シナリオクリアしました。
何となく、IIがやりたくなったかも。ドギ的な意味で。
『イース -フェルガナの誓い-』
対応ゲーム機 ―→ プレイステーション・ポータブル
発売日 ―→ 2010/04/22
希望小売価格 ―→ 2,940円(税込・廉価版・ダウンロード版も同価格)
※PS Vitaの「UMDサポート」を1,000円で利用できます。
ジャンル ―→ アクションRPG
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ B(12才以上対象)
└→ CEROに影響した内容 ―→ 暴力・犯罪
■====== 簡単なご紹介 ======■
日本ファルコムの代表作『イース』シリーズの1つ『イースIII -ワンダラーズフロムイース-』をWindows版でリメイクし、それをPSPに移植した作品です。
原作と違ってナナメ見下ろし視点の3DアクションRPGとなっており、爽快感を重視したテンポの良いアクションが特徴。PSP版ではイベントでのフルボイスや原作の音楽を使用できるなど、細かな追加要素があります。
スタイルは、本当に正統なアクションRPGという感じです。難易度を5段階から選んでスタートします。
原則、途中で難易度の変更はできません。
ジャンプ・攻撃・「リングアーツ」と呼ばれる魔法の3アクションで、ストーリーに沿って様々なダンジョンに挑戦していきます。ジャンプ降下中に攻撃すると「兜割り」になったり、ちょっと特殊なアクションもあります。
もちろんHPが0になればゲームオーバーですが、そのエリアに入ってきたところやボス戦の最初から再開できます。HPは、そこにたどり着いた時と同じHPになりますので、死んで回復といった姑息な手段は通用しません。また、任意で回復する手段はありません。(敵の落とす回復アイテムのみ)
装備品もあり、できるだけ入手して装備していきましょう。町では、ラバール鉱とお金を渡せば強化してくれますよ。
装備品は剣・盾・鎧・その他の部位のほか、魔法を使用するために必要な「リングアーツ」が3種類あり、さらに、対応した宝石を手に入れることでリングアーツがパワーアップしていきます。
そして、シナリオクリア後には、6段階目の難易度「インフェルノ」が追加され、さらにボスラッシュや特殊なボス戦が楽しめる「タイムアタック」モードが追加されます。
なお、クリアデータをロードすることで、一部データを引き継いでスタートから再開できます。これを利用しないと、インフェルノの攻略は至難の業だとか…!?
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 1,680円(新品)
プレイ内容 ―→ 難易度ノーマルでシナリオクリア&ボスラッシュ(ベリーイージー)をプレイ
シナリオクリアにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●○○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
過去のシリーズ作品 ―→ PS2『イースI・II エターナルストーリー』で、 I の途中までプレイしたことがあります。
○ ―→ 爽快でテンポの良いアクションが楽しめます。
ここがセールスポイントでもありますからね。ボタン連打でサクサクコンボ攻撃を叩き込めます。
とはいえ、単に斬っていれば倒せるわけでもなく、徐々に攻撃方法や魔法による攻撃を利用していく、ちょっとした戦略性があったのも良かったです。ただ斬るだけで全部クリアできたらつまらないですし、かといって戦略性が高くなりすぎると爽快感が薄れるので。うまくバランスを取っていると思います。
○ ―→ ストーリーはベタながら、いい雰囲気を作れていると思います。
まあ、正統なファンタジーRPGであれば、これくらいベタで分かりやすくて「いつの間にか巻き込まれている感」があるくらいのほうが良いような気がします。過去のシリーズ作品との絡みはないので、この作品から始めても全く問題ありません。
物語を彩る世界やキャラクター、そしてイベントでのフルボイスによる演出も、いかにも正統派っぽい印象。もっとも、イベントとそうでない場面との境目がよく分からないので、個人的には”ほぼ”フルボイスって印象でしたが(苦笑)
○ ―→ ほどよい歯応えのある難易度バランスです。
ノーマルでプレイしましたが、レベル上げせずに進めていくとけっこう難しいかも?というバランスです。
特にボス戦は、最初見ると「えっ!?」と思うような多彩な攻撃をしてきて、時にはクリアできるかどうか心配になることもありましたが、繰り返し挑戦することでパターンと攻略法がしっかり見えてきて、倒せるようになります。
道中は爽快感重視で、ボス戦は達成感重視。こう楽しませたいんだな、という開発者の意図がハッキリ見えた気がします。私は、メリハリが効いていて良いと思いました。
それに、どうしても攻略できない場合は「難易度を下げてリトライ」とかもありますし、少しレベル上げするだけでだいぶラクになったりするので、どうとでもなる難易度でもあります。
あ、インフェルノとかになると話は別なんでしょうけど(笑)
△ ―→ ボリューム的には、まあこんなものでしょう。
アクションRPGとしては、平均的なボリュームよりも若干少ないかな?という程度です。
