虫と鳥とペンタ

出会った昆虫と野鳥の記録です。

ジャコウアゲハの幼虫に呼ばれる(その2)

2021-09-22 | 飼育

触るとぴくぴく動く元気な蛹。

数日後、ドクターXになって術りました。
直後の写真が無いので数日後の写真を。頭が黒くなってきているのは羽化に向かっている証拠。


お尻の糸は取れていなかったので、それを割りばしに貼り念のためにメンディングテープを両面にして
お尻を付けました。肝心な上の糸は2号の写真を見ながら緩く糸を巻きました。

やるだけやったので、後は本人次第です。
元気はあるようで日に日に黒くなっていきました。


9月19日の朝の様子。ついに真っ黒になりました。


羽化の準備は整ってる感じです。


カウントダウンに入っています。


初めて羽化が見られる♪嬉しさ。出るところを記念撮影したい!
チラチラ見ていたのに、気付いた時には出ていました(やられた)

羽化おめでとう!♂でした。

しばらく休ませて(仮称)ウマノスズクサの土手で放蝶です。
土手の草はあまり伸びていませんでしたが、ウマノスズクサだけがあちらこちらで葉っぱを伸ばしていました。
こんなに沢山ある場所は他にはないと思います。

さぁ、お別れです。いってらっしゃ~い


最後の記念写真。


残すは2号。いつ羽化するんだろうっていう位気配無し。。。。。











ジャコウアゲハの幼虫に呼ばれる

2021-09-22 | 飼育
とある場所に(仮称)ウマノスズクサの土手があったとさ。
近くの橋の欄干に蛹がいっぱいくっついていたから、気付いた場所。
久しぶりに土手の様子を見に行ったら、びっくり!!!!!草刈りの直後。
Nooooo!ジャコウアゲハの幼虫は大丈夫⁈ な訳は無くあっちこっちで彷徨っていた。
食草のウマノスズクサもかき集める。サイズが様々な幼虫が30匹弱。。。持ち帰った。

さて、食いしん坊で、餌が足らないと共食いをするらしいジャコウちゃん。
翌日ジャコウちゃんを連れて心当たりがあるウマノスズクサがある場所を巡った。
散策の先輩や”いもむしのお師匠さん”等にも引き取ってもらった。
早く前蛹になった2個体だけが我が家に残った。

ここから、やっと本編に。
あ、幼虫と蛹が苦手な方はここでバイバイして下さいね。

以前から蛹の形と糸のかけ方が不思議でならなかったので、いよいよその謎が解けると
ワクワクしていました。

終齢


前蛹 割りばしにくっ付きました

数日後、前蛹が動き始めました。いよいよ、私の謎が解ける瞬間です。


ジャコウアゲハの蛹化は初めて見ますが、なんか様子が変。外側の皮が破けなくて困っている叫びが聞こえました。
普通は頭が割れてそこからどんどん皮を脱いでいくんですが、この子はお腹が先に破けてしまいました。
ただ見ているしか出来ない。最悪を覚悟し見守りました。


やっと頭が割れたところを。


黄金と言いたい程、神々しい色でした。この時点では特徴のビラビラは開いていません。

よろしくない状態でフィニッシュ。


ジャコウちゃんも人間もぐったりです(まじかー)
まだ柔らかいので、応急処置をしました。

これなら本人はぶら下がっているつもりになれます。
固まった後糸をかけて割りばしに吊るしました。


ちゃんと蛹化するとこうなります(2号の写真)



観音様みたいなデザイン。

つづく。。。。。