picopandaのブログ

goo簡易ホームページとは違った味わいを出そうと思います。

大恐慌まっただ中!

2009年12月06日 22時36分08秒 | Weblog
ご無沙汰しております。あれこれ大変でして。

そう言えば、昨日の雨はひどかったですね。

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話は変わりますが、ガストに朝早く行くと、読売新聞が貰えるんですね。今朝の新聞には、アメリカで失業者が激増中という記事が出ていました。食事券を持って、善意の給食に行列しているとか、かつての大恐慌時代の再現振りが出ていました。

読売は、今度の大統領が悪いと言いたいみたいですが、原因はブッシュにあるのは明白でしょう。戦争三昧で税金を浪費しまくれば、軍事産業を潤すことはあっても、国民経済にはマイナスばかりもたらすものです。

私がネットを始めた頃から貰っているフリーメールで Harvester何とかというのがあります。アメリカでは数千万人がいつも飢餓線上をさまよっているという話がよく登場します。

繁栄を謳歌しているというのは、マスコミがばらまく幻想でしかないのです。

アメリカは建国以来フロンティア精神で荒らしまくりました。インディアンの頭の皮をはいで出来た国とも言えます。又、メキシコ人を南へ追いやりつつ土地を奪いまくりました。

アメリカに渡ってきたヨーロッパ人の場合も同様に扱われる例が多かったと思います。西部開拓時代、まずは、「ここは何々州だ!」とえらい人が宣言することから始まります。そして、空手形を濫発するから、いろんな人が開墾に精を出します。相当に開墾が進んだ頃に、地元のボスに成り上がっている連中や、東部に住む大金持ちで政治力のある連中に、怪しげな取引を経て、所有権が渡ります。これまで開墾に精を出してきた人々は無権利者として追い出されるのです。追い出された人が裁判で連邦最高裁まで争った例が残っています。手続がテンででたらめで、後付けで尤もらしい体裁を整えているだけなので、裁判で厳しく追及しても、日本の最高裁みたいに、大筋で問題がないなどと切り捨てられてしまうのですね。一人だけ少数意見を書いている裁判官が、書証がでたらめだ・証人も出していないではないか、などと非難してはいるのですが、大勢を動かすには到らなかったのです。

こうしたペテン師の子孫が、今、アメリカの大地主として君臨しています。インディアンやメキシコ人の土地を暴力で奪ったではないか、という点は擱いても、今のアメリカの土地所有権の正当性如何は、大いに争われるべき問題ではないか、と思います。

スタインベックは「怒りの葡萄」で、大地主にひどくこき使われる農業労働者一家の悲惨な境遇を描きましたが、一歩進めて、その大地主こそが不法占拠者に過ぎないのだ、というところまで進むべきだったと思います。

尤も、英米では、テナントが土地所有者の権限を争うのは禁反言になるということになっていますが、《fraud》などの違法要素が介在していれば、そうは成らないともされていますので、頑張りようはあるでしょう。

時効などということは言わせずに、所有権の正当性を問題化すべきなのは、日本も同様ではないでしょうか?

じゃあねぇ~。