まあ、これをフルプライス(5,040円)で買っていたらどう感じていたか分かりませんが、少なくとも1,000円台で購入した私は全く問題ありません。クリア後のやり込み要素もありますしね。
△ ―→ 奥行きが分かりづらいです。
ま~これは、3DSに慣れてきているから余計に感じるのかもしれませんが、ナナメ見下ろしのカメラ視点がちょっと低くて、奥行きが分かりづらかったりします。
特に、細い道や乗り継ぎといったちょっと高度なアクションが要求されることもあり、その時に奥行きが分からないせいで上手くいかないと、ちょっとイラッとしちゃうことはありました。
ここらへんは、難しいところではありますね。カメラ視点を上げ過ぎて他の物体が視界の目の前に入ってくるようでは、意味がないですし。できることなら、カメラ視点が回せる仕様にして欲しかったかもしれません。作るのは大変だと思いますけど。
× ―→ ラバール鉱での装備強化は、あまり意味がないような気がします。
強い武器になるほど、強化に必要なラバール鉱&お金が極端に多くなるわけですが、強化によって上がる能力が全く変わらないんですよね。武器は+2。防具は+1です。しかも2回までしか強化できないし、最大まで強化しても特にボーナスは無いですし。
序盤はまだしも、終盤で+1なんて微々たるものですからね。これだったら、素直にレベル上げをしていたほうがマシです。
何となく昔のパソコンゲームっぽいバランスだとは思うわけですが、せっかくリメイクしたんですから、ここもどうにかならなかったんですかね…。
■====== 得点とまとめ ======■
●●●●●●●●●○ … 9点(10点満点)
爽快感だけでなく、色々な面でとてもバランスの取れた作品でした。
まさにこれこそ正統派!というにふさわしい分かりやすさですし、かといってそこまで単調にもなっていないので、そこらへんはまさに培ってきたノウハウが活かされているんだろうな~と思わせてくれます。
奥行きや装備強化の不満点は挙げましたが、個人的にはそれを補って有り余る魅力はあったと思っています。武器強化は、イヤなら利用しなければいいわけですし。
しいて言うなら、道中はサクサク爽快に進んでいくのに対しボス戦ではけっこう苦戦を強いられたりするので、爽快感”だけ”を求めて購入すると、ちょっと痛い目を見るかもしれません。そこはご注意ください。
まあ、そういう場合はベリーイージーでプレイすればいいと思います。
しかしまぁ~、今まで本格的にプレイしたことはありませんでしたが、ここまで清々しい正統派は久々な気がします。最近は、正統派だなんて言っても何らかのクセがあることが多いので。好きですよ、こういうのは。
しばらく新作を買う予定が無いですし、冒頭で言ったようにちょっと過去の物語が気になったので、次は『イースI&II クロニクルズ』でも楽しんでみたいと思っています。
その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
何となく、IIがやりたくなったかも。ドギ的な意味で。
『イース -フェルガナの誓い-』
対応ゲーム機 ―→ プレイステーション・ポータブル
発売日 ―→ 2010/04/22
希望小売価格 ―→ 2,940円(税込・廉価版・ダウンロード版も同価格)
※PS Vitaの「UMDサポート」を1,000円で利用できます。
ジャンル ―→ アクションRPG
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ B(12才以上対象)
└→ CEROに影響した内容 ―→ 暴力・犯罪
■====== 簡単なご紹介 ======■
日本ファルコムの代表作『イース』シリーズの1つ『イースIII -ワンダラーズフロムイース-』をWindows版でリメイクし、それをPSPに移植した作品です。
原作と違ってナナメ見下ろし視点の3DアクションRPGとなっており、爽快感を重視したテンポの良いアクションが特徴。PSP版ではイベントでのフルボイスや原作の音楽を使用できるなど、細かな追加要素があります。
スタイルは、本当に正統なアクションRPGという感じです。難易度を5段階から選んでスタートします。
原則、途中で難易度の変更はできません。
ジャンプ・攻撃・「リングアーツ」と呼ばれる魔法の3アクションで、ストーリーに沿って様々なダンジョンに挑戦していきます。ジャンプ降下中に攻撃すると「兜割り」になったり、ちょっと特殊なアクションもあります。
もちろんHPが0になればゲームオーバーですが、そのエリアに入ってきたところやボス戦の最初から再開できます。HPは、そこにたどり着いた時と同じHPになりますので、死んで回復といった姑息な手段は通用しません。また、任意で回復する手段はありません。(敵の落とす回復アイテムのみ)
装備品もあり、できるだけ入手して装備していきましょう。町では、ラバール鉱とお金を渡せば強化してくれますよ。
装備品は剣・盾・鎧・その他の部位のほか、魔法を使用するために必要な「リングアーツ」が3種類あり、さらに、対応した宝石を手に入れることでリングアーツがパワーアップしていきます。
そして、シナリオクリア後には、6段階目の難易度「インフェルノ」が追加され、さらにボスラッシュや特殊なボス戦が楽しめる「タイムアタック」モードが追加されます。
なお、クリアデータをロードすることで、一部データを引き継いでスタートから再開できます。これを利用しないと、インフェルノの攻略は至難の業だとか…!?
