セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

PS4『ドラゴンズドグマ オンライン』 インプレッション

2015年10月06日 07時34分41秒 | 【旧】購入・レビュー話
とりあえず、まだ一度もドラゴンの敵と出会っていません(苦笑)




ドラゴンズドグマ オンライン
対応ゲーム機 ―→ PS4/PS3(ダウンロード専用)
発売日 ―→ 2015年8月31日
価格 ―→ 無料(一部アイテム課金あり)
ジャンル ―→ オンラインRPG
プレイ人数 ―→ 1~8人(オンラインで最大4人プレイ/イベントによっては最大8人プレイも)
CERO ―→ C(15才以上対象)
 └→ CERO規制の対象となった表現 ―→ 暴力



■====== 簡単なご紹介 ======■

PS3/Xbox360で発売された『ドラゴンズドグマ』の続編となる、基本プレイ無料・オンライン専用のアクションRPGです。
プレイヤーは、白竜の力によって不老となった”覚者(かくしゃ)”の1人となって、朽ち果てつつある白竜を助けるための冒険に赴きます。
自由度の高いキャラクター作成、特徴ある職業、色々なものを作れるクラフトなど、オンラインRPGとしての要素が詰まっています。大型の敵に乗ったり、倒れた敵を”押さえつけて”他のプレイヤーに倒してもらうといったアクション要素も。
人同士でパーティーを組んで冒険できるのはもちろんのこと、物語を進めることで、自分だけの相棒「ポーン」を作成したり、他のポーンを”雇用”することで、1人でもパーティーを組んで冒険することができます。

サービス開始から、約1ヶ月が経ちました。
まったりと進めてきてみましたので、とりあえず現時点で感じたことを書きたいと思います。




■====== partygameの感想 ======■

=良い  =まあまあ or ちょっと気になる  ×=悪い


◆=== 参考データ ===◆
 購入した機種 ―→ PS4版
 購入価格 ―→ 0円(今のところ課金していません)
 プレイ時間 ―→ 約41時間
 プレイ内容
  └→ プレイヤーはファイターLv28/シールドセージLv11
  └→ ポーンは2人作成して、それぞれブリーストLv25/ハンターLv19
 過去のシリーズ作品 ―→ プレイしたことがありません。


○ ―→ 各職業の特徴に、メリハリがあります。
ファイターは、分かりやすいくらい直線的な戦い方。ガンガン攻めたい人のための、使いやすいタイプです。

一方、他の職業は少し特殊です。シールドセージは「防御することで溜まるゲージ」というものがあり、そのゲージを消費することで魔法攻撃や、味方への属性付加が行えます。
ハンターは、遠距離からの弓矢攻撃メインですが、爆発する曲射攻撃や補充のタイミングなど、単に遠くからパシパシやっているだけではない魅力があります。しかも曲射が、思いのほか強いのです。
ブリーストは…試したことがないので感触は分かりませんが、攻撃魔法や補助魔法など多彩な方法で活躍。いつもポーンに、体力や状態異常を回復してもらい、すごく助かっています。攻撃面でもけっこう強いですが、もちろん脆(もろ)いので、敵との距離には注意です。



○ ―→ 基本的な部分は、分かりやすくまとめられています。
ま、良くも悪くもオンラインゲームっぽい感じですね。クエストを受注しては、それを達成して経験値などを稼ぐ。この繰り返しです。
どれがメインストーリーのクエストなのか?とか、どこに行けばいいのか?は全体マップでしっかり示してくれるので、迷うことはそうありません。


○ ―→ 1人でもプレイできるのは、個人的に嬉しいです。
だいたい私、『ドラゴンクエストX』でも99%が1人プレイなんでね。”人見知り”の私には、そうそう簡単に納得できるつながりは作れません。

で、今作でも「ポーン」という相棒を生み出すことで、一緒に冒険できます。最初は1人。必要な素材を持って来れば、もう1人作れます。
また、他のプレイヤーが作成したポーンを借りることもできるので、レベルの低い職業のレベルを上げるために、レベルの高いポーンを雇って手伝ってもらうこともできます。

もちろん、AIで動いているので、人間のようにキレイな戦い方をしてくれないことは多いです。
ザコ戦はまだ問題ありませんが、大型モンスター戦では少々難儀。怒り状態(スタミナゲージが出現/ダメージが通りにくくなる)になっているのに普通に攻撃していたり、こちらは逃げようとしているのに勝手に立ち向かっていって死んじゃったりなんてこと、ありますね。
とはいえ、一緒にしっかりレベル上げさえすれば多少は補えます。何より、多人数でのプレイを推奨するゲームで1人プレイにこだわるからには、多少のハンデを背負うつもりで挑んだほうが、気が楽になると思いますよ。


○ ―→ ワープ要素があるのは、ありがたいです。
「リムポイント」というものを消費することで、各拠点にあるクリスタルのオブジェみたいなところまで、瞬間移動できます。
基本はクリスタルからクリスタルへ瞬間移動できますが、何もないところからクリスタルへ瞬間移動することもできます。(メイン拠点の白竜神殿のほか、3つまで登録可能)

「リムポイント」はクエストなどをこなしていると溜まっていくのですが、今のところ使用する例は、この瞬間移動と、ポーン雇用の時くらいです。
ヘタに乱用しなければ、スッカラカンになることはあまり無いです。なので、わりとありがたいですね。


○ ―→ 表現力や読み込み速度は、おおむね満足。
前作のようなオープンワールドではないので、拠点に入れば読み込みが発生してしまいますが、ま、そこまで長ったらしくはないので。許容範囲内です。

