☆ 今 日 の 幸 せ ☆

♪~生きていることに感謝、あなたに出会えたことに感謝、そして・・・明日が見えないことに感謝~♪

子供十字軍(少年十字軍)、続き

2007-02-22 | ・・・シリーズ、
参照記事:
Silent Minority


以前の記事を、編集するのが面倒なので、新しく記事にすることにする。

どうして、少年十字軍なるものが、できたのか、不思議におもったが、これは、日本語の語感からの誤解だったようだ。
実際には、かなりの大人たちが乗り込んでいて、青少年(15歳前後か)を先導して、十字軍にかりたてたというのが、実際のところのようだ。 船で乗り出し二隻は、沈没。残りは目的地につくと、子供たちは、奴隷として売られた。この話を聞くと、これは最初から画策されたものであり、大人たちの陰謀だったのではないだろうか。

宗教という免罪符に隠れて、影で欲望を満足させようとする行為。 それを見抜けない善良な人々。

今の巡礼(お遍路さん)が物見遊山で、ヴァカンスを楽しむため、というわけではないだろうが、精神的に不自由な生活を送っていた中世の職人にとっては、かなりの部分そんなところがあり、中には、「共通の女」たちを、訪問した人々もいたのかもしれない。

Second Life なるvirtual な世界

2007-02-21 | 今日の幸せ
You Tube の次は Second Life?

でも、このvirtualな世界に複数の人間が参加して、自分好みの世界をつくるという発想は、何年も前からあったとおもうけど、それが、ネットの世界で、簡単にできるようになったわけね。

いままでも、うそだか本当だかわからない文章を、blogにうちこんで、遊んでた人たちが、それでは物足りないで視覚に訴えるツールに飛び込んで、ますます、現実との生活のギャップに悩むことはないのかしら?


中世時代、特に手工業にたずさわり、なかでも、単純な労働を繰り返していた職工さんたちには、精神的、肉体的しばりからの開放という意味で、カーニヴァルや、巡礼、祝日が、大きな意味をもっていたそうだ。 柳沢大臣、またまた「ブルーワーカーは、労働時間を売ってるだけ」というような失言をしてブーイングされたそうだけど、中世ほどの縛りが大勢の人間にない現代では、巡礼も祝日も、別な意味をもってきている。

ネット世界で怖いのは、昔の巡礼や祝日やカーニヴァルの果たす役割のようなものだと割り切ったつもりでも、そのなかで、限りない人間の欲望を助長させ、現実の、地道に働き、地道に構築されるコミュニケーションの時間をドンドン浸食してしまい、境界をあいまいにし、

ネットは使うもの、使われるものではない。

という原則を、これでもか、と 多くの使用者から、取り上げる方向にいっているのではないか、ということである。

「マディソン郡の橋」の心理学&三浦敬三

2007-02-20 | ・・・シリーズ、
加藤諦三

いかにも、彼らしい、感想が文章になっている。

本の文章から、心理を読み解いているのだろうけど、フランチェスカが、リチャードが雨の中にたたずんでるのを見ながら、涙をこらえながら、わかれる場面。 いまだに、目に焼き付いてる。 こんなに、メチャクチャに批判されたら、メリル・ストリープが可哀想。 誰にでも、いくらか、心に残ってる欲望だと思うんだけど。

孤独と性的欲求不満が「大いなる恋愛」を産む。

女性は、男性を巧妙に誘っておきながら、決して、自分から誘ったとはいわない。

結果の責任を男性に押し付ける余地を必ず残しておく。

クリント.イーストウッドのリチャード・キンケイドは、原作のイメージより、かなりお年寄りみたい。

確かに、四日間の情熱だったから、一生記憶に残っていたのだろう。 しかし、

加藤諦三さん、フランチェスカが、アイオワの田舎の生活に、愛情がない。親しさがない、思いやりがない。
リチャードも、人と心を通わせることができない。だから、前の奥さんがでていっても、それまで。追いかけることもない。 と解釈している。

でも、世の中そんなに、愛情こめて、毎日家族のために料理したり、愛情こめて、奥さんを愛してる人ばかりかしら?

