なんかカールしてる

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大阪のこと

2016-09-21 19:00:19 | 日記
                上の絵はデトロイト美術館展のモジリアニ

 台風は、昨日たしかに来たことは来たのです。昼前から雨が激しく降り続き、風もびゅーっと吹いてきたので、物干し竿を片付けたり、花の鉢を避難させたりして台風に備えました。
 窓に打ち付ける雨風も強くなっていよいよかと身構えていると、それまで大きく揺れていた庭のウラジロガシがパタリと静かになり、ウソのように雨も風も弱まったのです。進路をみるとちょうど上を通り過ぎて行ったよう。なんだったのかなー?台風の目に入ったということでしょうか。
 つがいの山鳩が電線の上からウラジロガシを困ったなーという様子で眺めていたり、様子を見に中に入ってみたりしていたので、もしかしたら巣を作りかけていて、あきらめたのかもしれません。ウチは時計草のつるがはずれたとか被害はそんなものでしたが、知らないところではいろいろ影響があったのかも。

 台風一過の空

 さて、三連休の大阪行きです。
 一日目、野菜や果物、お彼岸用に炊いたあんこを載せて、家族三人で車で三時間かけて大阪に向かいました。いつもオカーサンはカレーを作っておいてくれるので、それと、持っていったポテサラとおからで夕ご飯。夫と息子は近くの銭湯へ行くのがここ数年の習慣になっています。そして七時過ぎにはもうすることがなくなってしまいました。ふとんに入ってブラタモリを観て、そのままみんな寝てしまいました。

 二日目、天王寺の大阪市立美術館へ。「デトロイト美術館展」を観ました。モネ、ルノワール、ゴッホ、
セザンヌ、ドガ、モジリアニ、ピカソ、マチス、ルオー、デュフィと、他にも有名な画家のあまり有名でない作品がたくさんありました。オカーサンを外の庭園で待たせていたので落ち着かず、さらーっと一巡りしました。セザンヌの風景画の色使いが良かった。モジリアニもドガもなんか好きだなぁと思っていたら、その理由がわかりました。
 保育園に通っていたころだから五歳ぐらい。母の妹つまり叔母さんが東京から帰省したときに36色ぐらいの色鉛筆をおみやげに買ってきてくれました。そんなゼータクな色鉛筆セットは見たこともなくて、すごくうれしくて大事にしていました。そのカンの入れ物に印刷されていたのがドガの踊り子だったのです。
ひらひらしたチュチュを身につけて、なんかぼやっと白く浮き出ている踊り子を、五歳のわたしはいつも見ていたわけです。

もしかしてバレエへの憧れもここから?

 それからモジリアニの絵は、昔の台所の暗い隅の壁に貼られていました。農協がくれる大きな一枚のカレンダー。それが女の人が首を傾けて正面を見ているモジリアニの絵だったのです。なんでこんな顔なのかなぁ、とじっと眺めていました。
 次の年の農協カレンダーは梅原龍三郎の富士山だったような気がするんですけど、これは印象が強烈すぎてじっと眺める対象ではなかったみたい。
 子どものころの出会いって、いろいろ影響するのですね。それがカンに印刷されたものでも、カレンダーでも。記憶の底に残っていた画像を引っ張りだして納得したのでした。

★続きは明日…


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