いよいよ師走に入りました。
この一年は次から次への体調不良や不安にさいなまれ、早く過ぎてほしいとさえ感じる月日でした。
しかし、反面、人生に何度もない、おめでたいことやうれしい出来事もあり、あざなえる縄という言葉を何度もかみしめた一年でもありました。
体調不安定な現在も、私はしあわせだな、と思える自分がいて、年月を重ねて来て、そうはいっても図太くなったものだと感心しています。
そして、毎年恒例、つる姫の来年の漢字発表。
ぱんぱかぱーん、パンパンパンパンパカパーーーン!
ジャジャ~~~ン!! 笑
虹
でございます。
ええ?なんでえ?と、これまでの傾向をちょっとでも覚えておられる方はそう思うかも。
進、新、笑・・・などなど、そして今年は、捨と攻でした。
考えてみれば、今年の自分は、捨と攻、まさにそんな一年でした。良くも悪くもですが、結果的にはよい方向に舵を切れたと思います。
さて、この虹という字を選んだのには、決定的なわけもありますが、自分的にこの文字を解釈してみたんです。
虹という字は、何故か虫偏。現れては消えていく空の現象に虫偏がついた根源は中国。
古代中国では、大蛇が天に昇って龍になると考えられていて、
虹は、龍になる大蛇が天空を貫く時に空に作られるものと想像されていたため、蛇を表す虫偏。
さらに、「貫く」とか「天と地をつなぐ」などを意味する「工」の字で「虹」という漢字ができたとか。
虫というのは、もともと蛇を表す文字のようです。
さらに、虹は、水を飲む龍の姿、という考え方もあって、まさに来年は辰年という事も大チャーンス。
また、虹は雨が降らなければ現れなくて、上を見なければ見えない。
はかなく消えてしまうものという考え方もあるでしょうし、世界では吉兆ばかりでなく縁起の悪いものとされているところもあるそうですが、そんなの関係ない。
虹を見て嫌な気持ちになる方がおかしい。
まあ、そんなわけで、来年の漢字は、これまでのような自分の内面的決断みたいなものから離れて、虹という自然現象の漢字にしました。
これこそが、今年決めた「捨」なんですよね、こじつけですが。
そして、もう一つの「攻」には攻撃するという意味だけではなく、極めるとか学ぶ、磨く、という意味もあるのです。
内にこもっていた分、絵もたくさん描けましたので、外に向かうばかりが攻ではないということです。
こじつけでもいいじゃあないですか。
同じものを見たり経験してもそれをどう受け取るかで、人生は変わる。
辛い涙の後には、消えない虹がかかると信じて前に進みます。
そして、何度描いてもうまく描けない虹に、またチャレンジしてみることにします。
2023となっちゃってますが、去年父が亡くなった時に描いた絵です。
この虹漫画みたいで、鳥とのバランス悪いですね。
虹もオーロラもむずいです。
今日の言葉
“You’ll never find a rainbow if you’re looking down.”
「下を向いていたら虹を見つけることはできない」
Charlie Chaplin(チャールズ・チャップリン)
前書いたかな?
師走らしい寒さとなりそうな東京地方です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