです。
・残機を増やす手段が、かなり少ないです。手段は、以下の通り。
 └→とある条件で、ごくまれに1UPが出現。少なくとも、私は小さい頃に1回見たかどうかという程度。
 └→ステージ選択画面で、クリアしたステージにはワープスターの代わりに文字の切り替わるボールが出現。「E」「X」「T」「R」「A」と獲得すれば、1UP。

まあ、私がヘタクソなだけかもしれませんけどね(笑)
やたらと苦労する時がほとんどですが、ふと簡単にボスが倒せてしまうこともあったりします。多少の運も必要かもしれませんね。

× ―→ エンディング的なものはありません。
デデデ大王を倒すと、ちょっとしたイベントはありましたが、エンディング的な締めも無いですし、スタッフロールも無し。その後、全ステージが復活して、再びステージ選択画面へ。得点は引き継がれますが、いわゆる無限ループになっているようです。

正直…後味悪いですね。特に私は、小さい頃にクリアできなかったものを、この歳になってようやくクリアできて、その後を拝めたというのに…これだけかい!(怒)ってなっちゃいましたよ。



■====== まとめ ======■(バーチャルコンソールには得点を付けません)

カービィのほのぼのした雰囲気を楽しみながらも、なかなか歯ごたえのあるピンボールを楽しめます。
まあ、ピンボール系のゲームで簡単だった試しがないんですけどね(笑)
ひたすらステージクリアを目指すも良いですし、クリアよりスコア稼ぎに着手するのも1つの楽しみ方です。好きなスタイルでお楽しみ下さい。カービィの世界観がお好きな人なら、楽しめると思いますよ。

ただ、上記でも言いましたがエンディングは存在しないので、最終的にはスコアアタック的な楽しみかたになっていくと思われます。8ケタまで表示されるうえ、カンスト(最大値を超える)すると0に戻っちゃうらしいので、99999990点を出すのは至難の技。
3DSのバーチャルコンソールでは「バックアップ機能」があるので、多少は目指しやすくなっていると思いますので、この極限に挑戦してみてもいいかもしれませんね。私はイヤですが(笑)


しっかしまあ…小さい頃、何十時間とプレイしてクリアできなかった今作を、3時間くらいでクリアしてしまうとは。
上手くなったとかではなく、間違いなく「バックアップ機能」のおかげなんですけどね(笑)
今後、機会があれば、バックアップ機能なしでのステージクリアを目指したいものです。

万人向け ← ○○●○○○○○○○ → 熟練者向け
手軽に ← ○○○○●○○○○○ → じっくり
思考タイプ ← ○○○○○○○○○● → 感覚タイプ
 爽快感重視 ← ○○○○○○○○●○ → 達成感重視 


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