(上の写真は伊勢の古本屋ぽらんさんのりんごちゃん 見た途端フフっと笑えるぐらい可愛かったので
画像をお借りしました。)
今日は大阪へ。数か月に一度の眼科の検診です。体操もお休みして行ってきました。電車のお伴には先日勢和図書館でいただいてきた本のなかから、田中ぱるばさんという方の「タッサーシルクのぼんぼんパンツ」という不思議な一冊を選んで持って行きました。近鉄特急の往復3時間でちょうど一冊読み切りました。素朴でシンプル、かつおしゃれな装丁にひかれていただいてきた本でしたが、内容もなかなか興味深いものでした。
題字 真木チアキさん 味わい深い字だねぇ
テキスタイル作家真木チアキさんが、インド産の野蚕の絹「タッサーシルク」に魅せられて、布をインドの工房で現地生産するその過程が描かれています。わたしは、おしゃれな人たち(わたしにとってそれは、昔のクーネルに登場するような、ストンとしたワンピースにシンプルだけれど美しい織物のショールをなにげなく身にまとうような人たち)とは無縁だけれど、そういう手織りの布の世界には憧れがあるのです。ものづくりの未知の世界を覗いたようで、おもしろかったです。
この一週間、偶然ですが、インドに関する本を立て続けに読んだことになります。芥川賞受賞の石井遊佳さんの「百年泥」もインドが舞台でした。先週、若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」が読みたくて文芸春秋を買ったのでした。でも、「百年泥」も面白かった。百年泥のインドは虚構の部分も多く含まれているのでしょうが、タッサーシルクのインドと重なる印象もあります。さまざまな人々がそれぞれの価値観で、さまざまに生きている感じ。
先週は他にもいしいしんじさんの「アムステルダムの犬」、「おらおらでひとりいぐも」も一気に読み終えました。平昌オリンピックが終わって、ぽっかり空いた時間をひたすら埋めたかったのかな。ただ、一冊だけは、このスピードで読めないというか、ゆっくり時間をかけないといけないと思わせる本があるのです。
オオイヌノフグリとヒメオドリコソウ?
それは星野道夫さんの「旅をする木」。NHKの番組で「旅をする木」の文庫本版が「木」に一本足して「旅をする本」として旅人から旅人へ手渡され、本当に世界を旅をしたというドキュメンタリーがありました。それを観て、その本の存在は知っていましたが、わたしは読んだことはありませんでした。先週、リサイクル本のなかにこの本を見つけ、迷わずいただいてきたのです。これが、いつものわたしのナナメ読みに近いペースでは、その世界に沿うことのできない、大きなゆったりとした本なのでした。確かに、旅人の長い長い時間のその孤独を埋めてくれるような本です。というわけで、わたしとしては珍しく、ゆっくり大事に読んでいるのです。
右の真ん中あたりの青い本
眼科に行く前にこんなに本ばっかり読んでいてよかったんだろうか。夫は、今日から三日間大阪の実家へ。明日はまたまたオカーサンとフリマへ行くそうです。オカーサンは、そのためにわざわざ夫がやってきたんだろうと思っているらしいです。息子は母のためと思って顔を出しに行ってるつもりなんだけれど、母は息子が実家をねぐらにして自分の好きなことをしにやってきてると思っている…なんか、すれ違っているけれど、オカーサンがそれで楽しくて満足ならそれでいいのだ。
明日はひな祭り
画像をお借りしました。)
今日は大阪へ。数か月に一度の眼科の検診です。体操もお休みして行ってきました。電車のお伴には先日勢和図書館でいただいてきた本のなかから、田中ぱるばさんという方の「タッサーシルクのぼんぼんパンツ」という不思議な一冊を選んで持って行きました。近鉄特急の往復3時間でちょうど一冊読み切りました。素朴でシンプル、かつおしゃれな装丁にひかれていただいてきた本でしたが、内容もなかなか興味深いものでした。
題字 真木チアキさん 味わい深い字だねぇ
テキスタイル作家真木チアキさんが、インド産の野蚕の絹「タッサーシルク」に魅せられて、布をインドの工房で現地生産するその過程が描かれています。わたしは、おしゃれな人たち(わたしにとってそれは、昔のクーネルに登場するような、ストンとしたワンピースにシンプルだけれど美しい織物のショールをなにげなく身にまとうような人たち)とは無縁だけれど、そういう手織りの布の世界には憧れがあるのです。ものづくりの未知の世界を覗いたようで、おもしろかったです。
この一週間、偶然ですが、インドに関する本を立て続けに読んだことになります。芥川賞受賞の石井遊佳さんの「百年泥」もインドが舞台でした。先週、若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」が読みたくて文芸春秋を買ったのでした。でも、「百年泥」も面白かった。百年泥のインドは虚構の部分も多く含まれているのでしょうが、タッサーシルクのインドと重なる印象もあります。さまざまな人々がそれぞれの価値観で、さまざまに生きている感じ。
先週は他にもいしいしんじさんの「アムステルダムの犬」、「おらおらでひとりいぐも」も一気に読み終えました。平昌オリンピックが終わって、ぽっかり空いた時間をひたすら埋めたかったのかな。ただ、一冊だけは、このスピードで読めないというか、ゆっくり時間をかけないといけないと思わせる本があるのです。
オオイヌノフグリとヒメオドリコソウ?
それは星野道夫さんの「旅をする木」。NHKの番組で「旅をする木」の文庫本版が「木」に一本足して「旅をする本」として旅人から旅人へ手渡され、本当に世界を旅をしたというドキュメンタリーがありました。それを観て、その本の存在は知っていましたが、わたしは読んだことはありませんでした。先週、リサイクル本のなかにこの本を見つけ、迷わずいただいてきたのです。これが、いつものわたしのナナメ読みに近いペースでは、その世界に沿うことのできない、大きなゆったりとした本なのでした。確かに、旅人の長い長い時間のその孤独を埋めてくれるような本です。というわけで、わたしとしては珍しく、ゆっくり大事に読んでいるのです。
右の真ん中あたりの青い本
眼科に行く前にこんなに本ばっかり読んでいてよかったんだろうか。夫は、今日から三日間大阪の実家へ。明日はまたまたオカーサンとフリマへ行くそうです。オカーサンは、そのためにわざわざ夫がやってきたんだろうと思っているらしいです。息子は母のためと思って顔を出しに行ってるつもりなんだけれど、母は息子が実家をねぐらにして自分の好きなことをしにやってきてると思っている…なんか、すれ違っているけれど、オカーサンがそれで楽しくて満足ならそれでいいのだ。
明日はひな祭り