ケータくんの夏は、まだまだ終わらない。
『妖怪ウォッチ』
対応ゲーム機 ―→ 3DS
発売日 ―→ 2013/07/11
希望小売価格 ―→ 4,571円(税別)
ジャンル ―→ RPG
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ A(全年齢対象)
■====== 簡単なご紹介 ======■
愉快な”妖怪”を仲間にしながら冒険する、現代風の町を舞台にしたRPGです。
ごく普通の小学生が、とある場所で「ウィスパー」という妖怪に出会うところから、物語は始まります。色々なところに隠れている妖怪と戦ったり仲間にしたりして、日常で起こる様々な怪事件?を解決していきます。
メインストーリーが一段落して、スタッフロールが流れるところまでプレイしましたので、2回目のインプレッションを書かせていただきます。
なんか、この後に新たなストーリーが展開されているんですが、とりあえず”隠しストーリー”扱いでいいでしょう。たぶん。
あまり多くはありませんが、前回で紹介できなかった主な要素を、紹介しておきます。
|== 自転車を有効活用 ==|
物語の中盤あたりで、主人公が自転車を手に入れます。
十字ボタンでいつでも乗り降りできて、ダッシュしている時と同じくらいのスピードで移動できますよ。
ただし、階段とかに差し掛かった時は、自動的に降りちゃいます。
|== うんかい鏡(きょう) ==|
こちらも物語の中盤あたりですが、「うんかい鏡」という妖怪が仲間になります。すると、街の各所にも「うんかい鏡」が登場するように。
どうやら眠っているようなので、調べて起こしてあげることで、他の「うんかい鏡」の場所へと瞬間移動できるようになりますよ。
|== 鬼時間 ==|
フィールドを歩いていると、ごくまれに、突然発生する「鬼時間」。
フィールドはモノクロになり、住人がいなくなり、でっかい鬼と監視役の妖怪がウロウロするようになります。
プレイヤーは、この空間から抜け出すための出口を探して、この異様な空間からの脱出を目指します。
監視役の妖怪に見つかってしまうと、でっかい鬼が高速で追ってきます。
しかし一方で、鬼時間にしか現れない”特別な宝箱”もあります。
できるだけ探して開けたいですけど、鬼につかまってしまうと戦闘でボコボコにされて、鬼時間で手に入れたアイテムは全て没収されます。深追いは禁物ですよ。
|== ふしぎなレンズ ==|
これは、本編とは全く別で用意されている、カメラ機能を使ったモードです。
タイトル画面で「ふしぎなレンズ」を用意し、カメラに「人の顔」を映して撮影すると、愉快な妖怪たちの映った「なんちゃって心霊写真」が撮れます。
通常の写真のようにSDカードへ保存ができますし、ふしぎなレンズを利用し続けていると、郵便局でごほうびがもらえますよ。
■====== partygameの感想 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 0円(プレゼントキャンペーンでダウンロード版を頂きました)
プレイ内容 ―→ シナリオクリア(男の子でプレイ・そこそこ寄り道しました)
シナリオクリアまでにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●●○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
備考 ―→ Ver1.1のアップデートを適応しています。
◆=== 新たに思ったこと・気づいたこと ===◆
○ ―→ 戦闘は、なんだかんだで慣れてきました。
下画面に集中するあまり、上画面での戦闘状況を見れないことが多いという点で、不満をもっていた私ですが、プレイを重ねるにつれて「ま~、これはこれでいいのかな?」って思うようになりました。要するに、私個人的には、慣れたら問題ないと感じられるレベルだったようです。
何より、終盤のボスになってくると、バンバン状態異常をふっかけてくるので、”おはらい”して技を使ってアイテムを使って…と、大忙し。いわゆる「忙し楽しい」って気分になることができました。
○ ―→ 「鬼時間」は、なかなか良いアクセント。
いつ起こるか分からない「鬼時間」。
たま~に起こると、怖いイベントのハズなのに少し嬉しくなっちゃったりします(笑)
