チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「アンダルぅ~サ、どぉこさ?」

2005年07月27日 16時42分47秒 | 説くクラ音ばサラサーデまで(クラ音全般
かつて、故芥川隆行のナレイションで始まる「木枯らし紋次郎」というドラマがあった。
さながら、トリカブトの附子は食わねど長楊枝、という風情の聖フランチェスコを、
「ブラダー・サン、スィスター・ムーン」の中村敦夫前参議院議員が演じてた。捨てゼリフの
「アッスィーズィには関わり合いのねぇことでござんす」
が一世を風靡したものである。環境問題に取り組んでる中村氏のこと、
よもや「プッ」などと、長楊枝を地べたに吐き捨てたりはしなかったと記憶する。
また、主題歌の「誰かが風の中で」を、「サン-ライズ、サン-セット」
トタン屋根の上の熱いフィドル葺き「上条恒彦と無一文銭」が歌ってたことである。
♪ドォ~~~~~ホナニィ~~~~~~~~、だぁ~~~~~れだかぁ~~~~~~~、
 きいぃっとぉ、まあぁってぇ~~~、いてくれぇるぅ~~~~~~~~♪
中村氏は先の参院選敗北で政界引退をしたそうであるが、
みどりの会議湿地回復運動もしないのであろうか。ときに、
「レコンキスタ」には国土回復運動などという偽善的な訳が与えられてるが、
リ・コンケスト=再・征服のことである。松本コンチータにも復帰してもらいたい。
さて、クリストーフォロ・コロンボがインドに到達したと思った土地から、
「イサベル女王さま、それがし、首尾ようインドに到達して候」
と伝書「鳩」を放った年、スペインはイスラム最後の砦グラナダを陥落したのである。
ちなみに、コロンボは自分が「発見」した土地をマジでインドだと思ってた由。
生前に真実を知ったなら、「そんなバハマ!」と落胆したにちがいない。
現実は、san salvador(英:savior<save)聖救世主、
すなわち、キリスト~ホホ・コロンボ、である。
死せるコロンボの魂(なんてものがあるとしたらそれ)は救われない。残念!
しかも、現地では「ダルマさんがコロンバ」遊びを覚えただけで、
金銀・香辛料もオー・デ・コロンもついぞ見つけれなかった。が、
梅毒移し合い運動に喫煙、というロクでもない風習を全世界に広めた鉱石は大である。
他の人物にはなしえなかった芸当である。これを、我々エセ歴史学者は
「コロンブスのタバコ(バに高アクセントを置く)」と称してるのである。
それらはともかくも、グラナダ野郎、という意味の名を持つ人物の代表は、
エンリケ・グラナドスである。ちなみに、
MS-DOSは自社製品ウィンドウズに駆逐されたSOSである。それはどうでも、
米国が露帝国から金鉱・油田発見前の「高価な冷蔵庫」を買った年に生まれた。
アルトゥーロ・トスカニーニとタメである。
♪ラ<シ<ド|<ミーミーー>レ・<ミー>レーーー|<ミー>ラーーー・ーーーーーー♪
明治20年代に作られたスペイン舞曲第5番には、やはり
ジャポニスム・ブーム(【君が代:まぁ~ああでぇ~~~】)に感化の痕跡がみれる。
♪【ラ>ソ>ミ>レ】>ド<レ<ミ♪
「アンダルーサ、どこさ? 地中海西岸さ。地中海で獲れたマグロの水揚げ地は
ドコサヘキサエン酸さ? カルタヘナ(カルタゴの名残)さ」
スペインのマグロの水揚げはどうやらアンダルーサではなくムルシアのようである。
ちなみに、ロシナンテは痩せこけた馬であるが、
イタリアでは身が痩せててカネにならないマグロのことを、
なに言っトンノかよくわからぬが、「マーグロ」と言うようである。
1916年3月、フランス船サセックス号にドイツのウー・ボートが魚雷攻撃をしかける。
米国はNYのメトで「ゴイェスカス」のオケ版が初演され、
それに臨席したグラナードュ夫妻であったが、直行便でとっとと帰国のてはずであった。
ところが、ウィルスン大統領の求めでホワイトハウスで演奏会をするはめになったのである。
そうして帰国を2箇月先送りするはめになった夫妻はリバプール経由のサセックス号で帰国。
英仏海峡でU-ボートに沈められてしまったのである。
夫エンリケは救命艇に乗ったものの、波間にプカプカしてる妻の姿を「発見」。
すると、戸惑うことなく波間に飛び込み、妻のアンパロを救おうとしたということである。
♪アンパロ~さ、どぉ~こさ? 庇~護さ。
 庇~護どこさ? だぁ~めもとさ♪
「祈り」もむなしく、妻もろともに海中にブクブク沈んでったのだそうである。
一説によると……ドイツの潜水艦が待ち構えてる海峡を通る船に
著名人グラナードシュに乗ってもらいましょう。それがもし魚雷攻撃を受けて沈められれば、
対ドイツ世論が飛躍的に悪化するはずであるから、グラナードシュの命はしかたない……
という英・米両政府の未必の故意があったとか。
それが真実ならばグラナードシュは生贄・人柱にされたのである。
「ゴイェスカス」初演どころか「ゴエイツカズ」の扱いだったのである。
海ゆかば水漬く屍。アンダルーサ、どこさ? ドザえもんとなった夫妻の遺体の行方は、
ウンベルト・野比レが捜索したかどうかは知らないが、いまもって定かでない。
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