なんか、フランチェスカが、リチャードと逢う前も、別れたあとも、自己犠牲の固まりで生活してたように、読み解いてるけど、彼女は彼女なりに、実直な旦那さんを愛して、子供たちを愛してたのだ。 と 思う。

最後に、橋の上から、遺灰をまくシーン。子供たちが、母親を理解して、ということなのだろうが、あれだけは、いただけない。 だから、物語全体が、否定的なものになるのかもしれない。

存在しないものを、存在するかのように、心の中で作り上げて、現世では、かなえられそうもないことを、架空のものに、託して、それでも、頑張って生きていく。 だから、自殺しないで、生きてる人たちも、多くいると思うのだが、、、

今朝、三浦敬三さんが、
山は一歩一歩のぼっていけば、必ず山頂につく。明日は、あれをしよう、これをしようと思う。その瞬間が幸せ。だから一番幸せな時は、いつかときかれたら「今」と答える。

私は、だから、冒険家ではない。と言っていた。(もちろん、かつての話)


それはそれで、りっぱな生き方だけど、人は、時に、夢を描いて、バカなことを「しそうに」なっても、または、「してしまっても」、夢が破れても、いいと思う。




Silent Minority、読了& 三つの都の物語

2007-02-19 | ・・・シリーズ、
Silent Minority 後半は、塩野女史の、キプロス訪問記、交友録、諸々。

ついでに、数年前にテレビで放送した、ビートたけしがマキャベリに扮して、塩野女史が、ローマ、フィレンツェ、ヴェネチアと、中世を語りながら案内するという番組を録画してあったのを、再度みてみたら、塩野女史の語ることが、ことごとく、本の中にでてきた文章と一致するので、わかりやすいこと、この上なしだった。少しでも勉強したかどうかわからないけど、ビートたけしさん、話を聞きながら、笑うしかない。知識の量では太刀打ちできないものね。

例によって、チェックした言葉、メモ:

アンドレオッティ:
権力は、それを持たないものを、消耗させる。

花田清輝:
無能な味方より、有能な敵

フィアットのアリエリ会長:
La Repubblicaのスポンサー
Cassa integrazione:失業者対策組合(税金がかかる)

sole 24 ore=イタリアにおける、日本経済新聞
RAI 1:キリスト教民主党
RAI 2:社会党、共産党
RAI 3:自由党、共和党、民社党

RAI は、NHKのようなものだけど、NHKは国営じゃないし。

イタリア警察は、金と権力に密着している。

1968~ラディカル・シック
大学紛争の「スター」をお金持ちが、応援。 大学は、広く開放されたが、その結果は?
せめて、医学部と工学部は、定員制にという話がでたそうだが、今はどうなってるかしら?10数年前の本ですからね。
この大学紛争の残兵が「赤い旅団」
liceo classico-ギリシア語、ラテン語必須。 大学進学コース
liceo scientifico-以前は、進学コースではなかったが、 開放により、このコースからでも進学可能になる。

Quadra mobile:犯罪捜査の機動隊

16世紀前半、フランシスコ.グイッチャルディーニ Ricordiを著す。

日本式トイレをヨーロッパでは「トルコ式」と呼ぶ。
キプロスで「モロヒア」を食べたとあるが、最近ブームの「モロヘイヤ」かな?

