やっと梅雨らしい空になってきましたが
先日も言ったように大体今頃が入梅なのですからこんなものだろうなあ、気象庁さん。
しかし台風が来ているということですので極端な大雨にご注意ください
この前、こもりのおばちゃまになって、サウンド・オブ・ミュージックを観る、という日がありましたが
それで火がついて、その後ロッキーを観ました。
私の青春時代で最も感動した映画の一つですが、何十年もたった今観てみると
また新たな感動があり、大いに良い涙を流して気持ちがリセットされた日になりました。
いい映画ってのは、何十年たっても色あせないものですね。
あの映画は、スタローンが3日で本を書き上げたという事はよく知られている話ですが
プロダクションはその脚本を気に入り7万5千ドルという当時の脚本料としては破格の値をつけたものの、製作の条件として「主演にポール・ニューマン、
ロバート・レッドフォード、アル・パチーノといった有名スターを起用する」ことを挙げて譲らなかったそうです。
しかし、「貧乏とはうまくつきあうことができる」スタローンもまた脚本料に固執せず、自分が主演を兼任することに徹底的に拘り双方の長きに亘る交渉の末、
- ギャランティーに関しては、監督は普段の半分、スタローンは俳優組合が定める最低金額、プロデューサーはなし。
- 制作費はテレビシリーズ1本分(約100万ドル)。
- 36万ドルまで高騰した脚本料を2万ドルに減額。
という条件の下で製作が開始されたそうです。
なお製作に至るこれらのエピソードは、映画にさらなるドラマ性を与えるため多分に潤色されているという指摘もあるそうですが
そういうエピソードを全く知らずに観た私が感動したのですから、間違いなく良い映画だったのだろうと思います。
練習のシーンの撮影を市内でおこなった際、ステディカムをつかった小規模の撮影クルーだったため映画のロケとはおもわれず
本物のボクサーとまちがえた市民から声援をおくられた。作中のロードワークシーンでリンゴを投げ渡されましたが
これはリンゴを投げた果物屋の店主が撮影中のスタローンを本物のボクサーと勘違いしたためであり台本にはないハプニングだったそうです。
経費節約のために、スタローンの身内も出演しています。
夜の街で歌を歌っている連中の一人や、ゴングを鳴らすおじさんなど。
確か犬も本人の飼い犬だった?
さて映画を観た皆さんは、早起きをしたロッキーが飲んだ生卵の数覚えてますか?
5個ですよ5個
フィラデルフィア美術館の階段を駆け上ってガッツポーズした
あそこでは、同じ格好をして写真を撮りましたわ。
アナログ写真ですが
あの頃「アメリカンドリーム」という言葉がありました。
私もアメリカに憧れて行ったわけですが、今のアメリカを見ているととても残念な気持ちです。
その後ロッキーは続編が出来ましたがだんだんつまらないものになって行きましたね。
でもシリーズ最後のRocky the finalには感動しました。
最初のロッキーから、私も映画の中のロッキーも同じ年を重ねていた。
年を重ねる事は悪くないと思える私にも、身体が衰えているのを感じた時には言い知れぬ不安のようなものが襲ってきます。
そういう悲哀の中からでも、先が分からないからこその新たなチャレンジが出来る。
皆さんの思い出の映画はなんですか?
新しい映画ももちろん、若き日に胸を打たれた映画をもう一度観てみるのもいいものです。
ロッキーのテーマをかけながら身支度をして通勤電車に乗ったあの頃。
あの頃の未来に私は今立っているのかな
素敵な1日をお過ごしください。
感謝をこめて
つる姫
日はまた昇る どんな人の心にも