昨日、借りてきてあっという間、一気に読み終えたのは、重松清さんの「答えは風のなか」。
2021年発行の、10の物語が入った一冊。
コロナ禍や、ヘイトの話など、私たちが直面する問題が問いかけられています。
重松さんは、こうおっしゃられています。
>>僕はいつも、自分の書くお話には「答え」なんてないんだと思っています。
読んだあとには、むしろ「問い」が残ってほしい。
答えは風のなか。風を見つめて探すには……
つまり、顔を上げてほしかったのです。
うつむいてばかりの世の中だからこそ。
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なんだかね、こういうものを読んでいると、こんな風に下手な文章で、ああだこうだ言っている自分が恥ずかしくなる。
基本、自分の考えを他人に押し付けるような事はしていない、と思っているし、同じ言葉でも人それぞれ受け止め方が違うという事も、わかっているつもり。
答えは、自分で見つけるものでもあり、一生かかっても見つからない答えもある。
見つからない答えを探し続けるのもいいけど、切り替えて違う問いに向かうのも良し。
最後のひとつ、「諦め禁止」という物語をはじめ、小学校高学年からのお子さんに読んでもらいたいと思う一冊でした。
もちろん、大人?になってしまった私たちにも。
物心ついて、学生から大人になり、そして、子どもたちを育てていた頃も、必死で「正解」を探していたように思います。
世の中、ますます複雑になり、多様化し、それを認め合う事が必要となり、正解や答えを出すのは、ますます難しくなりそう。
重松さんの想いとは、かけ離れるかもしれませんが、答えは風の中、そう考えて、風に吹かれて蒼天見ゆ。
爆
色んな事を引きずるタイプでござる。
今日は、天皇誕生日ですね。
年は違いますが、子どもの頃、同じ二月生まれの当時の浩宮さまに、無謀にも親近感を覚えていた記憶もあります。
私にとって、一番印象深かったのは昭和天皇でしたが、今の天皇皇后さまは、同世代という事もありますし、皇后さまに対しては、お気持ちに寄り添える部分もあるような気がして、これまた無謀で失礼なことなのですが。
お人柄や才能を発揮していただける機会が沢山増えますように。
話が皇后さまに行きましたが、天皇陛下、お誕生日おめでとうございます。
皇室に関しての事も、なにかと色々とありますが、私たち国民にとっても、天皇皇后さまにとっても、これからの令和が平穏に過ぎゆく事を祈ります。
以前描いた絵です。
淋々と泣きながら はじけてとんだけど
もっと君は君で ありますように
いったい俺たちはノッペリとした 都会の空に
いくつのしゃぼん玉を 打ち上げるのだろう?
長渕さんより
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感謝をこめて
つる姫