「日本におけるドイツ年式馬券術（桜花賞）」

リッカルド・ムーティがスカラ座を去リエリこの４月、
東京の桜も昨日１０日まで、という感じである。もっとも、
それがし、ソメイヨシノより木村佳乃のほうを断然めでるのである。
木村佳乃嬢といえば、レンジ・ファインダー式のｌｅｉｃａ愛用者である。
未だにすべて手作り。増産にはなじまない代物である。さて、
中央競馬は基本的には土日開催である。
その日曜のメインレースを放送するのは、フジＴＶ系列である。
その「スーパー競馬」のあとに組まれてた特番は、
「日本におけるドイツ年記念企画・ドイツ通／
堤真一がドイツを旅する」というものであった。
俳優堤氏は映画「ローレライ」にも出演してたことである。
リーザが呼び出して運河の「堤」にやってくるのは「ゲルマン」である。さて、
「水の都」ヴェネェッツィアを満喫してた堤氏にファクシミリが届く。
「ドイツにきてね」
車でオーストリアを抜けてドイツに着いた堤氏。けっこうおふざけキャラである。
「おジャーマンしますぅっ」
とは言わなかったが、堤氏が３つめに訪れたドイツの町は、
温泉のバーデン・バーデンである。「ライン川」流域の町である。
（１着）８枠１７番「ライン」クラフト号（福永騎手／瀬戸口厩舎）
日本には「神通力」という言葉があるが、同馬は「ライン力」である。
同枠にモンローブロンド号。『ラインの「黄」金』である。
ヴァーグナーの遺体がヴェネッツィアからバイロイトへ搬送されたときと
おんなじルートを辿ったかどうかは知らないが、
堤氏が最初に訪れた町にはルーフ社のチューンド・ポルシェ。
大はしゃぎする車好きの堤氏。中居正広ふうに言えば「ニンジン全開」である。
その車は「青い（４枠の色）」塗装であった。青毛の馬は、
（２着）４枠７番「シーザリオ」号（吉田稔騎手／角居厩舎）
堤氏、最後に訪れた都市ベルリンでは、芝居小屋に連れてかれたことである。
「十二夜」を見せられたかどうかは知らぬが。ときに、
ドイツはつい１００年足らず前までカイザーのお国であった。
最後の皇帝ヴィルヘルム２世が逃れたお国はオランダ。その国に生まれた画家ホッホ、
の展覧会が東京は旧江戸城の北の丸公園内で開催中であるが、その芸風は、
「青と黄」という補色使いである。が、その生涯は補色長くではなかった。いっぽう、
同馬の馬主は「キャロット」クラブという一口疑似馬主屋である。
鞍上は公営愛知競馬の吉田騎手。愛知県は全国有数の「野菜生産県」である。
また、先週はヨハネ・パウロ２世の葬儀、英国王太子の、
髪はうすく、神ラとはくっつく、という再婚式があったことである。
（３着）５枠９番【デ】ア『リング』ハート号
　　　　　　　　　　　　　　　　　（【デ】ムーロ騎手／藤原「英」厩舎）
デムーロ騎手はイタリア人である。いっぽう、
５枠は「黄」色い枠。神々の「黄」昏である。また、同枠には、
【テ】イエムチュラサン号（田嶋（【タ】ジマ）翔騎手）。
馬名と騎手名の頭文字をＤＴで揃えてたのである。それから、
テイエム号の母はフルフ『リング』ス号。
拙者、３着馬からの馬連につっこんだので、
もうちょっと粘ってくれればアタリ、という、ひっじょ～～に
惜～シ～ノ～、という賭けであったが、つまりは、大ハズレ。トホホ。
２番人気１着、１番人気２着で決着すると知ってたら、
そんな勝負はセザリオと悔いた次第である。
いつまでも・アルト思うな・親とカネ。サイフはもう投げちゃったのである。
堤氏、「ドイツ通」番組中にライカを１台買ってたことである。ちなみに、
堤氏も木村嬢も、草ナギ剛主演のフジＴＶの新番組、
ＴＶドラマ「故意に落ちたら」に出演するのである。が、その
主題歌はマドンナの「ライカ・ヴァージン」ではないらしい。
来週は「ルナール」に注意したい皐月賞である。