なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

梅干しの季節

2017-06-16 18:31:16 | 岩手に育って
梅雨なのに雨が降りませんね。風も乾いていて洗濯物がよく乾くけれど、地球環境的にはたしてこれで大丈夫なのかな。田んぼとか作物とか、雨も必要なときに必要なはずですよね。山形の妹のところでは今年はフグがすごくとれるのだそうです。そんな話を聞いていたときに、テレビで海水温上昇の影響で日本海のフグが北上し、津軽海峡を越えて太平洋にまぎれこみ、雑種フグが大量発生しているとのニュースを聞きました。毒がどこにあるのかはっきりしないため、食するのは危険とのこと。なんか、カオスですね。

 夏野菜出てきた トマト以外は初物
   
   ウチの庭では、今、アゲハが舞い、モンシロチョウがくるくるとたわむれていて一見平和な感じですが、どこか知らないところで生態系が崩れているのかもしれません。昼に、チョウに似た蛾を今年はよく見かけるのもなにかの表れでしょうか。

 チョウじゃなくて蛾なの 真ん中にいます

   ここ最近、保存食を作ることが多くなっています。ちりめん山椒を二回。梅サワーと梅酒。家の梅の木からわずかな量だけ収穫した実で梅干しも作りました。今年の梅干しはシソも自家製です。それから季節の果物、ビワでコンポートも二回作りました。夫が、もったいない精神で、職場の敷地に生っているビワの実(あまりおいしくはない)を大量に持ち帰ってきたので、苦肉の策で作ったのです。これはヨーグルトと一緒に食べるとおいしいようです。昨日は、夫がやはり職場の庭から梅の実を二キロぐらい採ってきて、ちょっとブルーになりました。黒い点々が出ているし、梅干しにするにはどうかなぁ…。梅干しって、すごい手間がかかるから、どうせなら状態がベストな素材で作りたいです。部屋の隅っこに置きっぱなしにしてあって、どうしようかなぁと考えています。

 けっこうあります

   岩手の実家では、祖母が毎年梅干しを漬けていました。収穫も一緒にしたこともあります。おばあちゃんの梅干しはすごく美味しくて、それがない食卓が考えられないぐらい、生活に欠かせないものになっていました。大学生になっても送ってくれていて、それはインスタントコーヒーの空きビンに入れて漬け汁がもれないようにしてあったりいろいろ工夫してありました。そのときはなんとも思いませんでしたが、荷物を作るときのそういう手間って、簡単ではありません。孫娘のためにいろいろ考えて、手間をかけて送ってくれていたんだなと、今ならわかります。
   おばあちゃんの梅干しはシソもたっぷり入ってきれいな赤い梅干し。わたしは今年初めてシソをもんで作ってみましたが、これがなかなか力もいるし大変です。梅雨が明けて、天日干しにした梅からなんともいえないいい匂いが漂っていたり、なんとなくですがその工程を五感で感じとって育っていたような気がします。そういうのは割合大事で、面倒な梅干し作りの敷居をひょいっと乗り越えさせてくれるものになっていると思います。

   お習字の先生のご主人も、梅干しを厳選した材料ですこしの量を丁寧に作られるとのこと。新潟の農家のご出身なので、きっとご実家で小さい頃から食べていた懐かしい味を再現しようと試みているのでしょう。きっと作る過程も楽しみなのでしょうね。書に通じるのかしら。よくわからないけれど。

   あぁ、わたしも作らなければいけないのでしょうか。あの点々の出た梅で…。もうすこし考えます。



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