☆つる姫の星の燈火☆

つる姫的冬の会津若松一人旅

会津の朝はどうかな~♪とカーテンを開けると

あらら!夜の間に雪が降っていたようで、12階の窓の下には夜明け前のきれいな雪景色が広がっていました。

まだ雪は降り続いています。

ううむ、雨や雪は想定外だった。傘もないしなあ。

しかし、道行く人を見ると傘をさしていない人の方が多いのです。

雨なら困るが多少の雪なら降られて行こうと思いました。

夜が明け始めて

どうやら雪は止んできたよう。さすが私!晴れ女じゃろぅ?

今日は市内を回るバスに乗って町を回る予定ですが

バスが動くのは8時。

喜多方まで行ってラーメン食べてこようかなあと思ったけど

電車の便が少ないのであきらめる事にしました。

ドタバタしないで、ゆっくり回って美味しいものでも食べて帰ろうっと。

 

6時半ピッタリに開いた食堂で和定食をいただき(4300円のホテル代に込みです!)

チェックアウトしてバス乗り場に行き、市内を回るバスの一日乗車券を買って

まずは、白虎隊のお墓のある飯盛山に向かいました。

雪は細かい雨になっておりますがそのうち、きっとたぶんやむ予定です。

8時より前に通学用の7時半のバスがあったのでつい乗ってしまい

バス停で降りたらまだ8時前。

しかし、私の旅はそんなもの。そのまま山に向かって歩きますが

歩道は雪に埋もれ歩く人などほとんどいません。

私は大丈夫、雪の降る山の生まれの田舎もんですけえのぅ。

いやそれにしても、この様子で山の上の方まで行けるんかいな。

施設もまだ開いておらず、シンとした雪の中を歩きます。

 

どんどんのぼる。

 

 

立ち姿の綺麗な観音様がおられました。柵の外から撮影。

願いを込めて結ばれたおみくじも雪をかぶっています。

足元には一人か二人の足跡が続き、その足跡通りに進みます。

いつやら、泥棒があっけなく捕まったというニュースを聞きましたが

泥棒に入ったその足で自宅に戻った。

その日は道に雪が積もってて

足跡ですぐにばれたというおバカさんな泥棒さんの話を思い出しました。

 

狛犬がプードルに。

そしてここが

14歳から17歳までの若き武士たちのお墓です。

幼少時代にはこの山を歓喜の声をあげて遊んだであろうこの子たち。

敵に捕まり生き恥をさらすくらいなら…と自刃を決めた時に

誰の顔が頭に浮かんだことでしょう。

今の時代と比べる方がおかしいですが、息子を持った母親としては目頭が熱くなりました。

命は誰かに捧げるものではなく、生きるもの。

でも、生きるという事は死ぬことよりもしんどいものだという事なのかもしれない。

 

さて、上ったからには降りなければなりませぬ。

しかし、雪の状態はべたべたでつるつる滑るような事はありません。

転ばない歩き方も身体で覚えているようで、雪国育ちが役に立ちました。

降りてきたら、雪かきをしているおじさんがいました。

「おはようございます!」とわたし。

「おはようございます、はやいねえ~」

「まだ早かったです~」

「早すぎだよぉ」

などと会話を交わしてバス停に行くと、次のバスまで小一時間あります。

バス路線図と停留所の通過の時刻、市内の地図をしっかりと見て

歩くことにしました 爆

もちろん、去年のあのバスとの競争の二の舞は出来ません。 

ここ、去年の18切符の旅を見た方は笑う所です。 自爆

 http://blog.goo.ne.jp/pinkymermaid26/d/20130316

え?一年で体力がなくなったからだろうって?

いいえ、万が一の時雪道だから走れないのです! 

雪景色を見ながら

いくつかの停留所を通り過ぎると、近藤勇のお墓、という看板が目に入りました。

え?近藤勇のお墓ってこんなところにあったの?

と思いつつ、

またまた上る。

旅に出たらどうしてこんなに力が出るんだろう。

ストレスがないからじゃ 笑

しかしそれにしても、朝出た時から全く寒さを感じません。

歩き回って暑いくらいです。

雪が降った方があたたかい、と田舎の冬に親が言っていたのを思い出しました。

いやそれにしても歩きにくい。

雪を踏みしめて歩くし、もちろん階段もですが

雪があるので太ももをいつもより高く上げて歩いていて

すでに太もも辺りが筋肉痛です。若いでしょう?

