GUILD01 (ギルドゼロワン) | |
レベルファイブ |
『GUILD01(ギルドゼロワン)』
対応ゲーム機 ―→ ニンテンドー3DS
発売日日 ―→ 2011/05/31
希望小売価格 ―→ 3,990円(税込)
ジャンル ―→ ゲームオムニバス
プレイ人数 ―→ 1人
すれちがい通信 ―→ 『エアロポーター』で、旅客機の相乗
CERO(対象年齢) ―→ B(12才以上対象)
■====== 簡単なご紹介 ======■
レベルファイブから発売の、著名クリエーターたちによる4つのゲームが楽しめる作品です。
2回目のインプレッションとなります。
『解放少女』以外はクリアできていないんですが…まあ、なんか満足しちゃっているので、そろそろいいかな~と思っています(笑)
今回は、特定の条件を満たすと遊べるようになる『タイムトラベラーズ』の体験版について紹介します。
◆== 『タイムトラベラーズ』体験版について ==◆
7月12日に発売予定のアドベンチャーゲームです。
今作では、2人の主人公の約1時間の出来事を楽しむことができました。
進め方についてざっくり説明しますが、『428 ~封鎖された渋谷で~』のプレイ経験がある人には「そのまま」だと思ってもらうと分かりやすいです。
プレイヤーは、話を順に読み進めていきます。
読み進めている途中で、選択肢が表示されることがあります。選択によって物語が変わったりするので、よく考えて選択しましょう。制限時間もあり、時間切れになった場合は「何も選択しなかった」とみなされます。
また、特殊な操作が求められることもあります。ボタンのアイコンなどが表示されたら、指示された通りに操作しましょう。
今作には、複数の主人公がいます。
それぞれの物語は同じ時系列で進行しており、タイムチャートではそれぞれの物語の進行度とかを確認できます。選択すれば、以前の物語を読み直すこともできます。
そして、物語を進めているうちに「タイムストップ」と表示され、物語が終わってしまう、もしくは先に進めなくなってしまうタイミングがあります。アドベンチャーゲームでありがちな「バットエンド」という言葉はないようです。
この場合、読み直して違う選択肢を選んだり、もしくは他の主人公の物語を読み進めたりすることで、物語が変化してタイムストップが出なくなったりします。基本はこれを繰り返していくことになります。
◆== シークレットパスワードについて ==◆
『レイトン教授』シリーズにもあった仕組みですが、今作に、次回作である『GUILD02(ギルドゼロツー)』で入手するパスワードを入力すると、何かが手に入るそうです。
もちろん、何が手に入るかは今のところ、知る由もなく。気になる人は、次回作が出るまで待ってみましょう。私は待ちませんが(笑)
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
価格 ―→ 3,254円(新品)
プレイ時間 ―→ 約6時間半
プレイ内容
└→『解放少女』 = シナリオクリアし、ちょっとシークレットミッションを探してみたり
└→『レンタル武器屋 de オマッセ』 = 一応、スタッフロールを見るところまで
└→『エアロポーター』 = レベル3にまで上がりました
└→『クリムゾンシュラウド』 = チャプター2。とてもクリアできる気がしない(笑)
◆=== 『解放少女』について(その2) ===◆
○ ―→ 実績解除みたいな要素があり、とことんまでやり込めます。
なかには、かなり厳しい条件のものも。特に解除する必要もありませんが、解除することで物語の詳細や設定などが読めるようです。
何だかんだで、この作品が一番ゲームらしいものに仕上がっていたようには思います。言い方を変えれば「無難」とも言えますが。
◆=== 『レンタル武器屋 de オマッセ』について(その2) ===◆
△ ―→ さすがにちょっと飽きてきました。
武器の作成は徐々に難しくはなってきましたが、それでもそんなにたいしたことはなく。やはり基本、同じことの繰り返しになりますね。プレイ時間的には間違いなく一番かかりますし、クリアまで飽きずに楽しむには、完全に作業ゲームと化していそうです。
△ ―→ 「ドナイナッター」を読むヒマがなくなってきました。
プレイ自体は単調なので、刺激を楽しめるとしたらやはり、旅人の近状が分かる「ドナイナッター」なんですが…新しい武器が作れるようになったら、基本的にそれを作ることに集中しがちなので、ドナイナッターを落ち着いて見れる時がどんどん少なくなってしまいます。
しかも、ドナイナッターの履歴はずっと残るわけではなく、しばらくしたら無くなります。見逃せば見れなくなっちゃいますので。新しい武器を増やすバランスを、もう少し考えて欲しかったように思います。
× ―→ 強化のしがいが、あまりありません。
武器を貸して無事持ち帰ってくれると、どんどん武器が強くなるというシステムがあるんですが…正直、意味がありません。
というのも、新しい武器が作れるようになると、そちらのほうが断然性能が高いので。新しい武器を作っていくうちに、古い武器はどんどん用なしになります。で、武器リストがかさばってくるので、仕方なく捨てるハメになってしまいます。
なんか、武器にあまり愛着がわかず、なんか機械的に新しい武器を作っている気分になってしまいました。
もうちょっとこう、武器のバランスにあまり差がないようにしたり、せめて、古い武器を何かに活用できたりとかして、作った武器がムダにならない要素が欲しかったです。
× ―→ もうちょっといい終わり方、なかったんですかね?
