こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。
日本ではフカヒレの産地として宮城県の気仙沼市が有名ですね。
日本全体のサメの水揚げ量の8割以上を気仙沼が占めるとのことです。
気仙沼では、捕獲したサメをほとんど余すところなく利用しています。
フカヒレを取ることはもちろん、サメの肉はハンペンの原料として すり身で出荷しています。
一方、海外では残酷なフカヒレ漁が後を絶たないようです。
高級食材として高く売れるフカヒレだけを狙って、サメの尾ビレ・背ビレ・胸ビレなどのヒレだけ切り取ったあと、サメを生きたまま海に投棄する、という残酷な漁法です。
以前、イギリスのBBC放送で見たことがありますが、すべてのヒレを切り取られたサメはまったく泳ぐことができずに海底に沈んで行き、エラ呼吸ができずに窒息死するしかありませんでした。
この残酷極まりない漁法は「シャーク・フィニング」と呼ばれ、世界中の海洋保護団体や動物愛護団体から厳しく非難されています。
シャーク・フィニングは多くの国で禁止されていますが、取り締まりが不十分である国では、監視の目をくぐり抜けて未だに行われています。
この現状を受けて、イギリスは2021年8月15日、フカヒレの輸出入を禁止する新しい法律を制定しました。
フカヒレの交易を認めることは、間接的にこのような残酷な漁法に加担することになるため、フカヒレの輸出入禁止に踏み切ったようです。
日本ではシャーク・フィニングは行われていませんが、イギリスの英断には見倣うべきものがあると思います。
少なくとも、シャーク・フィニングを行なっている疑いがある国からのフカヒレ輸入は、禁止に踏み切るべきでしょう。
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