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元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

PSP『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』 インプレッション

2012年07月17日 13時50分04秒 | 【旧】購入・レビュー話
『ルーンファクトリー4』が出る前にクリアできて良かった…(笑)
ということで、インプレッションです。





第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
対応ゲーム機 ―→ プレイステーション・ポータブル
発売日 ―→ 2012/04/05
希望小売価格 ―→ 7,330円(税込・ダウンロード版も同価格で配信)
ジャンル ―→ シミュレーションRPG
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ B(12才以上対象)




■====== 簡単なご紹介 ======■

ロボットアニメ作品が夢の共演を見せる『スーパーロボット大戦』シリーズの最新作で、2011年に発売されたPSP『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』の続きとなる作品です。
システム面で大きな変化はなく、新規参戦作品や前作で未完だった物語を楽しんでくださいね、という位置づけになります。


その中でも特徴ある「歌システム」について、軽く説明しておきます。

参戦作品の1つである「マクロス7」シリーズのバサラは、攻撃をしない代わりに歌を歌います。使用するには、歌エネルギーが必要になります。
様々な歌は、味方を支援することができますし、特定の敵にも効果を与えます。(「マクロスF」シリーズの敵であるバシュラに歌うとバシュラが気力低下、など)
歌によって気力120以下になった敵は、撤退します。普通に撃墜した時と同じ報酬がもらえるので、是非狙っていきましょう。

あと、細かいところでは、以下のようなルールがあります。

・ダメージを2倍にする精神コマンド「熱血」を使えば、歌によるダメージも2倍に。
・敵が、攻撃を1回だけ必ず回避する精神コマンド「ひらめき」を使っている場合、歌も回避されます。
・敵が、攻撃を1回だけ10ダメージにする精神コマンド「不屈」を使っていても、歌の場合は作用しないようです。
・他のユニットの援護攻撃はできません。



■====== partygameの評価 ======■

=良い  =まあまあ or ちょっと気になる  ×=悪い

◆=== 参考データ ===◆

 購入価格 ―→ 4,000円ちょっとだったかな?(中古・正確に覚えてない)
 プレイ内容 ―→ シナリオクリア
 シナリオクリアにかかるプレイ時間の目安 ―→ ●●●●●
  ●○○○○ = 10時間未満
  ●●○○○ = 10~20時間
  ●●●○○ = 20~30時間
  ●●●●○ = 30~50時間
  ●●●●● = 50時間以上
 シナリオのルート ―→ 分岐シナリオでは、全て地上側を選択
 過去作品のプレイ経験 ―→ 『スーパーロボット大戦Z』シリーズは、初代・前作ともにプレイ済み
 備考 ―→ 参戦している作品の原作とかは全く知らないので、再現度云々については評価しません。あしからず。


◆=== グラフィック・サウンドについて ===◆

○ ―→ 思ったより新規アニメーションが多かったです。
なかには、前作のままのアニメーションに”トドメ演出”が入っただけのものもあるので、見つかりにくいと思いますが…それを探すのも楽しみだと思えれば、いいですかね。
長いと言われていたオリジナル主人公のアニメーションも、何気にテンポアップしています。わざわざご苦労様です(笑)

○ ―→ サウンドも、いいんじゃないでしょうか?
版権作品の曲もそれなりに新規が多かったですし、オリジナルメンバーの曲も相変わらず良いものが多いです。


◆=== ゲームシステムについて ===◆

○ ―→ 前作同様、テンポが良いです。
昨今のシリーズ作品では、1話あたりにかかる時間がやたら長かったものですが、前作と今作はわりといいテンポです。1話あたり、だいたい3~4ターン程度で終わります。
まあ、そのおかげで、チャージが必要なガンダムDXの出番がまたも少なかったわけですが…(苦笑)

ちなみに今回ガンダムDXは、ある段階から1回のチャージで2回のサテライトキャノンが撃てるようになりました。
これで少しは活躍できるようになる…つもりだったのかな?