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 1,680円(新品)
プレイ内容 ―→ 難易度ノーマルでシナリオクリア&ボスラッシュ(ベリーイージー)をプレイ
シナリオクリアにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●○○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
過去のシリーズ作品 ―→ PS2『イースI・II エターナルストーリー』で、 I の途中までプレイしたことがあります。
○ ―→ 爽快でテンポの良いアクションが楽しめます。
ここがセールスポイントでもありますからね。ボタン連打でサクサクコンボ攻撃を叩き込めます。
とはいえ、単に斬っていれば倒せるわけでもなく、徐々に攻撃方法や魔法による攻撃を利用していく、ちょっとした戦略性があったのも良かったです。ただ斬るだけで全部クリアできたらつまらないですし、かといって戦略性が高くなりすぎると爽快感が薄れるので。うまくバランスを取っていると思います。
○ ―→ ストーリーはベタながら、いい雰囲気を作れていると思います。
まあ、正統なファンタジーRPGであれば、これくらいベタで分かりやすくて「いつの間にか巻き込まれている感」があるくらいのほうが良いような気がします。過去のシリーズ作品との絡みはないので、この作品から始めても全く問題ありません。
物語を彩る世界やキャラクター、そしてイベントでのフルボイスによる演出も、いかにも正統派っぽい印象。もっとも、イベントとそうでない場面との境目がよく分からないので、個人的には”ほぼ”フルボイスって印象でしたが(苦笑)
○ ―→ ほどよい歯応えのある難易度バランスです。
ノーマルでプレイしましたが、レベル上げせずに進めていくとけっこう難しいかも?というバランスです。
特にボス戦は、最初見ると「えっ!?」と思うような多彩な攻撃をしてきて、時にはクリアできるかどうか心配になることもありましたが、繰り返し挑戦することでパターンと攻略法がしっかり見えてきて、倒せるようになります。
道中は爽快感重視で、ボス戦は達成感重視。こう楽しませたいんだな、という開発者の意図がハッキリ見えた気がします。私は、メリハリが効いていて良いと思いました。
それに、どうしても攻略できない場合は「難易度を下げてリトライ」とかもありますし、少しレベル上げするだけでだいぶラクになったりするので、どうとでもなる難易度でもあります。
あ、インフェルノとかになると話は別なんでしょうけど(笑)
△ ―→ ボリューム的には、まあこんなものでしょう。
アクションRPGとしては、平均的なボリュームよりも若干少ないかな?という程度です。
まあ、これをフルプライス(5,040円)で買っていたらどう感じていたか分かりませんが、少なくとも1,000円台で購入した私は全く問題ありません。クリア後のやり込み要素もありますしね。
△ ―→ 奥行きが分かりづらいです。
ま~これは、3DSに慣れてきているから余計に感じるのかもしれませんが、ナナメ見下ろしのカメラ視点がちょっと低くて、奥行きが分かりづらかったりします。
特に、細い道や乗り継ぎといったちょっと高度なアクションが要求されることもあり、その時に奥行きが分からないせいで上手くいかないと、ちょっとイラッとしちゃうことはありました。
ここらへんは、難しいところではありますね。カメラ視点を上げ過ぎて他の物体が視界の目の前に入ってくるようでは、意味がないですし。できることなら、カメラ視点が回せる仕様にして欲しかったかもしれません。作るのは大変だと思いますけど。
× ―→ ラバール鉱での装備強化は、あまり意味がないような気がします。
強い武器になるほど、強化に必要なラバール鉱&お金が極端に多くなるわけですが、強化によって上がる能力が全く変わらないんですよね。武器は+2。防具は+1です。しかも2回までしか強化できないし、最大まで強化しても特にボーナスは無いですし。
序盤はまだしも、終盤で+1なんて微々たるものですからね。これだったら、素直にレベル上げをしていたほうがマシです。
