東北地方太平洋沖地震・・・。
この度、地震や津波に被災された皆様改めてお見舞い、お悔やみ申し揚げます・・・。
今回は、新婚旅行編最終回の予定でしたが地震当日からこれまでの私的近況報告したいと思います・・・。
去年の初め、結婚の報告に行った両親の実家がある大船渡市が地震と津波でまさかあんなことになるとは夢にも思いませんでした・・・。
報告の帰りに寄った陸前高田の道の駅でチリ地震の時の津波の様子を写したパネルをかおるさんと見て「これは怖いね・・・!」って思っていた以上の惨劇でした・・・。
地震があったあの日、有休だった私は一人で群馬県の丸沼高原スキー場のスノーボードスクールに丸一日通ってました・・・。
14時45分くらいにもうじきスクールの終了時間なので最後にその日に習ったことのおさらいをする為にリフトに乗ろうとした瞬間に地震が起きました・・・。
リフトが激しく揺れ緊急停止、ゴンドラも止まりました・・・。あと少し早く乗っていたら宙ずりでした・・・。たて揺れから始まり横ゆれへとずいぶん長く揺れてたと思います・・・。
ラジオを聞いていた係員にインストラクターの人と状況を確認した時、震度7、太平洋沿岸に6メートルの大津波警報という言葉が信じられず、「冗談でしょ・・・!」と聞き直しましたが言った係員の顔は真剣でした・・・。
その顔に只ならぬ気がした私は運転を再開したリフトには乗らず、スクールを早めに切り上げました・・・。
駐車場に戻ったとき、地震影響でスキー場の営業を終了すると言うアナウンスが流れました・・・。
急いで着替え車を関越自動車道の沼田ICに走らせながらラジオで状況を確認すると信じられないような内容しか流れてきませんでした・・・。
三陸に10メートル以上の津波警報・・・。とても信じることなど出来ませんでした・・・。
私の親族の半分は大船渡市にいます・・・。親族のみんなのことも心配でしたがこれほど大きな地震ではかおるさんや東京にいる両親、自宅いるインコ達のことも気がかりでした・・・。
ラジオでは関東にもかなりの被害が出ていて群馬県の前橋市や高崎市などで広域停電が起きていると言っていて、とてもやな予感がしていた私は沼田ICについて愕然としました・・・。
やはり関越自動車道が不通になっています・・・。停電が広域にわたって発生している為でした・・・。仕方が無く国道17号で帰ることにしましたがすでに渋滞が発生していました・・・。これではかなり時間がかかると思い携帯電話でかおるさんに連絡をしたくても全然つながりません・・・。
強い余震も続いている中、これは持久戦なると思い、ホビオのガソリンを満タンにして地元の人に状況確認したところ、地震で橋が何本か使えずそこを迂回する車が流れてきているので酷い渋滞になっているとの事でした・・・。ならばとナビには頼らず方向だけで道順を決め国道を離れて前橋へ向いました・・・。
二時間ほど掛けてようやく市内に入ると中心部は交通マヒです・・・!夕暮れ間近で暗くなってきたところに停電です・・・。電車は不通、信号はつかず町は真っ暗でした・・・。
あちこちで事故がありました・・・。建物にも被害が出ているらしく、大渋滞で幹線道路が使えないので大きく市内を迂回をして高崎に向かうことにします・・・。
迂回を繰り返して高崎市に着いた時には日が暮れ外は真っ暗でした・・・。もちろん停電でいたるところで信号がつかず大渋滞です・・・。この時すでに丸沼を出てから4時間が経っていました・・・。
かおるさんが無事なら帰宅している時間ですが自宅が停電ならインコ達の保温は出来ないので心配でたまりませんでした・・・。相変わらず携帯電話は使えず道は大渋滞、それでも自分が事故を起こすわけにも行かないので慎重に車を走らせます・・・。
ラジオの交通情報で利根川に架かる橋が地震でズレて使えないとの情報で裏道を諦めて国道245号線で橋を渡ろうと向うとすごい渋滞です・・・。
橋を渡るぎりぎりまで裏道で近づき橋のたもとのコンビニで休憩を取りました・・・。時間は20時になっていました・・・。緊張が続く運転とボードの疲れで足がガクガクでした・・・。
途中のラジオで公衆電話がつながりやすいと言っていたことを思い出しコンビニの公衆電話で自宅に掛けるとようやくかおるさんに連絡がつきました・・・。
かおるさん本人も自宅も無事でした・・・。停電もなくインコ達も無事でした・・・。
実家の両親とも連絡がついた為休憩後は安心して車を走らせることが出来ました・・・。8時間以上もかかりましたが何とか無事に帰宅・・・。
帰宅後ニュースを見てまさかこれほどの災害になっているとは思いませんでした・・・。
その後の惨状は皆さんご存知のとおりです・・・。
3月20日現在で祖母の家は被害を免れましたが従妹が一人、陸前高田市で行方がわかってません・・・。
あの日以来、私の勤める会社は休業中の為、自宅で情報を集めては実家の両親と連絡を取り合ってます・・・。とても心配です・・・。祖母、叔父や叔母の気持ちを考えると胸が痛くなります・・・。
かおるさんの友人も被災しています・・・。もちろん無事ですが避難所生活を強いられてます・・・。
私は昨年末に二つ違いの弟を病気で亡くしています・・・。
やむを得ない事情や災害であっても身内の者がいなくなるつらさ悔しさはわかります・・・。
行方不明者の無事と現地の一刻も早い復興を願わずにはいられません・・・。