ほとんど、他人にはどうでもよいことなので、スルーしてくださって構いません。
備忘録みたいなもんですから。
実家の弟は、4年前、はじめて町議会議員というものにならせていだたきました。
当時の私は、手術してから一年半ほどでしたが、体調も落ち着いていたので、こちらの家族とも相談の上、長期間実家に帰省して、弟のサポートをさせてもらいました。
それから4年経ち、今年は、任期満了に伴う選挙が行われる年でした。
弟は介護の必要な母の世話をしてくれていて、心苦しく、せめて選挙の時には母の世話や家事のサポートのために、帰省してあげたい思いでした。
しかし、コロナ禍でもあり、私は湘南にこたろうと住んでおり、長期間実家に戻ってお手伝いすることになった時のこたろうの世話や、アパートの家賃などもろもろで、悩んでいました。
ひとつき、ふたつきも留守にするのも、もったいないでしょ?
もともと、来年7月、二年の更新のタイミングで引き払う予定でもありました。
そんなとき、東京の家に住んでいた息子家族が、急に引越しすることに。
軽い気持ちで物件を見に行ったら、よい物件があり、即決して来たとか。
息子たち、以前からよい物件にご縁をいただくことが多かったのですが、今回も条件付きではありますが、場所の割にとても格安なよい物件に出会ったようでした。
もともと、次の引っ越しが決まるまで、というような感じで住んでいたのですが、孫も無事産まれてある程度育ち、こどもは自然豊かな場所で育てたいと思っていたみたいなので、今後の事も考えたのだろうと思いました。
一ヶ月もしないで引っ越すことにしたと聞き、私はめっちゃ迷って、東京に帰ることを決めました。
迷ったのは約半日でしたが(笑)クヨクヨうじうじが得意な私ですが、こういうときの決断は驚くほど早い。
それなら、娘にこたろうを預けて、心置きなく実家にも長期滞在できる。
で、私も即不動産屋さんに連絡して、引っ越し手続きをしました。
もちろん、海と富士山の暮らしに未練はタラタラでしたが、流れが来たような気がしたんです。
いい流れや波には乗らないと、今回は、湘南暮らしの成果ですかね。
爆
そこからは、早い。
ちょうど足の具合がおかしくて、医者に行ったりしていた時期でしたが、引越し準備をして東京に行ったり来たり、こたろうを預け、先に引越しした息子の家で手伝いをしたりなんかして、最後一人で自分のアパートを引き渡して、東京に戻りました。
片付けも終わった10月半ばまでには、実家に戻って選挙のサポートをするつもりでした。
足もいつのまにか、綺麗さっぱり治っていました。
実家に行く前には、PCR検査をしてから、と弟にも言われており、検査の予約をし、新幹線のチケットを手配しました。
東京から閉鎖的な田舎に帰省することもありますが、帰省してからも二週間は自宅からでないでくれ、と言われて、実家に帰ってからの流れも考えて、最善のタイミングで帰省する予定でした。
その頃に、しばらく拠点を変えて頑張る、というような記事を書いたのですが、この事でした。
が、その寸前、体調が崩れました。
引っ越しの疲れと季節の変わり目かなと思い、選挙までにはまだ時間があるので、検査もチケットもキャンセルして、とりあえず帰省を延期するつもりでしたが、コロナもまたじわじわ拡大しはじめ、体調も落ち着かず、ふがいなさでますます落ち込みました。
私は選挙までの期間、外に出れなくて家にこもり切りでも、家事や食事のサポートはできる、とギリギリまで思っていましたが、医者もろくにない田舎で体調でも悪くなったら、逆に大変だから、ということになり、結局帰省は諦めました。
介護の必要な母は、施設のショートステイに預けたというので、それだけは気が楽でした。
それでも、コロナさえなければ、こたろうは娘が見てくれるし、体調を見て身軽に飛んで行くこともできたのです。
毎日そう思って過ごしました。
コロナが憎い、この時は本気でそう思いました。
選挙の告示以降に、有権者の方たちに、後援会事務所として電話をする、というのが、最低限のお手伝いでした。
これもまあ、テレワークかあ?と思いつつ、苦手な電話で、弟の応援をお願いしました。
私は昔から、電話がとても苦手なんです。
信じられないでしょうが、実際に会って話すより、電話が苦手。
相手の反応を顔で確認できないからだと思います。
なんか、ちょっと病気ですかね?
