今日は「雨水」という日だそうです。
雪解けがはじまる、というような意味で、春が近づく頃の事を表すようですが、北陸などの大雪はまだまだ大変のようです。
けれど、春は必ず来ます。大変でしょうが、今少し頑張りましょう。
このように日本には美しい日本語が沢山あります。
さて、最近はテレビ録画で映画を観ておりまして、昨日みたのは
「告発の行方」
原題 | The Accused |
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製作年 | 1988年 |
製作国 | アメリカ |
バーで集団レイプされたサラ(ジョディー・フォスター)は、事件当時お酒に酔いマリファナを吸って、さらに挑発的な服装をしていた。
レイプした3人は特定されるが、担当検事であるキャサリン(ケリー・マクギリス)は、裁判で勝ち目はないと判断して弁護士団との司法取引に応じ、3人の罪を軽くした。
しかし、その事を後悔したキャサリンは、もう一度この事件を調べ、有力な証言をしてくれる学生を探し出し、レイプ犯を周りで煽っていた男たちをレイプの教唆という形で告発する。
レイプという悲惨な事件は、随分前からアメリカだけでなく日本でも問題になっていて、訴えを起こした場合、被害女性は「二度レイプされる」という表現をされるほどだそうです。なので、被害に遭っても泣き寝入りする女性も多いとか。
この映画は、強姦した本人たちだけでなく、それをとめもしないで囃し立て、煽った男たちを犯罪教唆として告発する、というものでしたが、見て見ぬふりをしていた人たちはどうなのか、という難しい部分も描いています。
★★★
この映画でジョディー・フォスターがアカデミー主演女優賞をとったど。
世の中に犯罪は沢山あり、やられた方にも非がある、と言われそうな事件も多々あります。
そして、なんやかや「自分の事は自分で守るしかない」という事になってしまいます。
しかしどんな事があろうと、犯人が一番悪いのです。罪を憎んで人を憎まずなんて言葉は通用しない事が多いです。
病気の親に食べさせるために、スイカを盗んだ・・というような話ではない。
今日の言葉
お花が散って、実が熟れて、その実が落ちて、葉が落ちて、それから芽が出て、花が咲く
金子みすず
感謝をこめて
つる姫