そして、なんとなく宝箱を取ることに挑戦したくなるのです。とはいえ、見つからずに出口へたどり着くこと自体がかなり難しいので、大抵はすぐ見つかる→走って出口まで一直線って流れになりがちです。
ちなみに私は、これまでに3回発生して、1回捕まりました。
隠しシステムとして「鬼時間」を任意で楽しめる手段があったら良かったのに、と思う人もいるでしょうけど、これって、いつ起こるか分からないから価値があると思うんですよね。
それと、どうやら「鬼時間」で出てくる鬼は、頑張れば倒すことができて、貴重なアイテムを落とすらしいのですが…本当にそれこそ「やりたい人だけどうぞ」ってレベルだと思います。
△ ―→ けっこう、仲間になりにくいですね。妖怪が。
相手の妖怪に食べ物を与えることで、仲間になる確率が上がるようですが…ホントに上がっているのかな?と思うくらい、仲間になってくれません。
「仲間になりやすくなる効果が抜群」と「相手の妖怪と相性が良い」の2つを兼ね備えた食べ物を与えて、ようやく”そこそこの確率”になっているって感じがします。
ランダム要素がある部分なので、なかなかこう、断言できないところですけど…もうちょっと全体的に、確率を上げてくれても嬉しかったかもしれません。
あと、「妖怪ガチャ」はまだそこそこ妖怪が出てきてくれますけど、高ランクの妖怪となると、やっぱりなかなか出ないですね。
1日3回まで、という点も1つのポイント。毎日プレイするきっかけになるであろう反面、とにかく新しい妖怪が欲しいって人には、もどかしいことでしょうね。
ちなみに。
私はシナリオクリアまで”たまに食べ物を与えていた”という程度でしたが、それで約30匹といったところです。(ストーリー上で必ず仲間になる妖怪を除く)
△ ―→ メインストーリーについて。
小細工なしの、ものすごく真っ当なストーリー。
ストーリーが「ぜひ楽しんでください!」って前面に出るのではなく、あくまで世界観を引き立てる程度のものでしかないという感じ。物足りなく感じる人もいると思いますが、なんか、こういうゲームってこれくらい分かりやすいシナリオで良い気がします。
ただ1つ。しいて言うなら、妖怪との絡みがメインになる以上、同級生など他の人物との絡みが、どうしても少なめになっちゃうんですよね。
他の子は基本、それらの妖怪を見ることができないし、そもそも話題にも挙がらないわけですから。
例えば、他の同級生も何らかの理由で妖怪が見えるようになって、最後は一緒に戦う!みたいなシチュエーションが出てきたら良かったのかもしれませんが、それって”最終手段”ですよね。きっと。
■====== まとめ ======■
●●●●●●●●○○ … 8点(10点満点)
ファーストインプレッションより、-1点にしました。
基本的には最後までテンションを落とすことなく楽しめたのですが、仲間になりにくいっていうのが少し不満だったので、マイナスしちゃいました。
高ランクや高レベルの妖怪が仲間になりにくいならまだしも、終始仲間になりにくいって印象だったんですよね。もしかしたら、無意識のうちに『ポケットモンスター』と比較しちゃっているところがあるのかもしれません。そこまでポケモンを遊んでいない私ですけど(苦笑)
とはいえ、”現代風の街”としての徹底した雰囲気づくりと、たくさんの妖怪たち。アニメっぽさを感じる演出や探求要素など、楽しさ溢れる作品になっていました。”子供向け作品のツボ”を抑えているという感じでもあり、一方で、大人をワクワクさせてくれる魅力もあります。
これは『パズドラZ』にも言えることなんでしょうけど、ヘンに挑戦的な要素を加えるよりも、ツボをしっかり抑えることを土台にして新しい舞台を作っていくという流れのほうが、理想的な作品になりやすいのかな?なんて思ったわけです。例え、一部のユーザーに「ポケモンのパクリ」って言われようとも、売れたら勝ちです。多くの人に面白いと思ってもらえれば勝ちなのです。
アニメ展開をきっかけに、大ブレイクしている「妖怪ウォッチ」。
ゲームの枠を飛び出した活躍は、それこそ『レイトン教授』や『イナズマイレブン』でも見られなかった規模になっていると感じています。そして、来月には『妖怪ウォッチ2』も発売されて、きっと初代『妖怪ウォッチ』よりも売上が伸びることでしょう。
妖怪たちの今後の活躍にも、注目していきたいです。
関連記事:
3DS『妖怪ウォッチ』 ファーストインプレッション(2014/05/28)
その他のタイトルのインプレッション記事は、こちらからどうぞ
『妖怪ウォッチ』
対応ゲーム機 ―→ 3DS
