☆つる姫の星の燈火☆

ギフト

私の実家は写真のような山の中です。

この時期に帰省することはほとんどなかったのですが

今回は黄金色に輝く田舎の風景を見ることが出来ました。

 

葬儀が終わった9日の夕方、息子が予定していたとある場所に行くために

入院中の私の父の車を運転してみたいと言います。

息子はほとんどペーパードライバー。

しかも、父の車はマニュアルなのです。

息子は免許をマニュアルで取得していたのですがそれも二年前。

私が助手席に乗り、娘が後部座席に乗っていざ出発です。

手に汗を握りながら、田舎の道を走り

息子が「あ!この場所最高だ!」と言って車を停めました。

素敵な田園風景です。

娘のカメラで撮影しました。

 

まさに夕陽が沈む前。

息子が私を呼びます。

3人で写ろうよと。

足の長い家族です

娘が夕日に向かう写真を撮って、チェックしてみるとなんだか浮いているように見えます。

 

で、それで思いつきました。

息子が旅の途中でよく撮っていた空中を飛ぶ写真。

私も一回やってみたかった!

まず息子が見本を

左手に夕陽を掴んでいます。

そして、いい年をしたおばさんも

おおおお・・・・ 結構いけてるじゃない(爆)

実際には5センチくらいしか飛んでいないと思う(自爆)

はしゃぎすぎました。

 

翌日は、訳があり、とある山に登りました。

少しは慣れて来た息子の運転で登山口の駐車場にたどり着きます。

本州ではここにしか咲かないという「ひごたい」という珍しい花

何年ぶりかの、兄妹のツーショット。。彼氏や彼女だったらいいのになあ(今二人ともフリーですのでよろしく)

 

アスレチックがあり、童心に帰るふたり。

 

しかし、息子はこの後向かい側の木に頭をぶつけて痛い目にあいました

私はサンダル履きだったので遠慮しました。

しかしそのサンダル履きで頂上まで登ります。大した登山ではありませんから。

途中に可愛い花が咲いています。

蜘蛛の巣もキラキラ光って。

頂上にはまだアジサイが

 

記念撮影をして山を下り、こっちに行ったらどこに着くのかしら・・と

細い道を下って行くと、なんと倒木で行き止まり

たまたまこの場所でUターン出来たからいいようなものの

下手するとバックで坂道を上る羽目になったところでした。

坂道発進のめっちゃへたくそな息子(しかたないですが)

下手なアミューズメントよりスリルがありました

 

この後、入院中の父を三人でお見舞いに行きました。

実は父はお婆ちゃんがなくなった事をまだ知りません。

あまりにも急で、自宅から離れた病院にいる父に連絡する暇もありませんでしたし

いずれにしても父は葬儀に来ることが出来る状態ではなかったのです。

いきなり私たちが3人そろって顔を出したら、どんな顔をするのか。

そして、なんて切り出してよいか考えながら父の病室へ。

寝ていた父は私たち3人を見て、夢を見ているような顔をしました。

訳を話すと、寝たままお婆ちゃんのためにしばらくの間手を合わせていました。

 

ちょうどお昼ご飯の時間になってしまったので

来月の49日にまた来るからと言って病院を後に。

帰宅途中で、前から気になっていた神社を訪れてみました。

 

 

 

滅多にないツーショットを娘が撮ってくれていました。

中学以来並んで歩いてくれなかった息子です。

今でもいやみたいですが、ここでは誰も見ていませんから(笑)

 

 

私はめっちゃO脚になっておりますが(爆)

 

行き帰りの車の中で、3人で色んなことを話しました。

息子の運転で故郷を走り、自宅では話さない事を話してくる子どもたち。

彼らが大きくなってからこんな機会はなくなっていましたから

これはお婆ちゃんの最後で最高のギフトだな、と思うとまた涙が出てきました。

 

翌日は息子だけ残って、私と娘は上京です。

最後の夜は娘と星が良く見えるところまで歩いていきました。

まさに満天の星。白い天の川を久しぶりに見ました。

 

