風薫る五月であります。でも、普段と変わらぬぼんやりした一日を過ごしてしまった。特記すべきことと言えば、コンサートのチケットを電話でとったことと、カロライナジャスミンを植え替えたこと、それから、遅まきながら冬物のジャケットを、洗ったことぐらいかな。
カロライナジャスミンは花が咲いている期間が短いですよね。香りも振りまかなければいけないし、短
期集中でエネルギーを放出するタイプかしら。ブドウのつるに巻きつけさせてカーポートの屋根の内側に這わせていたのですが、夫がぐるぐる巻きのブドウがかわいそうだ、としきりに言うので、ジャスミンの古い枝をすべて切って、他の場所に植え替えました。今日は仕事に出かけた夫、帰ってきて解き放たれたブドウに気がつくでしょうか。
もじゃもじゃジャスミン
十年も前ですが、鈴木重子さんのファンになり、CDを買ってよく聴いていました。コンサートにも一度行って、その雰囲気とスモーキー(?)な歌声にますますファンになりました。最近はあまり聴くこともなかったのですが、二、三日前、伊賀にいらっしゃることを知り、行ってみようかしらという気持ちになりました。場所がホールとかではなく、古い史跡だということを知ると、夫も乗り気だったので、二枚チケットをとることにしました。現在は、歌以外にいろいろな活動をされている鈴木重子さん。十年前とどう変わられたでしょう。それを聴く自分はどう変わっているでしょう。
音楽といえば、ウチの息子は子どものときも、声に出して歌を歌うということがほとんどありませんでした。頭の中では伊福部昭さんのゴジラの交響曲なんかが鳴っていたかもしれませんが、口に出して歌うということがないのです。ところが、彼が保育園のとき、ある日突然、歌っているのを耳にしました。
ペンギンさんがお散歩していたら 空からステッキ落ちてきた
サンキュ ひろって ふりふり いきました
というもの。やたら可愛い歌詞に、なにこの歌?まったく歌というものに関心のない(あったけど歌うという表現ができなかったのかも)息子に歌わせる力を持ったこの歌?
長い間わたしの心に強く残っていたのですが、わかっているのはペンギンさんの歌だということだけで
メロデイーはあやふやだし、もやもやとしたままでした。それが、つい数年前、夫と車に乗っていて、ラジオから流れてきて、はっ!としました。これは、もしや、あの、唯一息子が歌った歌では……しっかり聴くために、ドラッグストアの駐車場に車を止めて耳を傾けました。それは、まど・みちおさん作詞の「ぺんぎんちゃん」という歌だったのです。作曲は中田喜直さん。初めて正しいメロディーにのったぺんぎんちゃんの歌を聴いて、感無量。やっぱり、まどさんはすごいです。もともとペンギン好きの息子ですが、この短い歌詞だけで、物語と可愛い様子を想像することができて、きっととても気にいったのでしょう。サンキュ、というところが特別可愛いです。
さて、音楽とは関係ないですが、上の写真はペンギン好きの息子が、今年の母の日(すこし遅れたけど)に贈ってくれたもの。ペンギンのマグカップでした。左のねこのマグカップも何年か前の母の日のプレゼントです。
カロライナジャスミンは花が咲いている期間が短いですよね。香りも振りまかなければいけないし、短
期集中でエネルギーを放出するタイプかしら。ブドウのつるに巻きつけさせてカーポートの屋根の内側に這わせていたのですが、夫がぐるぐる巻きのブドウがかわいそうだ、としきりに言うので、ジャスミンの古い枝をすべて切って、他の場所に植え替えました。今日は仕事に出かけた夫、帰ってきて解き放たれたブドウに気がつくでしょうか。
もじゃもじゃジャスミン
十年も前ですが、鈴木重子さんのファンになり、CDを買ってよく聴いていました。コンサートにも一度行って、その雰囲気とスモーキー(?)な歌声にますますファンになりました。最近はあまり聴くこともなかったのですが、二、三日前、伊賀にいらっしゃることを知り、行ってみようかしらという気持ちになりました。場所がホールとかではなく、古い史跡だということを知ると、夫も乗り気だったので、二枚チケットをとることにしました。現在は、歌以外にいろいろな活動をされている鈴木重子さん。十年前とどう変わられたでしょう。それを聴く自分はどう変わっているでしょう。
音楽といえば、ウチの息子は子どものときも、声に出して歌を歌うということがほとんどありませんでした。頭の中では伊福部昭さんのゴジラの交響曲なんかが鳴っていたかもしれませんが、口に出して歌うということがないのです。ところが、彼が保育園のとき、ある日突然、歌っているのを耳にしました。
ペンギンさんがお散歩していたら 空からステッキ落ちてきた
サンキュ ひろって ふりふり いきました
というもの。やたら可愛い歌詞に、なにこの歌?まったく歌というものに関心のない(あったけど歌うという表現ができなかったのかも)息子に歌わせる力を持ったこの歌?
長い間わたしの心に強く残っていたのですが、わかっているのはペンギンさんの歌だということだけで
メロデイーはあやふやだし、もやもやとしたままでした。それが、つい数年前、夫と車に乗っていて、ラジオから流れてきて、はっ!としました。これは、もしや、あの、唯一息子が歌った歌では……しっかり聴くために、ドラッグストアの駐車場に車を止めて耳を傾けました。それは、まど・みちおさん作詞の「ぺんぎんちゃん」という歌だったのです。作曲は中田喜直さん。初めて正しいメロディーにのったぺんぎんちゃんの歌を聴いて、感無量。やっぱり、まどさんはすごいです。もともとペンギン好きの息子ですが、この短い歌詞だけで、物語と可愛い様子を想像することができて、きっととても気にいったのでしょう。サンキュ、というところが特別可愛いです。
さて、音楽とは関係ないですが、上の写真はペンギン好きの息子が、今年の母の日(すこし遅れたけど)に贈ってくれたもの。ペンギンのマグカップでした。左のねこのマグカップも何年か前の母の日のプレゼントです。