なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

古くてあたらしい仕事

2020-06-19 15:42:37 | 日記
たくさん雨が降りました。まるまる2日降り続け、やっと今からあがってきそうです。雨が降ると庭に出られないので、生活の三分の二ぐらいが削られてしまう感じです。

 
  そんな雨のなかアガパンサスの蕾がほころんできました。ほころぶという表現がぴったりしないぐらい力強い。パキパキ音がしそうです。蛹から蝶が出てくるみたい。

   雨が降っている間、先週勢和図書館で借りてきた本を読みました。これがとてもいい本。「夏葉社」という「ひとり出版社」を立ち上げた島田潤一郎さんのエッセー「古くてあたらしい仕事」です。



   穏やかで丁寧な文章で、出版社をつくることになったいきさつや、働くということ、本について語られています。もう、かなりいい年になったわたしでも、これからのヒントにしたいぐらいなので、息子と同世代の、そう若くもなくなりつつある迷える若者には読んでもらいたい。
  この本と夏葉社のことは、大紀町の古本カフェ「めがね書房」さんのSNSで知っていました。これが勢和図書館に並んでいた(それもサイン入り)ということは、この三重県の片隅で、本をめぐるネットワークができているということですね。(そういえば県内の古本屋さんと勢和図書館が連携して催された「ブックピクニック」もありました。)

 勢和のあじさい

  わたしが一か月前に借りた庄野潤三さんの「山の上の家」も夏葉社さんから刊行されていました。あぁ、そうか、図書館でわたしが一番初めに行くコーナーは、司書さんのどなたかがこっそりつくっていた私的な(?)いち押しコーナーだったのかも。「きっとあの方」とめぼしをつけている方がいるのですが、今度貸し出しでみえたら、訊いてみることにします。ちょっとわくわく。



  だいぶ空が明るくなってきました。上の黄色い花は、梅雨の晴れ間の火曜日に買ってきたトロリウスという花です。キンポウゲのなかまで山野草の趣きがあります。とてもかわいい。
  このお花、「ペレニアルガーデンによい」との記述がありました。ペレニアル?耳慣れない言葉に調べてみたところ、「ペレニアル」とは絶え間ない、永続的な、という意味で、多年草を中心につくる庭を「ペレニアルガーデン」と言うようです。
 
 同じあじさいから増やしたのに ひとつだけピンクが咲く

  先週末の朝日新聞のbeでも、ガーデンキュレーターの小島理恵さんがとりあげられていて、多年草を多く使った自然美をよしとする「ニュー・ペレニアル・ムーブメント(新多年草運動)」について語っていました。この運動は世界的に広がっているとのこと。
  ウチの、野放図な中の庭はそういうことであれば「ペレニアルガーデン」です。一年草は植えずに、生えている植物だけが季節がめぐるのにあわせて咲いているから。今は無駄に挿し木をして増やしたあじさいが六株も同じ花を咲かせています。うーん、やっぱりちょっと違う気がする…。


水曜日、これ以上ないぐらいのいいお天気 玄関前のアイビーやらツルニチニチソウやら切りまくる

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (はるのん2号)
2020-06-19 22:43:11
水曜日、私も同じ気分で空を見上げていました!
ホントに気持ちの良い一日でしたね~♡
目指すはペレニアルガーデンですねっ!
今のところ、うちは雑草がペレニアルです(>_<);
返信する
Unknown (なんかカール)
2020-06-19 23:11:20
風も吹いて蚊もいなかったので、つい調子に乗って二時間も庭しごとをしてしまい、クタクタになりました。

はるのん2号さんは梅の収穫をされていたのかな?

外のしごとがはかどる、ステキなお天気でしたね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。