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国民主権をないがしろにする暴論!!

2012年11月24日 14時59分18秒 | Weblog
   livedoorニュース

日本維新の会の橋下徹代表代行は23日のテレビ朝日番組で、みんなの党の渡辺喜美代表らに合流を呼びかけた際、「(衆院選の)選挙区調整とかは、最後はじゃんけんで決めてもいいじゃないですか」と持ちかけたことを明らかにした。

これに対し、渡辺氏は大分県中津市で記者団に、公開討論会の開催を橋下氏に提案したことを明らかにし、「別々の考えならガチンコで選挙をして、同じ考えなら無益な仁義なき戦いになるのでやってもしょうがいない」と述べた。

一方、民主党の岡田克也副総理は埼玉県所沢市で記者団に、「政策はちゃんぽん。候補者はじゃんけん。ちょっとひどいのでは。驚きだ」と非難。自民党の石破茂幹事長も鳥取市内の街頭演説で、「主権者である国民に真面目に向き合う態度か」と疑問を呈した。
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本来は、直接民主制を行い、主権者たる国民が直接政治を運営すべきです。ただ、多数の国民が集結したりするのに困難が伴うから間接民主制になっているに過ぎません。

橋下の言っていることは、主権者たる国民をないがしろにすること甚だしいのであって、誰を国民代表にするかはじゃんけんでいい、国民の主体的で実効的な決定は不要だ、と言いきっているのです。既成の一握りの権力者―橋下もその一人でしょう。―が、気まぐれで決定すればいい、と言うのです。

橋下の本音が出たものだ、と言えるでしょう。つまり、ヒットラーが強行した「全権委任法」の一歩手前まで、橋下は来ていますね。

渡辺の方がましなことを言っていると言えますわな。

ここでは、岡田の言うことが一番的を得ていると思います。

兎も角、民主制の社会的前提である社会的同質性がガタガタになっている現代日本に於いて、国民的決定をじゃんけんという偶然に委ねようとすることに、大きな危惧を抱かざるを得ません。まして、じゃんけんでは、裏取引の八百長が一層隠れてしまいます。

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