出棺の時の空は、かつて見たこともないほど綺麗だった。

実りの秋の黄金色の田んぼの輝き。

お婆ちゃんが生まれて生きて死ぬまでの100年の時の流れ。

人がなくなるのは淋しい事ですが

孫である私は、なにか爽やかな気持ちで見送ることが出来たような気がします。

でも今の気がかりは、葬儀が終わって一息ついて

徐々に淋しさが募ってきている様子の母です。

葬儀の会食の時に、母が皆さんの前で口にした言葉があります。

「今親のおられる方はどうか親を大切にしてあげてください」

シンプルな言葉ですが、感動しました。

母は、それは親孝行な人でした。

それでも、もっといろいろしてあげたかったと悔やんでいるのです。

実家から離れて住んでいる私に、母がお婆ちゃんにしてあげたような孝行が出来るとは思えない自分がいます。

 

親を大切にしよう。という言葉を昔はよく聞いていたような気がしますが

現代はどうでしょうか。。。

 

今日は息子が帰宅する予定です。

久々にこちらの家族が揃います。

明日からはまたみんなそれぞれ出かけて行きますが

今回の事で、また意識が少し変わったような気がします。

仕事の都合もありましたが、同行できなかった主人が早起きをしたりしてロッキーの世話をしてくれたので

とても助かりました。

ロッキーも、前回のように下痢をしたりすることもなかったし。

それぞれが好き勝手をやっているつる姫家ですが、いざとなったらこういう具合ですから

悪くないかな?

 

さて、今日も元気に感謝して働きましょうか!

急な事にも対応できるのは、身体が元気だからです。ありがたいことでした。

 

私事ではありましたが、長々とお付き合いくださりありがとうございました。

皆様も親やご家族を大切にされてください。

 

感謝をこめて

つる姫

 

 http://homepage3.nifty.com/art-in-gallery/map-3.htm

 9月14~16日までの写真展に

知り合いの大学生(笑)が出展していますので、お近くの方はどうぞ。

私も14日の夕方位に行く予定です。知り合いの大学生は14と16にいるらしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

コメント一覧

つる姫
天道虫さん
ありがとうございます。

私も何年か前若い人の葬儀に行った時に
死んだ人が皆を集めてくれる、という意識を持ちました。
私は自分の身内の不幸をあまり経験していなかったのです。それはありがたいことかもしれませんけれど。

人の命、人生って不思議です。
つる姫
るみこさん
息子はああいう(笑)生活をしていますから
私と遊んでくれることはまずないのです。
今回は本当に貴重な時間をプレゼントしてくれたお婆ちゃんに感謝です。

田舎は美しいです。
色があります。
この事は改めてブログの記事にしたいと思います。

ありがとうございます。
つる姫
ブラボーさん
ありがとうございます。
青い光はレンズのゴーストですが
このような時に見ると神秘的ですね。

娘とは出かけますが、息子はもう遊んでくれませんから
今回は本当に良い時間をいただけたと思っています。

おばあちゃんありがとう、です。
天道虫
写真とても楽しかったです。いい話です。

来月長兄の13回忌、久しぶりに兄弟(兄と姉)3人が集まります。甥や姪もたくさん来て賑やかになることでしょう。
死んだ人がみんなを集めてくれるんですね。
るみこ
素敵な写真ばかり
成長してそれぞれの人生を歩み始める子供さんたちとの
貴重なひと時の写真の数々、素敵です!

のびやかなお母さん、いいわ~♪

そして日本の蜘蛛の巣、綺麗だね。
こんな蜘蛛の巣に光があたると虹色に輝いて
それはそれは美しい。

黄金色の田んぼの風景も最高!
美しい!
ブラボー
良い写真ね♪
どの写真もほのぼの家族の記念の写真だと思う。
あの青い光は何?気になっちゃった。。

確かに!
お婆ちゃんからのギフトだったのかも知れないわね

足長の陰の写真コレも有りだよね~って思った!
こっちまで楽しくなっちゃうわ

のりの良いお母さん見て子供が引いちゃうって
アハハ。。。
面白い♪子供の心の中に残る思い出ね
つる姫
テバネさん
だはは!坂道下ってたからね、山道はこうして歩くのよ。実際にはここまでじゃなっからよろしく(大汗)

おばさんが空に舞う写真。
もうちょっとローアングルで撮ればよかったね!

あまりにはしゃぎすぎて、子どもたちはひいてましたよ。

だって、めちゃくちゃ楽しかったんだもん
テバネ
ギフト・・・・意味が解った。
五月の私のコメも同じ意味だな~。

しかし・・・・・おばさん・・・・・・

超がに股だったんだ(激爆・汗)
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