最終的に、魔王を討伐することになるのですが…これが弱い弱い(笑)
しかも、バットエンディング的な終わり方なのです。詳しくは言えませんが。
で、「全てのメインキャラクターで魔王を討伐すると、何かが起こるかも?」とか言われたので、グッドエンディングを期待してプレイしたんですが、出てきたのはエンドレスモード。さらに強くなって蘇った魔王に、何度でも挑むという無限ループに突入しちゃいました。
…正直、もういいやって思っちゃいましたね(苦笑)
◆=== 『エアロポーター』について(その2) ===◆
△ ―→ 難易度変更ができません。
レベルが上がると、ロールの数が増えて難しくなります。ロールの数を好きな数にすることはできません。
なので、これくらいで丁度いいかも…と思っても、次はさらに難しくなってしまいますので、結果的についていけなくなる人が出そうな気がしました。
ここは、良い悪いとかではなく、考え方次第で受け止め方が違います。
どんどん難しくなることに挑戦することが面白いと感じるか、自分のペースで楽しめるほうがいいと感じるか?
個人的には、このタイプのアクションパズルは後者のほうが良いと感じるんですよね。
例えば『テトリス』は、プレイしているうちにレベルが上がっていきます。最後までクリアできる人もいれば、途中でゲームオーバーになる人もいます。しかし、逆にいうならどんなレベルの人にも楽しんでいただけるのが、テトリスのあのシステムの良いところなのです。
個人的には今作も、そんな形であって欲しかったかな~と思っちゃいました。
◆=== 『クリムゾンシュラウド』について(その2) ===◆
△ ―→ やっぱり難易度が高いです。
私は結局、最初のプレイではチャプター1も突破することができず、最初からやり直しました。
まあ…その後で、戦闘後のアイテム獲得で勘違いをしていたことに気づきましたけど(笑)
戦闘後にアイテムがもらえるのですが、これは「エクスチェンジポイント」を支払って交換する、という形で獲得するようになっています。
成績などに応じてエクスチェンジポイントが決まり、各アイテムに書いてある必要なポイント数を支払うことで、アイテムを獲得できます。
これを知らずにプレイしていたので、装備品が手に入らず。そりゃ、クリアできませんよね(笑)
ただ、それでも難しいと感じましたし、そもそもそれまで、チュートリアルとして1つ1つ丁寧に説明してくれていたのに、戦闘後については何も説明がなかったので、まさかエクスチェンジポイントという仕組みがあるとは思わなかったわけです。「説明書見ないおまえが悪いんだろうが」と言われたらそれまでですが(苦笑)
◆=== 『タイムトラベラーズ』体験版について ===◆
○ ―→ けっこう物語に引き込まれました。
システムが『428』と本当に同じですし、わりと『428』に負けない完成度を期待してもいいんじゃないかと思えました。続きも気になっており、購入意欲は正直、相当上がっています。…まだ確定ではありませんが(笑)
△ ―→ 表現方法の違いを許容できるか?もポイントかな。
特に『428』プレイ経験者は、実写の静止画がもつ魅力も1つの強みだと思っている人は多いハズです。
今作は実写でもなく静止画でもありません。3Dグラフィックで構成された世界を、主人公たちが動き回ります。
私は、これはこれで全然いいと思いましたが、動きがちょっとぎこちなく見える時があったり、動画なので想像できる範囲が狭くなったり。『428』を理想とする人には、そういうところが気になると思います。
許容できるかどうかは、人それぞれです。私は最初の一瞬だけ気になりましたが、すぐに許容できました。
■====== 得点とまとめ ======■ … 60点(100点満点)
ファーストインプレッションより、-10点です。
なお、『タイムトラベラーズ』体験版の評価は、得点に含めていません。
まあ、何だかんだでお得に楽しめたとは思っていますし、それぞれの個性がハッキリ見えるところが面白いとは思えました。ただ、プレイしていくことでアラも見えてきましたし、お気に入りでプレイしていた『レンタル武器屋 de オマッセ』の結末がガッカリだったので…マイナスしちゃいました。
やはり、ファーストインプレッションでも説明した通り、4つのうち1つか2つ気に入ればいいかな~という気構えで購入して欲しいです。
ちなみに、私の好きな作品の順番も変わりまして。
前回:『レンタル武器屋』→『解放少女』→『エアロポーター』→『クリムゾンシュラウド』
今回:『解放少女』→『レンタル武器屋』→『クリムゾンシュラウド』→『エアロポーター』
になりました。
今後『GUILD02』も発売され、おそらくシリーズ化していくと思いますが、何となく決まりきった作品しか買わない人とかは、たまにこういうのを購入して違うスタイルの作品を色々と楽しんでみると、新しい楽しみを見つけられるかもしれませんね。
私もおそらく次回作も買うでしょう。また新たな作品達に、期待しています。
『解放少女』
万人向け ← | ○○○●○○○○○○ | → 熟練者向け |
手軽に ← | ○○●○○○○○○○ | → じっくり |
思考タイプ ← | ○○○○○○○○○● | → 感覚タイプ |
爽快感重視 ← | ○○●○○○○○○○ | → 達成感重視 |
『レンタル武器屋 de オマッセ』
万人向け ← | ○●○○○○○○○○ | → 熟練者向け |
手軽に ← | ●○○○○○○○○○ | → じっくり |
思考タイプ ← | ○○○○○○○●○○ | → 感覚タイプ |
爽快感重視 ← | ○○○○○○○○●○ | → 達成感重視 |
『エアロポーター』
万人向け ← | ○○○○○●○○○○ | → 熟練者向け |
手軽に ← | ○○○●○○○○○○ | → じっくり |
思考タイプ ← | ○○●○○○○○○○ | → 感覚タイプ |
爽快感重視 ← | ○○○○○○○○○● | → 達成感重視 |
『クリムゾンシュラウド』
万人向け ← | ○○○○○○○●○○ | → 熟練者向け |
手軽に ← | ○○○○○●○○○○ | → じっくり |
思考タイプ ← | ●○○○○○○○○○ | → 感覚タイプ |
爽快感重視 ← | ○○○○○○○○○● | → 達成感重視 |
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