何となく昔のパソコンゲームっぽいバランスだとは思うわけですが、せっかくリメイクしたんですから、ここもどうにかならなかったんですかね…。
■====== 得点とまとめ ======■
●●●●●●●●●○ … 9点(10点満点)
爽快感だけでなく、色々な面でとてもバランスの取れた作品でした。
まさにこれこそ正統派!というにふさわしい分かりやすさですし、かといってそこまで単調にもなっていないので、そこらへんはまさに培ってきたノウハウが活かされているんだろうな~と思わせてくれます。
奥行きや装備強化の不満点は挙げましたが、個人的にはそれを補って有り余る魅力はあったと思っています。武器強化は、イヤなら利用しなければいいわけですし。
しいて言うなら、道中はサクサク爽快に進んでいくのに対しボス戦ではけっこう苦戦を強いられたりするので、爽快感”だけ”を求めて購入すると、ちょっと痛い目を見るかもしれません。そこはご注意ください。
まあ、そういう場合はベリーイージーでプレイすればいいと思います。
しかしまぁ~、今まで本格的にプレイしたことはありませんでしたが、ここまで清々しい正統派は久々な気がします。最近は、正統派だなんて言っても何らかのクセがあることが多いので。好きですよ、こういうのは。
しばらく新作を買う予定が無いですし、冒頭で言ったようにちょっと過去の物語が気になったので、次は『イースI&II クロニクルズ』でも楽しんでみたいと思っています。
万人向け ← | ○○●○○○○○○○ | → 熟練者向け |
手軽に ← | ○○○●○○○○○○ | → じっくり |
思考タイプ ← | ○○○○○○○●○○ | → 感覚タイプ |
爽快感重視 ← | ○○○●○○○○○○ | → 達成感重視 |
その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
僕もアクションゲームとしてはフェルガナくらいがちょうど良い難易度だったようにプレイした当時感じました。正直雑魚戦でテンポが悪いのはアクションだと致命的だと思うので…。それでもおっしゃられるように、ただただ斬ればいいのかというとそうでもなく…というバランスは絶妙でしたね。洞窟のネズミ?か何かの小さなサイズのモンスターが大量に出てきた時1度殺されて(笑)、避けて通るか火球遠くからぶつけて殲滅という地味なのを選択していたのですが、風のリングを入手してから弱点らしく、アドルがぐるぐる回って一掃するのが印象に残っていますw
そしてだからこそ、ボス戦は楽じゃないのもまた良かったように思います。初見で倒せたのはいないこともなかったですが…終盤は何度も殺されましたよw それでもすぐリトライできてロードなどのストレスもなく何度も挑め、倒せるのは非常に達成感を得られました!アクションゲームとしては、これはむしろ王道に近いのかもしれませんが…昨今そういったゲームは少なく、逆に新鮮に感じられました
僕もフルプライスではなくベスト版を買ったんだったと思いますが、フルプライスでも後悔しないくらいに楽しんだゲームでした。ボリュームもおっしゃるように、僕は長いの大好きですがやはりアクションだと長すぎるのは色々と疲れてしまうものですし、これくらいでちょうどいいと思いますね。
…なんかやりたくなってきたので久々にプレイしてみようと思いますw アクションゲームのロックマンやドンキーコング、カービィもそうですが、たま~に再びやりたくなるんですよね~。だから何度もプレイしちゃいますw
私も、アクションゲームでダラダラ何十時間も続くよりかは、短時間で濃密なアクションを楽しめるほうが嬉しいです。もちろん内容にもよりますが。
ボス戦で苦労と言いましたけど、中盤以降はザコ戦で苦労することもしばしば。おっしゃっている大量のネズミ?は、私も苦労しました(苦笑)
何か久々に…というよりは、ここ最近は『ラチェット&クランク1・2・3』など、わりと正統なスタイルのアクションRPGを色々と楽しんでいる感じです。経済的事情を含めて購入を考えた時に、たまたまそういうラインナップになったとも言えますが(笑)
新しいもの好きな私ですが、たまにはこういう安心できる内容の作品も、遊びたいものですよね。