文の中に、空襲の時の様子を記述した場面がある。
畳みの上を土足で歩く。 緊急ではあっただろうが、禁じられたことができるという嬉しさを少し感じていたそうだ。
明治の何年ごろになるのだろうか・・・
西洋の椅子とテーブルの生活の人達のために、畳みの部屋に、応接室をしつらえる。
それより前、長崎観光をしたとき、シーボルトの診療所を再現したものを見た時、畳みの部屋を洋風に使っていて、(確か、靴もおいてあったと思うが)不思議なものをみた気分に襲われたことがある。
現代でも、最初から、ゆとりのある住環境に住めるわけではない。 畳みの部屋にソファーを置いて使う。 フローリングに冬はコタツ。 冷暖房のお粗末な日本住宅では冬のスリッパは必需品だと思うが、畳みの上にスリッパは、やはり気になります。
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