で、表現力についてですが、確かにPS4として見れば「すごい」というレベルではないかもしれませんが、充分なレベルではあると思います。特定の場所から遠景は、わりと「お~」って思えました。
ま、PS3でも一緒に展開しているシリーズですし、基本プレイ無料タイトルなので。無料のものに、そこまで高い表現力を求めるのも、酷というものです。


△ ―→ やっぱり、いかにもな課金バランス。
ま、基本プレイ無料ですからね。遊ぶこと自体には問題ないとはいえ、レベルが上がってきたり色々なところに行けるようになってくると、徐々に課題が生まれてきます。

なかでも一番面倒なのは、倉庫の制限。
無料の倉庫だと、装備品も含めて、確か150種類までだったかな?ちなみに手持ちは、消費アイテムが15種類まで。素材が20種類まで。装備が10種類までです。
で、もういっぱいっぱいなんですよね。手に入りやすいものや低レベル装備を売り払ったりして”やりくり”していますが、それでもすぐいっぱいに。さらに、色々な職業を試したい人にとっては、それだけで装備がいっぱい増えることになるので、ますます大変です。
ちなみに、月1,500円の「冒険パスポート」を購入すれば、倉庫が+250種類まで拡張。しかも、白竜神殿以外の拠点でも倉庫が使えます。

それ以外の課金要素はまだガマンできるレベルですが、倉庫に関してだけは、ちょっと辛いですね。おそらくほとんどの人が、これを原因にやめちゃうんでしょうね。
しかも「冒険パスポート」は、倉庫の拡張だけではなく、他にも色々なサービスがあるんですよね。だから月1,500円という価格になるのです。
誰しも思うのが「倉庫の拡張だけできるものも用意してよ」ってことだと思いますが、どうなることやら…。

ただ、それ以外は許せるかな?ってレベルなので、倉庫の整理整頓さえできれば、わりと長く遊べそうです。
ま、だいたいのオンラインゲームって、手持ちや倉庫に制限があるもの。そうやってプレイ時間を引き延ばしているものですからね。この作品も、例外ではないということで。


△ ―→ レベルごとに変わる、経験値のバランスについて。
これは『ドラゴンクエストX』でも全く同じ仕様になっているのですが、レベルが極端に違うパーティーを汲んだ場合、レベルの高いキャラクターより、レベルの低いキャラクターのほうが、入手できる経験値も減ってしまうようです。

おそらくこれは、レベルの高いプレイヤーやポーンと一緒に冒険して、簡単にレベル上げできてしまうことを防ぐための仕様だと思います。
それは分かっていますが、ねぇ…。それくらい別に、全員一緒でもいいじゃん!って思っちゃいます。そんな細かい調整までして、レベルを上がりにくくすることに努力して、それがユーザーに良い印象を与えるわけないんですからね。
ま、今作に限らず、最近のオンラインゲームはこの仕様が当たり前になっているのかもしれませんが、やっぱりなんか、こういう細かい調整が見えてしまうと、息苦しく感じちゃいますね。



■====== まとめ ======■
●●●●●●●○○○ … 7点(10点満点)


何だかんだで、真っ当なアクションゲームとして充分に楽しめるものになっています。
基本プレイ無料タイトルなので、おそらく前作よりは”オンラインゲームらしいバランス”になっているんでしょうけど、基本的なプレイスタイルは分かりやすく、アクションゲームとして「普通に面白い」と感じさせてくれるだけの魅力はあります。

なにせ、これがタダで遊べるって言うんですから、ま~凄い時代になったな~と改めて思わされるわけです。とはいえ、先ほどお話しした倉庫の制限など、徐々に息苦しく感じてくる部分は出てくるので、そこで「いや!もっと先に進めてみたいから、課金してでも進めるぞ!」ってなるか「じゃあもういいや」ってなるか。ここがポイントでしょうね。
たぶん私は、他にも色々なゲームをプレイしていますから、何かしらのタイミングで一旦離れることにはなると思います。どうせまだ、メインクエストは完結しないでしょうし(苦笑)。で、しばらくして久々にプレイして、またそれなりに進めていく。そんな流れになりそうですね。『ドラゴンクエストX』もそんな感じなので。


時代に合わせた変化ということで、このようにPS4でも、基本プレイ無料タイトルが少しずつ増えつつあります。カプコンの、PS4での基本プレイ無料というと『deep down』も待ち構えていますからね。
無料でも十分楽しめる内容なのはありがたいですが、実際のところ、それにあやかって無料で楽しめる範囲でだけプレイするユーザーが大半を占めることになると思うので。そういう中で、どうやって儲けを出すか?というのが、難しいものですね。
とはいえ、儲けを出さないと、いくら多くの人が楽しんでくれていても、早々にサービス終了するなんて羽目になりますからね。

私としても、すでにそこそこプレイさせてもらっているので、貢献はしたいと思うのですが…月1,500円は、ちょっと考えてしまうレベル。しかも、ここで払ってしまうと、それこそ付き合い続けるコースになるので。それはちょっとな~…って考えてしまいます。
とりあえず現状は、まだプレイさせてもらうつもりです。アップデートでどんどん磨きがかかってくるとは思いますので、今後の展開にも期待しましょう。

さらにプレイし続けて、何か新たに感じることがあれば、セカンドインプレッションを書きます。

万人向け ← ○○○○●○○○○○ → 熟練者向け
手軽に ← ○○○○○○○●○○ → じっくり
思考タイプ ← ○○○○○○○○●○ → 感覚タイプ
 爽快感重視 ← ○○○○○○○○○● → 達成感重視 


その他のタイトルの感想は、こちらからどうぞ

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