☆つる姫の星の燈火☆

おばあちゃんはかっこいい!

皆様

8日に亡くなった祖母の葬儀も無事に終わり、昨夜帰宅いたしました。

皆様からのあたたかい言葉、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございます。

 

昔から100歳まで生きてね、と言い続けていましたが

お婆ちゃんは満98歳でした。

ところが、享年百歳、と書かれてあり驚いたのですが

何か数え方があるようで、享年は百歳だったのです。

 

去年の3月末に一度危篤状態になって生還し

何度か逝きそうになりながらも、意識を取り戻してきました。

実家の目の前に特別養護老人ホームがあるのですが

お婆ちゃんはずっと前から、そこに入れるのを待っていました。

私が6月にお見舞いに行ったときは、まだ実家からは車で20分ほどの施設にいたのですが

その後7月にその夢がやっと叶って、とても喜んで移動してきたそうです。

 

そして、この8日。

朝母がいる時間に、目を閉じていたお婆ちゃんが、大きな息をひとつしたそうです。

母が「どこか、しんどいの?」と声をかけると、もう息をしていなかったそうです。

それが最期でした。

午前9時40分だったそうです。

 

10時過ぎに実家から自宅に電話があり、日曜なので主人が電話に出て連絡をくれたのですが

仕事中でしたので、携帯にかかった電話に気づかずにいたら

職場から徒歩一分の自宅から主人が駆けつけてくれて、それで知りました。

仕事をとりあえず出来る限りまとめて10時半に帰宅しました。

 

お通夜は当日。支度はあるし新幹線と車だけでも最短6時間半ほどかかりますから

どう見ても間に合いません。

そして、お寺さんの都合で葬儀は翌日11時からと再度連絡が入りました。

明日の朝出たのでは間に合いません。

 

いつもはない予定が10日と11日に入っており、10日の約束をキャンセルしたり

11日の予定は預かり物があったので

宅急便で友人に送ったり、家の雑用と帰省の準備をして

娘と新幹線に乗り、タクシーに乗り継いで実家に着いたのは夜の9時半でした。

 

実はこの日の朝、全く信じられないような偶然で息子が実家に向かっていました。

息子は新幹線に乗るホームで、主人からひいお婆ちゃんがなくなったという電話を受けたそうです。

息子は私の実家に着くなり、ひいお婆ちゃんのお通夜だったのです。

 

まさか娘と二人で、朝出かけて行った息子を追いかけるように実家に行くことになろうとは。

 

生きているものがこじつけて考えるだけかもしれませんが

お婆ちゃんの意図を感じました。

私は初孫で、そして息子は初ひ孫でした。

 

葬儀は身内だけで静かに営まれました。

田舎でも色々あるようですが、葬儀屋さんがすべてやってくれるというものではなくて

私たちで色々やらなければならなかったので、慣れない(当たり前ですが)私たちは大変でした。

でも、子どもたちが受付に座ってくれたり準備や片づけをしっかりと手伝ってくれて

お婆ちゃんはひ孫たちの成長をみて、きっと喜んでくれたことでしょう。

子どもたちを遠くから見るのはお遊戯会や運動会でしたが、その時期も過ぎて

学生ですが、一社会人としての子どもたちの姿を見たような気がしてとても感動しました。

 

時期が違えば、ほとんど家にいない息子がいたというのは奇跡に近いし、

しかもまさにそこに向かっていたというのは不思議でしかたありません。

娘の大学受験も終わって、二人ともまだ夏休みでした。

私は6月にお婆ちゃんに会いに行けていたし、あれが最期になりましたが

最期に名前を呼んでくれたあの声を忘れることが出来ません。

そして、ちゃんと手を振ってバイバイしてくれたことも。

 

以前から、何かある時は私や私たちの子どもたちが大変な時期じゃなければいいね、と母が言っていましたが

お婆ちゃんはその通りにしてくれたな、と感じました。

うちのリフォームも落ち着いたところでした。

 

100まで生きてねも、孫やひ孫が都合の良い時に、などと言う勝手な都合を

お婆ちゃんはしっかりと引き受けてくれたんです。

あまりにもかっこよくて、涙が出ます。

 

そして、お婆ちゃんは

日ごろすれ違いの私と息子、そして娘と3人の素晴らしい時間をくれました。

その話は明日にでも聞いてください。

 

お婆ちゃんありがとう。

 

(私の)お母さん、お疲れ様でした。

 

お婆ちゃんがお世話になった施設の皆様。

おばあちゃんの死に際し、あたたかい言葉をかけてくださった皆様に

心から感謝いたします。

ありがとうございました。

 

つる姫

 

 

 


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

コメント一覧

つる姫
るみこさん
ありがとうございます。

るみこさんのお婆ちゃんもご長寿だったのですね!

私は高校を卒業して実家を離れましたから
お婆ちゃんとの関わりもそれこそ年に一度帰省した時に数時間を過ごすだけでした。
もっと沢山話を聞きたかったな、と思います。
お婆ちゃんから教わった智恵は今でもとても役に立っています。
そういう昔の素晴らしい生活の知恵を
途切れることなく伝えて行きたいものです。
つる姫
ブラボーさん
ありがとうございます。
私はおばあちゃんと一緒に住んでいたわけでなく
お婆ちゃんが来るのが楽しみで仕方なかったのを覚えています。
一人でお婆ちゃんのうちに泊まりに行ったり。
子どもたちは、小さい頃年に一回夏休みに帰省した時に
おばあちゃんの家に寄って少しの時間を過ごすだけでしたが、ひいお婆ちゃんという存在と関わることが出来たのはとても貴重な事だったのではないかな、と思っています。
るみこ
あっ
最後の文・・

10年でなくて、100年と打った積りが(汗)
るみこ
素敵です
お祖母さま、長寿を全うされたのですね。
一世紀を生き抜かれたその長い人生の中には
たくさんの物語がこめられていることでしょう。

ご冥福を心からお祈り申し上げます。

ご家族のタイミングも素晴らしいですね。
やはりつる姫さんのご家族だなって思えました。

私の祖母はほぼ104歳で亡くなりました。
10年も振り返るとあっという間かもしれないですね。
ブラボー
思いを馳せて涙してます
今読みながらその様子が目に浮かび涙が出てきた。。

成長したお孫さんの姿、しっかりと見守っていてくれて
貴方のお母さんぶりもちゃんと見てくれたと思います。

自分は一人だけの命じゃないんだなぁ~とこんな時に
しみじみ思います。

お婆ちゃん大往生ですね。ご立派な最期だと思います

心からご冥福をお祈りします。 m(_ _)m

つる姫
テバネさん
葬儀や法要の時そう思います。
何年もあっていない親戚は
そういう時しか会いませんね。

今回も何十年ぶりに母の弟であるおじさんに会い
子どもの頃にはできなかった話もできました。

生きているって、そういうことか。
テバネ
葬儀ってのは、有る意味良い物だと思っています。

どこが???って言うと・・・・

何年も会っていない親戚などを会わせてくれるからです。

亡くなられた方がいるから・・・・身内がいる。
その身内を会わせてくれるのも・・・・亡くなられた方の
おかげです。

うちの婆さんも100越えてたな~
奥チャマの婆さんも越えてたわ(汗)
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