読書再開して、二冊目の本を借りました。
五木寛之さんのエッセイです。
内容としては、
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「この本は答えを出す本ではありません。旨いやりかたや世渡りの技術を伝授する本でもありません。ぼくと同じように、夜と朝との狭間に、ひたすら自分との対話を繰り返すような人への、目くばせの合図のようなものです―」(「開幕のベルにかえて」より)。
自殺の問題、生きる意味について、病苦、老い、死への不安、将来や人間関係の悩み、読者の手紙にこたえるかたちで書かれた新しい人生相談形式のエッセイ。命がよみがえる、生きる羅針盤。
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しかも私が借りたのは、視覚障害などを持つ人のために作られたという、大きな活字を用いて出版されたもの。
私は、そこまでひどい老眼でもありませんが、字が大きいと読む意欲が倍増。
2分冊となっている1をあっという間に読破。
目がきついと、読書したくても疲れてしまう人がたくさんおられるはず。
このような試みがあったという事を知れたことも、学びのひとつとなりました。
中身は、五木さん節が炸裂。
節目ごとに、五木さんの作品には救われてきた私ですが、人生相談に対して、正解とか回答というものではなく、沢山のヒントを与えてくれる内容だと思います。
この中で、印象的な言葉は、「インナーウオー」と「クオリティ・オブ・ライフ」と「クオリティ・オブ・デス」
私が常々思っている事に、一致する部分も多々あります。
後、マーク・トウェインさんの、名言の中のひとつも書かれていました。
ユーモアの源泉は、哀愁である
これは、私的にはとても深い言葉。
ぶっちゃけユーモアとギャグは違うって事かな。
笑
アウシュビッツの事にも触れています。
とても、興味深く、胸に刺さる内容です。
2冊目もあっという間に読めそう。
それにしても、天気が悪いし、昨日も今日もめちゃくちゃ寒い。
来週にはもっと強い寒波が来るとか。やれやれ、暑くても寒くても、やれやれ、ですわね。
暖かくしてお過ごしください。
ご訪問いただきありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