Wii『タクト オブ マジック』 ファーストインプレッション

『タクト オブ マジック』
対応ハード ： Wii
発売元 ： 任天堂
開発 ： タイトー
発売日 ： 2009/05/28
希望小売価格 ： 5,800円（税込）
ジャンル ： 魔法アクションストラテジー
プレイ人数 ： 1人（Wi-Fiプレイ時は2人）
通信機能 ： ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
CERO ： A（全年齢対象）

※約1時間ほどプレイしてのインプレッションです。

●あらゆる組み合わせの魔法と仲間を駆使して、戦局を勝ち抜くべし
今作は、ちょっと日本人には馴染みの少ないリアルタイムストラテジーです。魔法文字をWiiリモコンで書き、組み合わせたりなどして強力な魔法を発動して戦局を変えていく辺りが特徴です。
開発がタイトーということもあり、過去にDSで発売された『ロストマジック』の続編？的な感じだと思います。明言はされていませんが。


●システム説明
◆ルール
主人公や仲間を動かしつつ、主人公はルーン（魔法文字）を駆使して魔法を使い、あらゆる戦局を乗り切っていきます。
各ステージで定められている条件を満たすとステージクリアとなります。（敵を全滅させる、人を助けるなど）
敗北条件もあり、満たしてしまうとゲームオーバーになります。（主人公の死亡など）

◆魔法の使い方
ヌンチャクを上に上げると魔法陣が開きます。
その状態で、Aボタンを押しながらWiiリモコンを動かしてポインタを動かすと、ルーンを書くことが出来ます。
書いたルーンが特定のルーンのものだと認識されるとマークが出るので、ヌンチャクを下げ、魔法陣を閉じまる。
あとは、その魔法を使用したいポイントにポインタを持っていき、Aボタンで魔法を使用します。

ルーンは、綺麗に書いたほうが効果が上がるみたいです。
また、魔法を使用するときや使用しているときにWiiリモコンを左右にひねったり前後に動かしたりすることで、例えば攻撃範囲が広がったり、何かを配置するタイプの魔法だったらその向きを変えるといった追加効果があります。

◆移動方法
移動させたい味方にポインタを合わせて、A＋Bボタンでつかみます。
移動させたいポイントまでポインタを持っていって、ボタンを離すと移動し始めます。
主人公や仲間が画面外にいる場合はアイコンが表示されるので、それをA＋Bボタンでつかめば、画面外の味方も移動の命令をすることができます。

また、＋ボタンを押すと仲間が主人公のところに集合します。もちろん、歩いてですが。

◆仲間について
仲間をA＋Bボタンでつかんで、敵がいるところで離すと、その敵と戦うよう命令することになります。その他、気になるポイントに仲間を移動させれば、スイッチを押す、障害物を壊すなどといった行動をおこなってくれます。
仲間は、3グループまでしか出撃させられません。


◆partygameの評価◆…81点（100点満点）
非常に丁寧なつくりで、好感がもてます
いろいろな操作やら魔法やらがあるので、パッと見は難しそう…。そう思われてしまうところが、このジャンルの弱点の1つなわけですが、それを心得てか、丁寧なチュートリアルが施されています。

1つの戦闘で色々教えるのではなく、まずはルーンの書き方。次に風のルーンの使い方。次に移動の仕方。…といった風に、項目ごとに分けて教えてくれるので、非常に理解しやすいです。
まあ、これからまだルーンが増えたり、ルーンの組み合わせによる魔法などが出てくると思うので、最終的にどうかは好き嫌いの話になってきそうです。絶対的に覚えることは多いので、それについていけるかどうか？は、結局個人次第ですね。

操作についても難しそうと思われてしまうものですが…個人的にはよく練られていると思います。画面外の味方も移動できたり、基本的なところはそう難しくは感じませんでした。

あえて言うなら…章の始まりにゆっくりとスクロールするメッセージは、早送り機能がほしかったです。スキップはできるんですが、スキップしちゃうと話が分からなくなりそうなので…。

1時間程度のプレイでは初歩の段階でしょうから何とも言えませんが、好感が持てるつくりにはなっていると思います。ストラテジーというジャンルに不安を感じる人は、この作品はそこまで抵抗を感じなくても楽しめると思います。最終的に合うか合わないかは別として。
個人的には『ロストマジック』は、難易度が高くて断念しちゃったクチなので、今回は最後まで続けたいですね。


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