そもそも顔色をみるタイプなんでね。
自爆
しかし、電話にでてくださった多くの方たちは、応援ややさしいねぎらいの言葉をかけてくださいました。
票につながるかはわかりませんでしたが、温かい言葉に思わずうるっとした瞬間もありました。
電話による詐欺も横行している時代、昼間電話にでてくださるのは、99%高齢者。
電話には出てほしいけど、簡単に出るんじゃないですよ!などと思う葛藤もありました。
苦笑
弟が、地元の方たちや、同級生などの協力を受け、声を枯らして街頭演説をしたり、選挙カーで一日かけ回った後、一人で晩御飯を食べているのかと思うと、本当に心苦しい日々でした。
投票日。
結果がわかるのは、夜の23時頃と聞いており、私は寝てるから、とりあえず結果だけメールしてくれと伝えていました。
それは、もしも落選した時に、かける言葉が見つかっていなかったから、という理由もありました。
現場にいれば、違うと思いますが、電話で落選を伝える弟の気持ちも考えました。
つまり、とてもマイナス思考でした。
夜、寝床に入ってからうとうとしていましたが、メッセージが届いた時の、スマホのライトが気になり、スマホを見るのが怖いという気持ちもあり、嫌な夢ばかり見ていました。
ふと夜中3時に覚醒してスマホをみると、ライトが点滅していました。
恐る恐る開いてみると、
23時頃の通知。
開票率93%、○票で、当選確実をいただいた。
というものでした。
夜中一人で寝ながら万歳しました。
こたろうがびびっていました。
詳しくは書けないですが、まあ色々な事があり、組織票なども期待できない中で、いただいた票。
それは、私に似ないで、真面目で一生懸命で勉強熱心で曲がったことが嫌いで、見た目はちょっと怖いけど根はいい人な弟が、新米議員として頑張った4年間の活動の成果と、応援してくださった皆様のおかげです。
優秀な議員さんたちのおられる中、沢山の票をいただき、感謝しかないです。
結果の良し悪しではないのですが、現場で感動をシェアできなかったのが、とても残念です。
と、いうようなよいニュースでした。
私には悔いが残りますが、弟は悔いなく通過点を過ぎ、これからもますます頑張ってくれるのだろうと思います。
ここが新たなスタート地点ですね。
弟は小学校では5学年下。
一年生と六年生でした。
年が違いすぎるし、とってもやんちゃな子で、邪魔な存在でしかなかったんです。
家でも、けんかばかりしてました。
でも、弟は体ばかり大きくてどんくさくて、いじめられることもありました。
そんなときは、やっぱりお姉ちゃん。
イジメている相手の子を睨みつけてビビらせる、みたいなとこもありました。
もちろん暴力は奮わなかったです、決して。
その後、私は高校入学と同時に家をでて下宿生活をして、そのまま東京に来たので、小学高学年から中学、高校、青春時代の弟をほとんど知りません。
高校で生徒会長になったときいたときは、びっくりしました。
そんなやつだったのか!と。
その後、弟は映画屋さんになって、東京にでてきましたが、その頃から、一緒に飲みに行くことも多くなり、仲良しになりました。
飲みに行くと、彼女?と聞かれることもありましたが。
弟は、幼い頃に、かの名作、Sound of Musicをみて、映画に興味を持ち、映画の仕事に就いたという経緯があります。
映画の仕事でBigになるのは、並大抵ではありません。
そろそろ夢を諦めようとしていた矢先、たまたま父が一時期弱ったのもあって、父に頼まれ、実家の仕事を継ぐ決断をしたようでした。
現実には、弱っていたはずの父が復活して、弟と大喧嘩をして、父が別の場所に出て商売をしていたような時期もありましたww
その父も今や本当に弱り、自分で起きることもできませんが。
実家に帰った弟と、帰省するたびに、大酒を飲みのみバブルや映画の話で盛り上がったものです。
映画の撮影の裏話や、ロケで訪れためったにいけないような国や場所の話も、何時間聞いても飽きなくて、下手な彼氏よりも話してて面白い男でした。
お嫁さんが来なかったのは非常に残念ですが、お嫁さんがいたら、気兼ねもありますし、弟と今のような関係ではなかったと思います。
甥っ子や姪っ子がいなかったのも、ちょっとだけ残念です。
そんな自慢の?弟ですが、とにかく体にだけは気をつけて、町の皆様のために頑張ってほしいと思っています。
冬に向かい、コロナも無限。
ますます実家には帰りづらくなってしまいましたが、両親が生きているうちに、顔を見せたいと思っています。
親よりは絶対に長生きしないとね。
最後まで読んでくださった方には、長くなりすいませんでした。
なにもできなかった私も、肩の荷が下りたような気がしていて、内心申し訳ないと思いつつ愛でていた紅葉なども、今週からは心から楽しめるかも、なんて思っています。
今日は曇り空。
空気も冷たくなりました。
連休が開け、今週末から来週にかけてのニュースが気になるところですが、いずれにしても初心を忘れず、マスク手洗い消毒、避ける3密、それといつつの小。
七つの子なら、カラスですがね。
かあ~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/2d/ee84c1fea5fbd37415dd185f2ec0bc30.jpg)
大丈夫、ほぼいつもおひとりさま~なつるちゃんで~す。
密にならないのが蜜の味。
今日もつつがなく過ぎますように
感謝をこめて
つる姫