何度か語っておりますが、つる姫の愛読書は「星の王子さま」
つる姫は20歳の時にとある有名書店に勤務しておりました。
その頃から「宇宙」にとても興味があり、お宝の山の店内の本から
休憩時間に、棚の整理をしているふりをしながら宇宙や星に関する本を物色。
星、と名のつく物は何でも読んでみたくて「星新一」の小説もほぼ全部読みました(笑)
もちろん社割で購入して読んだのですよ。まさか制服のまま立ち読みはできんかった。
その時出逢ったのが「星の王子様」
20歳過ぎた私。まだまだ純粋だった私。
オクテの私がそろそろ大人の世界に足を踏み入れようとしながらも
まだ大人になりたくなかった時期。
何度も何度も、記憶する位読んで、自分は大人になんてなりたくない、ならない!と思ったものでした。
因みに私の二十歳の時の抱負は
可愛い恋人、可愛い妻、可愛いママ、可愛いお婆ちゃんになること、でした。
どうやら最後だけは、これからの意識次第で達成できそうですが(自爆)
そしてその後、出会う人にこの本を知っているか、さりげなく聞くことで
その人の価値観を計るものさしにもなって行ったのです。記憶の中ではただ一人、その本を知っていました。
その本の存在を忘れた時期。きっと私は大人になってしまったのだと思います。
それから何十年も経って、いつも近くに置いてあった小さな本を思い出しました。
子どもも生まれて、もう十分「大人」になった私が再びその本のページをめくるようになった頃。
私の周りに、その本を知っている大人が沢山いる事に気づきました。
私の軸に、星の王子様の言葉の数々が埋もれている事は間違いありません。
おとなとこどもの境目はどこにあるのかな。
おとなになるということは、決して悪い事じゃないよね。
大人は、かつて子どもだった自分の気持ちを思い出すことはできるんじゃないかな。
王子さまの星b-612には、小さな火山が3つほどありました。
すす払いを怠らなければ、大爆発をおこすこともありません。
小さな芽がバオバブだとわかったら、すぐに抜いてしまわないと、星はバオバブに占領されてしまいます。
手を抜いたら、自分に降りかかってくる。
またも何を言いたいのかわからなくなる今日この頃ですが
この本のページをめくる時の私は、確実に前を向いている時。
ちょうど30年前の梅の花が満開の頃の事を思い出します。
本を読んでくださった方ならピンと来るかな?
そう、人生で最高の物は、いつもこの先にあるんだよね!
梅は寒さの底を感じてから咲き始めるっていうじゃな~~い?
つる姫もなんとなく底を見たような気がしています♪
そろそろ咲くよ!
むふふ♪
今日も笑顔で過ごせますように。
ありがとう
つる姫
燈妃