ジュゼッペ・プレッツォリーニ

モアヅィン:回教徒の祈りの合図の鐘

キプロスにおけるトルコ系とギリシア系の対立

レオ・ロンガジーネ:
「ロンガジーネ出版」を起す。モラヴィアがここから世にでる。


ドゥカスの記述
黒人奴隷の多くは声帯を潰されたので、彼の記述は怪しい。

サルディニアの山賊は、普通は羊飼いをしていた。


____
三つの都の物語 より

政治家は才能がなくちゃ。 やる気だけじゃだめ。
民主主義、平等主義といっても、頭の出来は同じにできない。
地位があがるのは、不自由になること。
税金で食べてる皇室は、平民と同じことはできない。
ヴェネチアの元老院は、報酬がなく名誉職だった。10人委員会
商売が失敗すると、乞食になることも。→すっぽり身体をおおって、物乞い。「恥じ入る物乞い」
宗教の存在理由→人生の存在理由をもてない人たちに死後の人生を用意してやる。そして多くの人が存在理由を感じられない。
戦争がないと欲望が肥大化する。イタリアでさえ、母親殺しがおこる戦後60年の平和。
聖戦はキリスト教、イスラム教にしかない。
チェーザレ・ボルジア、イタリア統一を夢みたが、マラリアでなくなる。
(ところで、反乱者がしばらくして、和睦を申し入れ、チェーザレに殺されるが、何故、和睦を申し入れたのだろう)
チェーザレをモデルにした、マキャベリの君主論。


ルネッサンスとは?
人間復活、1000年続いたキリスト教世界。 それでもなにも変わらないではないか。さすがに、マドンナを裸にして、彫刻や絵画にできないので、ギリシア、ローマに戻った。

ヴェネチアのガレー船:
傭兵でなく、ヴェネチア市民が乗り込んで、海の安全を守った。

少しずつ、当時の様子が、わかってきたような、、、

Silent Minority/塩野七生、1

2007-02-19 | ・・・シリーズ、
最初、序文を読んだときは、昭和10年代生まれの日本人についてかいてある本かと思ったが、イタリア滞在の中で、書物から発見した、歴史上の、あまりしられてない、人物にスポットをあてて、オムニバスで並べた本だった。

このところ、中世にはまってる私は、検索でいろいろなサイトを読んでみるのだが、まず、総論的な流れが、掴めてなければ、ほとんど、役にたたないということを,脳細胞が死につつある頭ながら、感じている。

我慢して、大部の本を、数冊読んでから、検索で遊んだほうがよさそうだ。 これは語学の勉強にも通じそうである。代表的なセンテンスをいくつか暗記しても、どこかで、外国語の場合、文法のおさらいが必要。 算数が、かけ算九九を覚え加減乗除できないと,進まないのと、同じ。

だいたい、序章を読んで、数章読んだら次に、あとがきを読んで、再度、また本文を読むという方法で、今回も、途中まで、

メモです。(読んでない人には、実に不親切だけど)

17世紀:ジュゼッペ・ピニャータ
異端裁判所
罪は、裁かれるのでなく、作られるのだ。
ヴェネツィア共和国のスパイが1693年ローマより、彼について言及している。


カルロ・ゼン:
調子のいい怠け者であったが、人を惹き付ける魅力と、難局をうまく切り抜ける才能があった。ジェノヴァとヴェネツィアの戦い盛んなとき、傭兵(コノコロ、イタリア人は、職業として選ぶものが多かった)として、ヴェネツィア軍にはいり、あっという間に頭角をあらわすが、規則違反で失脚
「支配階級に属するものの犯した汚職は、死刑」
当時のヴェネッイアは、偉かった。


アメリカ陸軍ドージャー大将「赤い旅団」(大学紛争の闘士の残党)に誘拐される。:
(1971.12.17)
イタリア警察は逮捕者でも、外部と電話OK、男女テロリストの同房もOK
そんな状況の中、これを解決したF 氏のお手並み

イェルサレム問題:
シチリアのノルマン王朝の人口はほんの一握り。 支えたのは、ギリシア人、イタリア人、アラブ人。
アルビジョワの十字軍(1209)
子供十字軍(1212)ー奴隷になったり、遭難したり(どうして子供をおくったのだろう?)
アルヴィーゼとフリードリッヒ2世ーせっかく、法王にたてついてまでパレスチナでの回教徒とキリスト教徒の若いを実現させたのに、かえって、その後、裏切り者とされ、非寛容の土地になった。続く


十字軍とは、征夷大将軍みたいなもの?