発売日 ―→ 2013/07/11
希望小売価格 ―→ 4,571円(税別)
ジャンル ―→ RPG
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ A(全年齢対象)
■====== 簡単なご紹介 ======■
愉快な”妖怪”を仲間にしながら冒険する、現代風の町を舞台にしたRPGです。
ごく普通の小学生が、とある場所で「ウィスパー」という妖怪に出会うところから、物語は始まります。色々なところに隠れている妖怪と戦ったり仲間にしたりして、日常で起こる様々な怪事件?を解決していきます。
メインストーリーが一段落して、スタッフロールが流れるところまでプレイしましたので、2回目のインプレッションを書かせていただきます。
なんか、この後に新たなストーリーが展開されているんですが、とりあえず”隠しストーリー”扱いでいいでしょう。たぶん。
あまり多くはありませんが、前回で紹介できなかった主な要素を、紹介しておきます。
|== 自転車を有効活用 ==|
物語の中盤あたりで、主人公が自転車を手に入れます。
十字ボタンでいつでも乗り降りできて、ダッシュしている時と同じくらいのスピードで移動できますよ。
ただし、階段とかに差し掛かった時は、自動的に降りちゃいます。
|== うんかい鏡(きょう) ==|
こちらも物語の中盤あたりですが、「うんかい鏡」という妖怪が仲間になります。すると、街の各所にも「うんかい鏡」が登場するように。
どうやら眠っているようなので、調べて起こしてあげることで、他の「うんかい鏡」の場所へと瞬間移動できるようになりますよ。
|== 鬼時間 ==|
フィールドを歩いていると、ごくまれに、突然発生する「鬼時間」。
フィールドはモノクロになり、住人がいなくなり、でっかい鬼と監視役の妖怪がウロウロするようになります。
プレイヤーは、この空間から抜け出すための出口を探して、この異様な空間からの脱出を目指します。
監視役の妖怪に見つかってしまうと、でっかい鬼が高速で追ってきます。
しかし一方で、鬼時間にしか現れない”特別な宝箱”もあります。
できるだけ探して開けたいですけど、鬼につかまってしまうと戦闘でボコボコにされて、鬼時間で手に入れたアイテムは全て没収されます。深追いは禁物ですよ。
|== ふしぎなレンズ ==|
これは、本編とは全く別で用意されている、カメラ機能を使ったモードです。
タイトル画面で「ふしぎなレンズ」を用意し、カメラに「人の顔」を映して撮影すると、愉快な妖怪たちの映った「なんちゃって心霊写真」が撮れます。
通常の写真のようにSDカードへ保存ができますし、ふしぎなレンズを利用し続けていると、郵便局でごほうびがもらえますよ。
■====== partygameの感想 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 0円(プレゼントキャンペーンでダウンロード版を頂きました)
プレイ内容 ―→ シナリオクリア(男の子でプレイ・そこそこ寄り道しました)
シナリオクリアまでにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●●○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
備考 ―→ Ver1.1のアップデートを適応しています。
◆=== 新たに思ったこと・気づいたこと ===◆
○ ―→ 戦闘は、なんだかんだで慣れてきました。
下画面に集中するあまり、上画面での戦闘状況を見れないことが多いという点で、不満をもっていた私ですが、プレイを重ねるにつれて「ま~、これはこれでいいのかな?」って思うようになりました。要するに、私個人的には、慣れたら問題ないと感じられるレベルだったようです。
何より、終盤のボスになってくると、バンバン状態異常をふっかけてくるので、”おはらい”して技を使ってアイテムを使って…と、大忙し。いわゆる「忙し楽しい」って気分になることができました。
○ ―→ 「鬼時間」は、なかなか良いアクセント。
いつ起こるか分からない「鬼時間」。
たま~に起こると、怖いイベントのハズなのに少し嬉しくなっちゃったりします(笑)
そして、なんとなく宝箱を取ることに挑戦したくなるのです。とはいえ、見つからずに出口へたどり着くこと自体がかなり難しいので、大抵はすぐ見つかる→走って出口まで一直線って流れになりがちです。
