2月14日、世間様はバレンタインデー。
悲しきかなそれには無縁の娘と、雪の降り始めた東京を後に
新幹線で西へ向かいました。
品川駅を出てから車窓はずっと雪景色。
思えばつい先週の土曜日も、このような景色を見ながら大阪に向かったものです。
今日の行先は冬ですが秋の宮島。いや、安芸の宮島です。
新幹線は小一時間遅れて進んでおりましたが、岡山を過ぎ
いつも実家に帰る時に降りる福山を通り過ぎても、外は吹雪のように見えていました。
でも、これは滅多に見れぬ雪の厳島神社が見れるかもしれないと期待していました。
が!
ん??
東広島辺りだったのでしょうか、ふと外を見ると
雪は全く見当たりません。車窓の風景は一変していました。
ありゃりゃ~~・・・・。ゆき先に雪なし。
まあ、傘をさしての移動や観光は大変なので、ラッキーと思うようにして
広島で新幹線を降り、今夜泊まるホテルに荷物を預けて
UR宮島口に向かいました。
以前一人で来た時に宮島口にいた、
超カッコよくて爽やかな笑顔のイケメン駅員さんがいないかなあと思いましたが
おられませんでした。
フェリーに乗って宮島に向かいます。
雨も雪も降っていませんが、風が冷たいです。
山の上の方に申し訳程度に雪が残っています。
10分ほどでしょうか、宮島に到着。
ちょうどお昼前です。
広島に来たら、カキを食べにゃあ!
しかし、娘は食わず嫌いで食べたことがないと言います。
そう言えば鍋に牡蠣を入れても食べるのは親だけでした。
と、串刺しの牡蠣を焼いているお店を発見!
食べやすそうだし、四個で400円です。
たれも何種類かあって、これなら娘も食べられそうだと
バター牡蠣醤油だれで一本。
初めての牡蠣におっかなびっくりの娘でしたが
バターしょうゆの香ばしい香りも手伝い、美味しいと言って食べてました。
20歳前に牡蠣デビューです。めでたし。
後の三個はあたくしがぺろり。
行ったらぜひ食べてみてね。
娘は通りすがりにもみじまんじゅうを一つ食べて
それから、こてこてしないものが良い、という娘と
うどん屋に入って、私は牡蠣うどん、娘はカレーうどんを食しました。
量がめっちゃ少なくて、何かの間違いかと思うくらいでした。
向こうに見えるカレーうどん、あれまだ食べてないんですよ。
うどん見えてないですよね。10本くらいしか入ってなかったんじゃない?
味もいまいち。
観光地では食べ物で失敗する事が多いのです。
黙っていても人が来るので努力が足りないような気がします。
はなまるうどんの方がよっぽどましでした。
もし今度宮島に行ってもここはスルーする~~。
一人ならビールを飲んで生ガキ、焼き牡蠣を…というところですが
あまりにも寒いせいもあり、ビール飲みたい病は発症しません。
さて、それから厳島神社に行き
生まれて初めておみくじで凶をひいた娘。
私は笑顔で言ってやりました。
きょうのつぎは あした !
変な顔なんで、NG
ふと気づけば、私は神社の鳥居やらなんやらの色と一体化しています。
何気に選んだ鳥居色のコートに、自分でビビる。
寒いので、鹿たちもあまり見かけませんでしたが
親子で身を寄せ合って可愛らしかったです。
さて、あまりに少ないカレーうどんの反動で
おしゃれなカフェに入って娘はケーキセットを食べ
私はカフェラテを飲みました。
そして、その後すぐに、揚げもみじを食べる娘。
若いって素晴らしい。
この日はロープウエイも動いておらず、シーズンオフの宮島は静かなものでした。
ちゃらっと観光して広島に戻り、路面電車で原爆ドームへ。
思ったより小さいと娘が言います。
修学旅行で行ったコロッセオは思ったより大きかったと言います。
比較対象がが違うじゃろうが。
戦争を知らない娘が平和の鐘を静かに鳴らし
ここを夥しい数の死体が流れたんだよ
と、そばを流れる川を見て教えました。
少しだけ戦争について話をしましたが
自分には説得力が全くなく、資料館に連れて行けばよかったとも思いましたが
時間があまりなかったのと、もう一つとある事情がありまして資料館には入りませんでした。
その話はまた別の時に。
帰りは徒歩でお好み村に。
昔は広場にお店屋さんが集まっていたようですが、50年ほど前2階建てのビルにまとまって
今はこのビルの2階から4階に何十軒かのお店が入ってます。
まず4階に上がって良さげなお店を探してみよう、という事にして
4階を歩いておりましたが、このような雰囲気は初めての私たちには入りにくそうな感じ。
そこで、一番最初に「いらっしゃいませ、どうぞ~」と声をかけてくださった
かえるっ亭というところに入る事にしました。
最初にお好み焼きの大きさを確認。
なんせ、中年のオバサンと色々食べてきた娘が二人ですから
あまり大量だと食べきれません。
おそばの玉が一つ入っているから、との事で、それなら食べきれそうだと思いまして
違う種類のを二枚頼んで、自分で鉄板の上で切って食べるのには慣れない娘のために
お皿に入れてもらいました。
ハーフアンドハーフです。
写真では分かりにくくなってしまいましたが、山盛りのキャベツが入ったので結構な量です。
最初に生ビールを飲んでしまった私は、半分も行かないうちにお腹がいっぱいになってしまいました。
しかし、残したら悪いなあと思って頑張って食べていると、ビールがなくなりました。
おじさんが「ビールどうですか」というのでつい
「おねがいします」と反応してしまい
ビールを飲むとこれが食べきれなくなってしまうと焦り
しかし、この場で残したら悪いと思って二人とも無言で食べ続けました。
あっ、言いそびれましたが、味はとってもおいしいお好み焼きでした。
そして、ついになんと私は完食。
娘はどうしても後のふたきれが食べられず、先ほどの宮島の饅頭を後悔しておりました。
美味しいけど色々食べてきたのでごめんなさい、とお詫びしましたが
ごちそうさまでした。
パンパンのお腹でしたが、駅まで歩いて行く事に。
それが思いのほか遠く、しかも道に迷ってしまいました。
しかしお蔭でお好み焼きは消化されつつありました。
ホテルチェックイン。
レディースフロアという事でしたが、
まるでマンションのようでホテルの部屋にいる気がしないような所でした。
テレビをつけると東京方面は雪でとんでもない事になっているらしい。
遅くまで起きていると、きっとそのうち小腹がすくに違いないと思いましたが
朝が早かった私たちは小さい湯船にお湯をはって入浴し
私は、ちなみにと買ってきた缶ビールの小さいのを一本飲んで、撃沈 zzz
明日に続く
ご訪問ありがとうございます。
感謝をこめて つる姫