△ ―→ 大部分は、良くも悪くも前作と変わりなしです。
まあ、前作と合わせて二部作構成であるということは、前作発売前から言われていましたからね。ここでヘンに変えても、混乱されていたでしょうね。

△ ―→ 色付けできないのが、ちょっと不便でした。
敵味方が区別しづらい時に、味方が青・敵が赤になるというシステムがあったハズなのですが、今作にはどうやらないようです。見逃しているだけかもしれませんが、オプション周りを見ても無かったです。
一応、敵と味方でアイコンの向きが違います(味方=左向き・敵=右向き)が、それだけでは区別しづらかったです。

△ ―→ 難易度は、やはり易しめ。
やはり、スキル追加のバランスが最大の要因でしょうか。
気力120以上で敵を撃墜すればもう1回行動できる「連続行動」は健在でしたし、今回は加えて、バランスブレイカーの元凶(?)だった「SP回復」も復活。あとは、技量に20以上の差がある敵には2回攻撃ができる「再攻撃」もあり、再攻撃+技量をガンガン上げれば、ボス敵にすら2回行動できるように。
ましてや今回、前作プレイヤーには最初からボーナスがあるので、余計に難易度低かったような気がしました。

なお、私はいつも通り、オリジナルのメンバーだけフル改造です(笑)


◆=== 物語について ===◆

○ ―→ クロスオーバーぶりは、良かったと思います。
何度も言うように、私は原作を知らないので再現度については知りません。しかし、色々な作品の絡み合い自体はいい感じだったように思いました。
ただし、優先されている物語はある程度偏っていますけどね。個人的に、目立っていたと思った作品は、

「コードギアス 反逆のルルーシュ」シリーズ
「劇場版 天元突破グレンラガン」シリーズ
「劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~」
「機動戦士ガンダム00」
「新機動戦記ガンダムW」
「真(チェンジ!!)ゲッターロボ~世界最後の日」
「真マジンガー 衝撃!Z編」

といったところでしょうか?

△ ―→ 今回のオリジナルメンバーについて。
敵味方ともに、好感が持てるキャラクターや印象的なユニット(ロボット)が多くてとても良かったのですが、1つだけ個人的に残念だったことが。

詳しくはネタバレになるので言えませんが、オリジナルのストーリーの結末が、某作品の結末と”だだかぶり”だったんですよね。
もちろん意図してそうしたのだと思いますが、個人的にはせっかくのオリジナルが二番煎じな印象になってしまい、なんかモヤモヤしてしまいました。キャラクターや物語自体はもちろん良かったのですが…最後に残る印象が、ちょっともったいないと感じました。
毎回わざわざオリジナルな展開を構築しているわけですから、できれば物語も最後までオリジナリティを貫いて欲しかったです。

△ ―→ 前作をプレイしている前提という感じはしました。
前作までのいきさつは最初にザッと話してくれますが、それだけで全体像を把握できるとは思えず。
あとはキャラクター辞典で各キャラクターの紹介を見て、どこらへんまで話が進んでいるかを理解できれば、全体像が見えてくるかな~というところです。もっとも、そこまでする人がいるとは思えませんが(笑)



■====== 得点とまとめ ======■ … 83点(100点満点)

前作より、+2点にしました。物語としては完結しましたし、新規アニメーションは思ったより多かったということで、前作より良い点数を付けさせてもらいました。
もちろん、それでも前作プレイ経験者には、ほとんどが既存のアニメーションとなることでしょうから、その点はご注意を。逆に前作未経験者は、話に付いていきづらいところもあるかと思いますので、この点もご注意を。

おそらく、次が出るでしょうね。第3次Z。ストーリー的にはひとまず完結しましたが、何となく、さらなる脅威が待ち受けていそうな終わり方だったように思います。
第2次Zは二部作だったので、第3次Zは三部作…とかは、勘弁してくださいね。マジで(笑)

万人向け ← ○●○○○○○○○○ → 熟練者向け
手軽に ← ○○○●○○○○○○ → じっくり
思考タイプ ← ●○○○○○○○○○ → 感覚タイプ
 爽快感重視 ← ○○○○○○○○○● → 達成感重視 


関連記事:
PSP『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』 ファーストインプレッション(2011/08/01)
PSP『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』 シナリオクリア後のセカンドインプレッション(2011/08/29)

その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
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2 コメント

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Unknown (ダイヤ)
2012-07-18 12:43:29
第2次Zを二部構成の参戦作品が多かったらそうしたそうです。第3次Zの参戦予想作品は完結する作品が多いような気がします。
返信する
Unknown (partygame(管理人))
2012-07-18 17:33:28
>ダイヤさん
なるほど。あれだけ多くて、しかも二部作のなかでも結局チョイ役だった作品はあったわけですからね。

ただ、物語の終わり方を見る限りでは、これまでの参戦作品は次にもほとんど出てきそうな気がします。
ほとんどの作品は完結していますが、とにかく数自体が多いので、物語に全然絡まないというのも寂しい話。とりあえず何かには絡めてくるでしょうね。

…そう考えると、なんか第3次Zもこれはこれで、長くなりそうな気がしますけど。大丈夫ですかね?(苦笑)
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