☆つる姫の星の燈火☆

#2291 運動会のおもひで

昨日の夕暮れ時は

灰色の雲がもくもくと湧いていました。

これもまた、いとおかし。

 

昨日の朝7時に、またもや花火のような音がしたので、今日は何事か?と思ったら、そのうち、近隣の学校から歓声が聞こえてきて、どうやら運動会だったようです。

応援の声、何を言っているかわかりませんでしたが、とても爽やかで、光る汗、輝く瞳の生徒たちの光景が、見えてくるようでした。

今日は、世界一運動神経のない私の、運動会の思い出をひとつ。

ダンスやら、鼓笛隊やらは、まあよしとして、徒競走の前になると、お腹がいたくなるほど、走るのは苦手でした。

スタートで出遅れ、がんばってもがんばっても、いつもびり。

ちなみに、早生まれで、学年で二番目位のちびでしたが、多分それは関係ないでしょう。

 

一方、私はしばしば熱を出し、胃腸も弱く、先ほども言いましたが、ちびのやせっぽちでした。

そして、そのお熱の原因は、巨大な扁桃腺である、と言われました。

今でも覚えていますが、喉がふさがるほどの立派な扁桃腺。

あるとき、なんだったのでしょう、大口を開けていた私の口の中をみた友達が、

つるちゃんの口の中、なんか変じゃ、というのです。

ショックを受けて、家に帰り、おかあちゃんにそのことを話すと、

つるは扁桃腺、というのが大きいんじゃ。切った方がいいらしい。

という。

小学2年だったと思いますが、運動会の日に、扁桃腺切除することになりました。

学校を休むと、勉強が遅れるから、ということで、授業のない日前後を選んだのです。

つる姫は、運動会を休むことなど、全く嫌ではありませんでした。

徒競走で悲しい想いをしなくて済むからです。

運動会前の総練習には参加しました。

運動会に出れないので、母がカメラを持って見学に来ました。

さて、徒競走。

つる姫は、新しいシューズを履いて、思い切り走りました。

そして、なんと生まれてはじめて、2番になったんです。

新しいシューズは軽くて足にフィットして、いつもの倍位早く走っているような気がしました。

前には、お友達が一人しか走っていません。

ゴールに入ったときの、嬉しそうな顔、母がバッチリ写真におさめてくれていました。

本当に嬉しかったのでしょう、何十年経った今でも覚えているのですから。

本番ではありませんでしたが、一番心に残る、懐かしい思い出です。

 

余談ですが、その当時、扁桃腺を切るのが流行っていました。

今では、全身麻酔で入院までするようですが、当時は違います。

局部麻酔のみで、口は自分で開けさせられ、ハサミのようなものが目の前に見えて、わずか7、8歳の私の恐怖は、それこそ今でも忘れられないものです。

切り取られた、梅干しみたいな立派な扁桃腺が、お皿に入れられるのも、ばっちりみました。

口を開けないと、ものすごく怒られ、口を開ける器具を入れられました。

それが、とても苦しくて、大騒ぎすると、だったらちゃんと口を開けなさいと、恫喝です。

幼いつる姫の、恐怖を想像してくださいまし。

そして、術後は数時間病院で寝て、夜には家に帰りました。

それが普通だったのでしょうか。

点滴などはないので、どのみち口から飲んだり食べたりしないと行けませんでした。

牛乳を飲ませてもらったら、喉からしたに落ちていかず、鼻から出てきました。

これが、元祖、鼻から牛乳です。

おばあちゃんの家に泊めてもらって、手術を受けた町の病院に2、3日通院し、特に問題もないということで、田舎の病院に引き継がれ、喉の消毒などのケアを受けました。

おかげさまで、熱を出すこともあまりなくなりましたが、あれ以来、徒競走は相変わらず、いつもビリー・バンバンでした。

ビリー・ジョエルでもいいけど。

 

もう、10年以上前の話ですが、運動会の徒競走をしないとか、走っても順番をつけないとか、かなり前ですが、そんなような学校もあると、聞いたことがあります。

それはこどもたちを守るため?とか。

それは違うんじゃないかい。

私は運動はダメだったけど、すこしでも早く走ろうと努力はしてみた。

あのシューズはすぐに小さくなってしまったけど、どの靴を履いても、要するに靴のせいではなかったと理解しました。

すごく悔しかったけど、しかたないじゃん。

そのかわり、私は図工は得意で、いつも褒めてもらい、その辺りでバランスがとれていたようにも思えます。

頑張っても出来ないこともあるけど、人には必ず取り柄とか好きなことがある。

それを、回りや自分自身が見極めて行くのが、義務教育の期間なんじゃないかなあ。

社会で生きるためには、嫌いなこともやらなきゃいけない。

かく言う私は今や、嫌なことを遠ざけて生きているわけですが、頑張った時期もあったんですから、勘弁してください。

 

子供達の運動会では、私は早く起きてお弁当づくり。

主人は席取り合戦を担当してくれました。

今では、親の負担が大きくなるからと、運動会をお昼で終わらせる学校があるとか?

