2017年
ある日突然すべての電気が消えて、電池すら使えなくなった。
都会のマンションに暮らしていたごく普通の家族が、妻の実家のある鹿児島を目指して、怒涛のサバイバルの旅をする。しかも、ちゃりで。
というコメディ。
二本目は
2014年
都会に住む高校生が受験に失敗し、浪人するのもかったるくて、ふと目についたパンフレットを見て、林業体験に参加する。
山奥のど田舎で、何度かドロップアウトしそうになるが、村に住むかわいい女性への恋心だけで、何とか持ちこたえ、そして・・・。
サバイバルファミリー。
指一本で電気やお湯が出て、小さな画面で世界とつながる時代。
電気系が一切使えなくなった時、当たり前の日常はなくなります。
そんな時、自分たちはサバイバルできるか?
ウッドジョブでは、林業の奥深さを学びました。
農業は自分たちの作った作物を、皆さんにおいしく食べてもらう喜びを味わう事ができるけど、林業の成果は100年後にしかわからない。
という言葉。
よい木になれば一本が数十万単位で売れるけれど、かといって皆伐すれば、自然破壊につながる。
適度な間伐をしないと、よい木や森が育たない。
これは、広い意味で考えれば、すべての仕事、企業などに通じる教えみたいなものなのでは。
今だけ金だけ自分だけでは、やがて大きなツケがくる。
全く別の話ですが、この二本には共通点があるように思えてよくみたら、同じ監督の作品だったので、底にあるものはやはり同じようなものなのかなって思った。
セットで観る必要は全くありませんが、私はたまたまご縁があって、これらを続けて観ました。
ウッドジョブに関しては、高校生、大学生に見てほしい映画かなって思いました。
私の田舎にも、都会の若者が農業や林業などに興味を持って体験にきたり、実際に住み着いて頑張ろうとしている話も聞きます。
ただ、都会の人が田舎の暮らしを受け入れるのは、結構厳しいです。
虫や生き物はもちろん、田舎のしきたりやつきあい、よそ者に対する思い。
よいことも悪いことも、長い間に定着したその土地柄というのは、なかなか変わるものではありません。
因みにちょっと昔の実家の方の話ですが、田舎に嫁に来た人が、虫が無理で離婚したという話は、結構有名。
まあ、噂ですので、虫がすべての原因かどうかは、明らかではありません。
地方の自治体も、過疎地に移り住んでもらうための取り組みをあれこれがんばっておられますが、移住は甘くない。
向き不向きもあると思いますし、家族であれば、夫婦間での価値観の違いもあるでしょう。
日本の四季を思っても、一年はお試し期間みたなものを設けた方がいいのではないでしょうか。
雪が降ったら山から下りれなくなるような場所もございます。
こんなはずではなかった、と思うようなことがありませんよう。
自然環境はもちろん、人間関係も生きていくうえでとても重要なポイントになります。
夢のマイホームの隣にゴミ屋敷、などというのは極端な話ですが、実際にある話です。
さて、そんな映画を観た後ですが、明後日9月1日は防災の日です。
サバイバルのためにも、もう一度備えを点検しておこうと思いました。
最後までお付き合いくださりありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫
私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。
コメント一覧
つる姫
ぽんたん
最近の「フォト&エッセイ」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事