ちなみに私は、これまでに3回発生して、1回捕まりました。
隠しシステムとして「鬼時間」を任意で楽しめる手段があったら良かったのに、と思う人もいるでしょうけど、これって、いつ起こるか分からないから価値があると思うんですよね。
それと、どうやら「鬼時間」で出てくる鬼は、頑張れば倒すことができて、貴重なアイテムを落とすらしいのですが…本当にそれこそ「やりたい人だけどうぞ」ってレベルだと思います。
△ ―→ けっこう、仲間になりにくいですね。妖怪が。
相手の妖怪に食べ物を与えることで、仲間になる確率が上がるようですが…ホントに上がっているのかな?と思うくらい、仲間になってくれません。
「仲間になりやすくなる効果が抜群」と「相手の妖怪と相性が良い」の2つを兼ね備えた食べ物を与えて、ようやく”そこそこの確率”になっているって感じがします。
ランダム要素がある部分なので、なかなかこう、断言できないところですけど…もうちょっと全体的に、確率を上げてくれても嬉しかったかもしれません。
あと、「妖怪ガチャ」はまだそこそこ妖怪が出てきてくれますけど、高ランクの妖怪となると、やっぱりなかなか出ないですね。
1日3回まで、という点も1つのポイント。毎日プレイするきっかけになるであろう反面、とにかく新しい妖怪が欲しいって人には、もどかしいことでしょうね。
ちなみに。
私はシナリオクリアまで”たまに食べ物を与えていた”という程度でしたが、それで約30匹といったところです。(ストーリー上で必ず仲間になる妖怪を除く)
△ ―→ メインストーリーについて。
小細工なしの、ものすごく真っ当なストーリー。
ストーリーが「ぜひ楽しんでください!」って前面に出るのではなく、あくまで世界観を引き立てる程度のものでしかないという感じ。物足りなく感じる人もいると思いますが、なんか、こういうゲームってこれくらい分かりやすいシナリオで良い気がします。
ただ1つ。しいて言うなら、妖怪との絡みがメインになる以上、同級生など他の人物との絡みが、どうしても少なめになっちゃうんですよね。
他の子は基本、それらの妖怪を見ることができないし、そもそも話題にも挙がらないわけですから。
例えば、他の同級生も何らかの理由で妖怪が見えるようになって、最後は一緒に戦う!みたいなシチュエーションが出てきたら良かったのかもしれませんが、それって”最終手段”ですよね。きっと。
■====== まとめ ======■
●●●●●●●●○○ … 8点(10点満点)
ファーストインプレッションより、-1点にしました。
基本的には最後までテンションを落とすことなく楽しめたのですが、仲間になりにくいっていうのが少し不満だったので、マイナスしちゃいました。
高ランクや高レベルの妖怪が仲間になりにくいならまだしも、終始仲間になりにくいって印象だったんですよね。もしかしたら、無意識のうちに『ポケットモンスター』と比較しちゃっているところがあるのかもしれません。そこまでポケモンを遊んでいない私ですけど(苦笑)
とはいえ、”現代風の街”としての徹底した雰囲気づくりと、たくさんの妖怪たち。アニメっぽさを感じる演出や探求要素など、楽しさ溢れる作品になっていました。”子供向け作品のツボ”を抑えているという感じでもあり、一方で、大人をワクワクさせてくれる魅力もあります。
これは『パズドラZ』にも言えることなんでしょうけど、ヘンに挑戦的な要素を加えるよりも、ツボをしっかり抑えることを土台にして新しい舞台を作っていくという流れのほうが、理想的な作品になりやすいのかな?なんて思ったわけです。例え、一部のユーザーに「ポケモンのパクリ」って言われようとも、売れたら勝ちです。多くの人に面白いと思ってもらえれば勝ちなのです。
アニメ展開をきっかけに、大ブレイクしている「妖怪ウォッチ」。
ゲームの枠を飛び出した活躍は、それこそ『レイトン教授』や『イナズマイレブン』でも見られなかった規模になっていると感じています。そして、来月には『妖怪ウォッチ2』も発売されて、きっと初代『妖怪ウォッチ』よりも売上が伸びることでしょう。
妖怪たちの今後の活躍にも、注目していきたいです。
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関連記事:
3DS『妖怪ウォッチ』 ファーストインプレッション(2014/05/28)
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