チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「ベト8のアナペスト/(短-短-長)/ベートーヴェン交響曲第8番作曲から200年」

2012年11月08日 18時13分31秒 | 説くクラ音ばサラサーデまで(クラ音全般
貶日左翼言うだけ番長前原誠司の
「政権交代の試練 ポピュリズム政治を超えて」なる著書が
16日に新潮社から発売されるのだという。その中で前原は、
<違和感を拭えなかったのは『国民の生活が第一』とのキャッチフレーズ。
 単なるポピュリズムで政権を取っても
 自民党以上のバラマキになるのではないか>
と、小沢一郎が中心となって作成した民主党の2009年衆院選マニフェストの
高速道路無料化やガソリン暫定税率廃止に当時から不信感を募らせてた、
のだという。目くそ、鼻くそを笑うが如し。
開いた口が塞がらない、というのはこいつのことである。

なんでも、朝鮮総連その他北朝鮮関係者らと異様に親しいそうである。
数年前には京都の朝鮮人焼肉屋のおばあちゃんから
違法な政治献金を受けてたことが発覚し、
昨年は大阪国税局に4億7千万円の所得隠しを暴かれ、今度は
前原の政治団体「まえはら誠司東京後援会」が、
東京都江東区の私設秘書宅に事務所を置いたことにして
(その秘書が事務所でなく住居だと新聞記者に答えてる)、
2006年から2010までの5年間で1017万円余りの経費を計上してた、
という前原おとくいの不正が暴かれたばかりだったが、
日刊ゲンダイが伝えるところによれば、今度は、
夫人を使った税金ドロボーが発覚した。あんのじょうというか、
前原も田中真紀子(議員辞職)や辻本清美(逮捕立件)ら
お仲間の左翼議員らと同様に、1995年に結婚するとすぐに
"実務経験のない"夫人を公設第一秘書にしたことにして
秘書給与を実質がめはじめた。
当時の公設秘書の年収は700万円から1000万円で、
国民の税金から支払われる。9年間で7000万円以上。ところが、
田中真紀子が2002年に発覚して議員辞職、
辻本清美が2003年に逮捕されて、前原は慌てて
夫人を秘書の座から降ろし、何食わぬ顔で議員、大臣を続けた。が、
それだけではなかった。
前原の「民主党京都府第2区総支部」は前原夫人から
2500万円もの大金を"借り入れ"てたのである。
左翼っていうのは不正をはたらく体質が身に染みついてるようだ。
前原の余罪はまだまだあっても不思議ではない。
父親が鉄道自殺したのに自身は鉄道オタクというその
人格障害者のような神経に恐ろしさを感じる。ともあれ、
家裁の庶務課事務員だった父親のことを裁判官だったと
ウソをついてた誠司少年のことである。
一部オツムの回らないむきには清廉な政治家と思われてるらしいが、
嘘つきは泥棒の始まり、とはよく言ったものである。
あな、おそろしや。
うしろからまえはらどうぞ、とばかりに公金を掠め取る。

昨年、
「ベト7のダクテュロス(長-短-短)/交響曲第7番作曲着手から200年」
(http://blog.goo.ne.jp/passionbbb/e/bcf6fd381f87f3afb53a6fc9c2ce595b)
というエントリで、この曲の中の、
[長]→[短]→[短]
という律動について触れた。この「7番」と、
今回ふれる「8番」には、
"Meine Unsterbliche Geliebte
(マイネ・オンシュテアプリッシェ・ゲリープテ=我が不滅の恋人"、つまり、
アントーニエ・フォン・ビアケンシュトック=ブレンターノへの思いが込められてる。
「交響曲第7番」のドイツ語は
die Siebte Sinfonie(ディ・ズィープテ・ズィンフォニー)であるが、この
SiebteにGeliebteという語呂合わせまで想定してる、
という熱の入れようである。「交響曲第8番」は
die Achte Sinfonie(ディ・アッハテ・ズィンフォニー)であるが、この
Achteにはach(アッハ)という感嘆の間投詞が含まれてる。
ともあれ、
ベートーヴェンは第5&6と同様に第7&8にも
「ペア」「相方」という仕様を施した。言葉を換えれば、
「5番」も「7番」もともに、
「ヘ長調」の交響曲を「相棒」に従えてる、のである。
「7番」で[長]→[短]→[短]のダクティル(ダクテュロス)を強調した
ベートーヴェンは、この「8番」では、その
じゅん番を入れ替えた
[短]→[短]→[長]
というanapaest=アナペスト(anapaistos=アナパイストス)を対比させた。
ホルモン焼肉屋でタン、タン、腸という
じゅん番に食うわけではない。
接頭辞のana-には「附随の」「沿った」「繰り返してる」の他に
「逆の」「裏の」「後の」という意味もある。
paio(パイオー)というギリシャ語は「打つ」という意味の動詞である。