一体世の中はどうなっちゃうんだろう。

運動会の午前の部が終わると、子供達は親のいる場所を目掛けて戻ってきて、おにぎりやから揚げをほおばる。

隣の家族のお弁当が気になる母。

不謹慎に、そんなところでアルコールを嗜む家庭もある。

いくら私でもそれだけはやろうとも思いませんでしたが^^

まあ家族それぞれで、楽しい運動会のお昼休みの光景。

共働きのご家庭が多いから、とはいえ、なくなってほしくない運動会の光景のひとつです。

さて、孫の時代にはどんなことになるのでしょうか。

私は父が写真屋さんだったので、すべての学校行事に来て、写真を撮らせていただいていました。

さすがは、プロですから、私をメインにってことはなかったです。

そうそう、運動会での、保護者達の撮影合戦も、熾烈でした。

何かにつけて、親はこどもに育てられる、お互いに育てあっていくのだなあと、思います。

皆さんの運動会の思い出はなんですか?

 

さて、朝夕はずいぶん涼しくなりました。

今度の週末にも台風が来るとか?

なぜに週末をねらってくるんじゃろうか、タイフーン。

とにかく、あまり悪さをしてほしくない、と願うだけです。

 

今日も笑顔で過ごせますように

感謝をこめて

つる姫


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

コメント一覧

つる姫
ブライトあいさま
素晴らしい言葉ですね。
明日にでもシェアさせたいただきます。
ありがとうございます😊
ブライトあい
ビル・ゲイツがあるカリフォルニアの高校でしたスピーチ。長いけどとても興味深い内容では?:

ルール1:人生は公平ではないーそれに慣れること

ルール2:世界はあなたの自尊心を気にかけない。世界は、あなたが自分自身に満足する前に何かを達成するのを期待する。

ルール3:年収6万ドルを高校卒業後一年では得られない。電話付の車に乗る副社長という位はそれに値する働きや実績がなければ獲得できない。

ルール4:教師が厳しいと思っているならば、上司を持つまで待ってみなさい。

ルール5:ハンバーガーを裏表焼くためにそれを裏返したりする仕事(=さえない仕事=最低賃金の仕事)はあなたの尊厳にかかわることではない。あなたの祖父母は、さえない仕事に対して(さえ)別の言葉を持っていた。彼らはそれを「機会」と呼んだ。

ルール6:あなたが失敗しても、それはあなたの両親のせいではないのだから、自分の間違いについて泣き言を言わず、それから学ぶこと。

ルール7:あなたが生まれる前、両親は今ほど退屈な存在ではなかった。彼らが退屈に見えるのは、あなたのために様々な経費を支払い、あなたの服を清潔にきれいに保ち、あなたが自分がいかにかっこいいかを話すのを聞いて、そうなったのである。そのため、親世代に寄生する存在で熱帯雨林を救う前に、まず自分の部屋のクローゼットの害虫駆除をすることである。

ルール8:(ゆとり教育のおかげで)あなたの学校は勝者と敗者という分け方を廃止さえしているかもしれないが、人生はそうではない。 一部の学校では、不合格の成績のつけ方そのものを廃止しているが、それは現実の生活で少しもそれに似たものはない。

ルール9:人生は学期に分かれていない。 あなたは夏休みを取らず、あなたが「自分自身を見つける」のを手伝うことに興味を持つ雇用主はほとんどいない。 あなた自身の時間にそれをすることである。

ルール10:テレビ(の番組)は現実のものではない。 実生活では、人々は実際に(長居したい)コーヒーショップを出て仕事に行かなければならない。

ルール11:オタクに親切に。 おそらくあなたはそうしたオタクの一人のために働くことになるかもしれない。

–ビル・ゲイツ





つる姫
美子さま
そうでしたか。あの頃、扁桃腺すぐに切ってましたよね。
で、扁桃腺を切った女子に、とある、都市伝説があったの、知ってますか?
まあ、私の場合は、田舎伝説でしたが。
ここではかけないので、お会いしたときに^^
美子さまは、究極の早生まれですもんね。
かけっことか早そうなイメージですが、なんか、嬉しい(笑)
よい一日を♪
YoshicoHino
http://dimples.main.jp/
同じ経験、扁桃腺切ったのは小学校3年でした。強烈に覚えています。恐ろしかった~苦しかった~痛かった~ご褒美にぬいぐるみ買ってもらいました。
早生まれでチビでとろくて、かけっこは遅いまんまでした(^^;
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