なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

あいかわらずのムッツリ店主

2016-10-24 16:21:08 | 日記
抜けるような青空。今日も布団を干してホカホカになった。綿のラグも洗って、これももう乾きそう。
こんなにいいお天気なのに、なんとなく気が抜けてる。ぽやーっと。



 昨日は古本市に出店したのでした。古い町並みの残る伊勢の河崎で開かれている一箱古本市です。
昨年も出店して、このときは、一週間後に親戚の皆さんが来ると聞いた直後だったので、そのことに気をとられココロココニアラズの状態で、あまり楽しめなかったのです。夫と二人、静かに黙って並んでいて、はたから見ても、やる気のないブースだったことでしょう。
 今年は、まぁ似たような感じですが、まわりを観察したり、お隣の店主さんとお話したり、お客さんとも
一言二言会話ができて、去年よりだいぶ余裕がありました。

 素敵な看板 
           これとおそろいの缶バッジもらった

 河崎を流れる勢田川沿いにプロの古書店さんも含め、若い人中心に20店舗ほどのミニ古本屋さんが並びました。ざっと見渡したところ、ウチは年齢でいくと上から2番目ぐらいで、ここにいてよかったのかしら…と、あとから思いました。最高齢はもうすぐ80という方でした。この方は特に若い学生さんに話しかけていて、外に向かって発信できるということはエネルギーのいることなのにすごいなぁと感心しました。
わたしたちに足りないのは、そのエネルギー。自分だけで完結してしまう小さな世界から抜け出さないと。

 わたしの出した新しいけどそう思い入れのない文庫本が何冊か売れて、夫のチューリップとか原由子さんとかクラシックとかのCDも、100円均一だったので売れて、すごくボチボチだけれど効率は去年よりいいかな…という状況で午前を過ごしました。去年ごっそり売れた「日本の美術」シリーズは、今年の目玉だったのに、売れたのは歴女という感じの女子学生さんが熱烈ファンな様子で買ってくれた「刀剣」の一冊だけでした。
 
 途中、市民歌舞伎(?)の白浪五人男がその出で立ちで通ってくれたり、チンドン屋さんの扮装でコーラス隊が通ったり、謎の虚無僧カメラマンがいたりしたのですが、それが悪目立ちせず河崎の雰囲気にとけこんで、時空を超えているみたいな不思議な感じでした。そしてどう見ても下水なのですが、勢田川につながっている支流(?)では、そこに棲む生きものを釣るというイベントをやっていて、子どもたちがカニを釣ったり、ボラのこどもを釣ったりしてすごく楽しんでいました。ビブリオバトルやバンド演奏があったり、コーヒーを挽き売りしてくれる中村珈琲さんの珈琲がそこで飲めたり、なかなかまったりとした良いイベントでした。


 河崎の町中では、いろいろな出店が出て「河崎商人市」をしていて、わたしは、手作りパンのお店のパンや、二見に行かないと買えない「酒素饅頭」を買いました。夫もみかんやケーキ、りんごも買って、古本市の売り上げより、使ったお金の方が多いんじゃない?という状況。

 持っていったお弁当を食べて、午後の部。本当にお客さんはボチボチで、手にとってはもらえるけれど
買うまでにはいきません。まったく「安くして」攻撃もなく、こちらも積極的には声をかけず、フリマで見られるような殺伐とした雰囲気とは無関係に時は流れていきます。
 夫は他所のきれいなお姉さんのブースで森鴎外の復刻版を買ってきていました。わたしはお隣でお友達になったすこし年下の奥さんのブースで、お母さまが編まれたというペットボトルフォルダーを買いました。なんかこの時間になると、持ちつ持たれつです。

 3時で終了。とてもとても疲れましたが、それなりに楽しかったかな。来年はどうするのでしょう。お隣の奥さんは「なにが売れるか掴めない。やり方を考えないと。」と言っていました。わたしは、「日本の美術」で「刀剣」を選んだ女子学生さんにヒントがあるような気がしますが、自分の趣味とかけ離れたものはそうは持っていないので、そこが素人の難しいところです。
 まぁ、それなりにお勧めできる本を並べて、お話できるのが一番いいかな。今年は夫はCDの説明で、お客さんと会話していたので、去年よりだいぶハートが開かれて(?)いたと思います。

 家に帰って、夕ご飯のあと、売り上げを計算してみました。出店料を引くと3,200円ほどでした。思ったより多かった!時給にすると一人300円ぐらいかな。ハハハ…。
 

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