あいがともさげもした

2007-02-18 | 今日の幸せ
NHKののど自慢で年配の方が使ってた言葉。

小さい時よく聞いたけど、いまでも、使ってる人がいるんですね。

「ありがとうございました」

アシュリー・ヘギ

2007-02-17 | ・・・シリーズ、
私の人生におこるすべてのことに感謝します。
今日もハッピーでした。
(アシュリー・ヘギ)

きっと、世界中の人が、彼女から、たくさんのことを学んだでしょうね。


中世都市の女性たち、読了

2007-02-16 | ・・・シリーズ、
仕事をする女性。

経済的な独立が、同時に市民としての権利も与えてくれる。法廷の訴訟が独立して可能になる。と同時に、義務もはたさなくてはならない。

才覚があって、利益を得ているところからは、君主が、なんとか、税金を取り立てようとするのは、いつも同じ。
その見返りを与えなければ市民は、反乱を起こす。

ヨーロッパ封建社会の発達と中世都市の役割

市民自治体が、君主から特権をかちとる。 これが更に、都市を活気づかせる。

繰り返される疫病で、人口が減ると、男性で働けるものが少なくなるので、それをおぎなう意味でも女性の働きは必要だった。

結婚後の妻の財産は、夫の後見下にあり、妻は自由につかえなかったものが、それでは、商売に差し支えるので、徐々に、妻の権利が拡大。

寡婦に対しては特にいろいろな特権が認められていた。

近代までのヨーロッパ中西部の婦人評価。
家族のために、織物、衣類、日用品をつくれるかどうか。

産業生産物の専門化。 → 同業組合
簡単な機械の制作 → 戦争技術への影響

女性筆耕
芝居、音楽
娼婦(娼家からの収入が宗教的施設維持に役立ったので、公認)

医学とくに産科
繊維産業

女性卸売商は7年の修行のあと、国外取引も可。 貿易商に品物の売買を依頼し、利益の25%を渡す。



主に、ドイツの女性についての記述だが、女性のたくましさが伝わってくる。

ラテン系の国では、どんな生活だったかしら、、、

グルート製造:中世、ビール製造には、ホッブのかわりに、種々のハーブをくだいた「グルート」というもがつかわれていた。ビール製造ももっぱら女性が担ってた。


12、13世紀、尼僧院の増加
女性が教育をうける機会が少なかった中は、その機会を与えてくれた。
貞節を厳しく強いられた時代、それに耐えるには、尼僧院の方が、楽だった。
ただし尼僧院にはいるには、持参金が必要で、裕福な家庭の女子が多かった。

アーヘンの聖マリア寺院への女性の巡礼
カトリックに対する(貧しくても、清潔を旨とする)ベギン会

12歳~16歳の若い女性を男盛り、初老の男性に与える習慣の変化

中世都市の女性たち

2007-02-16 | ・・・シリーズ、
エーリカ・ウイツ

中世:ローマ帝国の滅亡から、ルネッサンス前までという説がある。
1000年ほどということだろうか。

結婚制度や、それに付随する妻の財産。

たしかに、女性の地位は、ひくく押さえられていたが、その働きは無視できないものがある。

イブが、アダモの足もしくは、頭から作られたという説があるそうだが、それを、あばら骨からつくられて、ゆえに、虐げるものではなく、伴侶とするべきだという考えが、中世で、でてきたとは、知らなかった。

イタリアに行く前には、ローマ帝国。 そのほかのヨーロッパ諸国は、中世のお勉強をしていけば、観光旅行が、より興味深いものになりそう。中世の建物が残ってる観光地といわれても、時代と、そのときの生活が、目に浮かんでくると、こないでは、雲泥の差。

「都市の空気は人を自由にする」

19世紀になって、つくられた言葉だそうだ。


総理、総理、そうり、sorry

2007-02-14 | 記憶に残したい言葉
新党、亀井代表の質問。

税金分くらい、みなさん、頑張ってほしい。