夏目漱石の「こころ」を読み終えて、今度は宮部みゆきの「龍は眠る」を読んでいます。
こころを読んでいる時に途中で気が付いたのですが、「から始まった文章の終わりに、」(閉じる)がない!?
何か意図があるのでしょうか、知っている方がいらしたらおせ~て欲しい。
しかも、全然違う本の「龍は眠る」の中にもそんなところがあるんですよ。
そして、全く違う内容のこの二冊の本には「こころ」という共通点があったのです。
龍は眠る、はまだ5分の1くらいしか読んでいませんが、
これには人の心が読める能力を持った少年が登場します。
人の心はとても不思議なものです。
意識して思う事、また潜在意識の中にあるもの。
相手が口に出す事が本心かどうか、定かではありませんよね。
また、自分自身も、口に出したり行動していることが
本当に自分の本心かどうかわからない時だってあるような気がします。
相手の考えていることがさっぱりわからなくて苛立つこともあります。
しかし、仮に人の心が全部分かったとしたら
きっと今よりもっと辛い日々になると思いませんか?
お世辞とか口裏合わせとか、社交辞令とかそう言う事は大人になればなんとなくわかるものですが
丸ごとすべてお見通しになったとしたらどうでしょう。
詐欺や殺人とかはなくなるかも知れませんね。
でも、人々は分かり合ってこそ幸せになれるかどうか、それには大いに疑問があります。
たとえば…恋。
恋は盲目などといいますが、すべてお見通しだとおちおち恋にもおちられないでしょ?
さて、つる姫の星のかけ橋改め、つる姫の星の旅人もこの7月でまる4年になります。
本音もありますが、誇張や悪意のない程度の嘘も書きました(笑)
人は気の利いたことを言おうとする時に、うそをつくことがある、というようなセリフが
「星の王子様」の中にあったのを覚えている方いらっしゃいますか?
横道にそれますが、星の王子様という本は20歳の時に初めて読んでとても感動した本です。
王子さまの言葉のかけらがその後何かあるたび、心の中にいつも寄り添っていてくれました。
話をもどしますが、このブログを読んでくださっている皆さんのこころに
私の言葉はどんな形で届いているのでしょうか。
発する言葉は同じでも、受け取るものは様々でしょう。
人間は言葉を持つから便利なようで
他の生き物に比べたら、不幸な事も多いような気がします。
人間は不幸とか幸せとか得とか損とかを考えてしまう
憐れな生命体とも思います。
寝て起きて食べて繁殖して死ぬ、だけではない。
こころを表す手段は、ことばとは必ずしも一致しないと思うと
このようなブログを書いているのが、単なる自己満足に思えてくるのですが
徒然なるままに、その時の心をキーボードから発信して行こうと考えています。
公開の日記のようなもの。私は日記を朝書くんです。
言っちゃったからには、そうしないといけない的に自分を追い込むこともある。
さて・・・・朝からしかつめらしいことを言っておりますが
書いている間にお洗濯も干しちゃってますよ。
ボクちゃんに本心も裏もないワン。 ぶ・・ぶさいく・・・
今日も笑顔で過ごせますように
感謝をこめて
つる姫