ベートーヴェン「交響曲第8番」第2楽章
[アレグレット・スケルツァンド(8分音符=80)、2/4拍子、2♭(変ロ長調)]
5年後にメトロノームを完成させることになるメルツェルを題材にして
同時期に作曲されたとされてる4声のカノン
"lieber Maelzel"もしくは"An Maelzel"の流用である
……Ta ta ta ta ta ta ta ta ta ta ta ta ta ta ta ta……
♪【♯ファッ<ラッ│
>ソーッ】、>【♯ファッ<ラッ・>ソーッ】、>【♯ファッ<ラッ・・>ソー】ーー・ーー>ミー、│
ミ>レ、レッ<ミッ・<ファーッ>レッ<ミッ・・>ドーーー・●●♪
【タッタッターッ】、スタッカートを除けば【タタター】、
という【アナペスト律動】の3回重ねが特徴的である。
これを、[ソー>♯ファ<ラ]、>[ソー>♯ファ<ラ]、>ソーーー、
というように[タータタ]と捉えては、律動のセンスに乏しい
巷の多くの指揮者や演奏者らと同類である。たしかに、
[タータタ]のダクティルも【タタター】のアナペストもポリマーにして、
♪スュル・ル・ポーン(タタター)・ダヴィニョーン(タタター)
……ローニ・ドンス・トゥソン・ロン♪
と、みんなで手に手をとって輪っかになってしまえば
同じことではある。が、ここでは、
【タタター】とスキャンして分別することが肝要なのである。

同曲第4楽章
[アッレーグロ・ヴィヴァーチェ(全音符=84)、2/2拍子、1♭(ヘ長調)]
♪ミミミ(3連符)・ミミミ(3連符)│
【ミ<ファ・>レーッ】・・<【ミ<ファ・>レーッ】│
<【ミ<ファ・>レーッ、・・<ファファファ(3連符)・ファファファ(3連符)│
【ファ<ソ・>ミーッ】・・【<ファ<ソ・>ミーッ】│
<【ファ<ソ・>ミーッ】♪
で、こちらも【アナペスト律動】の3回重ねに固執してる。

なぜヴィーンの遅いポルカが「フランスふう」なのか解らず、
米国メラランド州のアナポリスの名の由来が
Anne ArundelなのかAnne女王なのか知らず、
羽田の穴守稲荷の赤鳥居を動かそうとしたら
いつも祟りがあったというのになぜ
平成11年に移したときにかぎって祟らなかったのか
皆目見当もつかない拙脳なる私は知らないが、
この【アナペスト律動】はシュトラウス一家のポルカ・シュネルや
ポルカ・フランセーズにもよく現れる。また、ポルカではないが、
父ヨーハン・シュトラウスの「ラデツキー行進曲」もしかりであるし、
倅ヨーハン・シュトラウスの「酒、女、歌」の第1ヴァルツァーも同様である。また、
ベートーヴェン→シュトラウス一家というヴィーン繋がりでいえば、
ブルックナーもこの【アナペスト律動】にとりつかれた。
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