ぴかしのホビーワールド

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TRACER900GTのチェーン交換

2022年09月27日 06時20分00秒 | オートバイ

TRACER900GTに乗ってから、様々なカスタマイズをしてきました。

今回は、チェーン交換です。

チェーンが錆びてしまい、錆を落としましたが見た目も悪いので交換しようとしたのが1年前です。

分かったことは、チェーンはこまめに洗浄すると錆びてしまうってことです。

チェーンクリーナーで油を落として、チェーンルブを吹きましたが、垂れ落ちてくると思いウェスで軽く拭き取りました。

その結果、2週間でサビサビになってしまいました。

油ギトギトの方がプレートを保護してくれて、錆びないような気もするのは私だけ?

自転車のチェーンはステンレス製ですが、オートバイはスチール製なんですね。

DIDのブラックチェーンも購入し、そのうちに交換しようと思って丸一年。

ようやくチェーンのコマが黒に塗装されたチェーンに交換します。

こまめにさび落としと注油をしてきましたが、全体的に錆びの腐食があります。


交換するのはDID 525ZVM-Xです。

大型二輪になると、パワーがあるのでこのクラスのチェーンが必要です。

DIYで交換するので、交換用工具のかし丸君が必要です。

チェーンカッターとも呼びますが、本当にカットするのではなく、ピンの抜き差しを行う工具です。

かし丸君を使用するには27mmと19mmのスパナが必要で、結束バンドとニッパーはチェーンを貼り替えるときに使います。

27mmスパナはリアのアクスルロックを緩めるのに必要な工具なので、1本あると便利です。

かし丸君の使い方はメーカーサイトで確認してください。

チェーンの裏側に工具を合わせます。


チェーンの進む方向のピンを押し出します。


27mmスパナではかし丸君を固定し、19mmスパナでピンを押し出しますが、硬くて回りません。


スライドTレンチに19mmのソケットを付けて回したら、なんとか回りました。


途中でスッと軽くなってから、何周か回すと裏側からピンが飛び出てきました。

裏側はサビサビですね。

かし丸君を取り外すと、チェーンは外れました。


こちらが新しいブラックチェーンです。


古いチェーンに結束バンドで繋ぎます。


チェーンを送って貼り替えていきます。


新しいブラックチェーンに貼り替わりましたが、スプロケットにかみ合わず届きません。

古いチェーンが少し伸びていたので、調整のために張り気味にしていたため、新品のチェーンではきつくなったのでしょう。

ホイールのアクスルロックを緩めます。


調整アジャスターを緩めます。


ようやくスプロケットにかみ合うようになりました。


新しいブラックチェーンをつなぐジョイントとシール(パッキン)です。


付属のグリスを塗ります。


チェーンの結合部もグリスを塗ります。


ジョイントを裏側から差し込み、手前にプレートをはめます。


ジョイントにプレートを圧入します。


慎重にやったのですが、プレートの圧入工具の跡が残ってしまいました。


ジョイントピンのかしめをおこないます。

リベットみたいな感じで、ジョイントピンの穴に工具を押し込んで、押し広げることでジョイントピンが抜けなくなります。

可動域がムリなく動くかチェックします。


はい、チェーン交換完了です。


TRACER900GTのチェーンの遊び量(たわみ量)は35~45mmです。


難しそうに思えますが、自転車のチェーン交換とさほど変わりません。

ちなみに自転車のチェーン交換もオートバイと同様にピンを抜いて交換します。


自転車は変速機が付いているので、長さの調整が難しいです。

チェーン交換は経験者や慣れた人なら、さほど難しくないですが、自身のない方はショップに頼んでください。

ショップだと工賃3,000~5,000円でやってくれますが、自分でやるとかし丸君が12,000円ほどします。

その代わり、チェーンがネットショップだと15,000円ぐらい、ショップだと20,000円ほどしますので、2回目の交換で収支が逆転します。

それより、自分でオートバイをメンテナンスする満足感があるので、価格差以上の価値があります。

ただし、駆動に関するメンテナンスなので、自己責任の作業になることは承知しておいてください。

信州ツーリング前に交換して、すでに1,000km走行しているので、作業ミスはなかったようです。



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