これは夕方にはもう治る予定です(もちろん治りました)

うむ、ここから上がるのか。

え?歩いた形跡がない。

いやはやこれでは無理です。

さすがの私も三歩進んで断念。

3歩進んで5歩下がる。

3歩進んだ証拠の写真です。

諸説あってどれがどうだかわかりませんが、近藤勇の墓は色々な所にあるようです。

つまりバラバラにされたという事ですね。(怖)

土方歳三が遺体の一部をこの地にまつったとか。

雪をかき分けてまで行くお参りに義理もないので

                    ギリギリのところで引き返したという訳です。

この雪で晴れていれば絶景でしょうが、この場所ではこの空気感が似合っているようにも思います。

 

山を下りて、バスで来る予定だった武家屋敷まで歩きました。

次のバスまで20分ほどでしたので駆け足で見て回りました。

 姿三四郎のモデルになった人。

おおびっくりした。

こういう人形は苦手です。

 

まだ花はありませんが、お庭の木の枝に雪の花が咲いています。

 

まあ、素敵な郵便ポストと思いきや

4月から郵便料金が上がるとの貼り紙。

現実に戻る。なんか興ざめ。

 

さてバスに乗って鶴ヶ城へ向かいますが

途中でいつか夢に見た場所にそっくりな所を通りました。

お婆ちゃんが死んだあとで見た夢だったので何かあるのかなあと思いましたが

特に何もございませんでした。

しかし何を考えたか私、バス停を2つも間違えて降りてしまい

またまた歩く羽目に。

しかし、お城の裏の方から入ったお蔭でお濠のよい景色が見れました。

最近私の写真は

絵の素材。水に映る風景を描くのも難しそうだな。

 

鶴ヶ城。つる姫のお城ぞよ。

 

タイムスリップ 

 

寒いのに蚊みたいな虫が沢山飛んでいました。

以前の私なら、冬場何らかの原因で、間違えて出てきたのだろうと思うのですが

虫の大先生天道虫さんのブログを拝見しているお蔭で、寒い冬にでも普通に生活している虫がいるのだという事を知り

この虫も普通にこの時期こうやって雪の上にいるのだろう、、と思った次第です。

違うかな?ねえ・・・きみ生きてる??  汗

こんな小さな虫にカメラを向ける自分は変わり者でしょう。

しかし、色んな事に目を向けると、この世界はどんどん面白いものになります。

 

またバスに乗り、これで1日券の元は取ったと細かい計算をしつつ

野口英世が青春時代を過ごしたという街並みを歩いてみました。

 

レトロな街並みです。

 

 

 

ここは、漆器のお店らしいです。

 

昭和だな~。

他力でも自力でもないんだ。

ここんちの家紋は、かぶ? 笑

会津鉄道七日町の駅中にはカフェがあり、よさげではありましたが

時間がなくてお茶出来なかったです。

近くのお寺に弥勒菩薩的な石像がありました。

なぜか目に留まりカメラでぱちり。

ところで、街中には綾瀬はるかさんの写真が至る所に。

ああそうなんだ~、あの大河ドラマの八重の桜!

別にあれを見てここに来たわけじゃないのよ。

 

蝋燭屋さんがあったので、水に浮かべる蝋燭をお土産に買って

おばちゃんと少し話をしました。

今日は雪が降ったから昨日より暖かい、っておっしゃってました。

時間があれば蝋燭の絵付けなんかもしてみたかったです。

要予約だそうです。

会津は蝋燭でも有名なんですね。

 

駅まで戻って、お昼ご飯を食べようと思いましたが

事前に調べていなかったので大失敗。

駅前の操業100年と書かれた大衆食堂に、えいやっと頑張って入って

現場のオッチャンや会社員風の男性たちばかりの店内

会津ラーメンなるものを食すも・・・

ごめんなさい、ノーコメントです。ごちそうさま。

 

電車の時間が迫っていたので、一路郡山方面へ。

いやしかし悔しい。

最後に美味しいものを食べて帰ろうと思ったのに。

そうだ!途中の宇都宮で降りて餃子を食べて帰るぞ!

そんな事を想いながら眺める車窓の風景は最高でした。

昨日来るときに真っ暗だったところには、美しく雪化粧した山々が姿を現しています。

 

おや?遠くに観音様のようなものが?

 

しばらく走ると先ほどの観音様の裏側のようなものがありました。

ググればわかるはずですが、めんどくさ。

 

宇都宮で餃子と生ビール

宇都宮で餃子と生ビール

宇都宮で餃子と生ビール

羊を数えるように頭の中で繰り返しているうち、郡山に着く手前で爆睡。

 

黒磯方面の電車に乗ってからも

宇都宮で餃子と生ビール 宇都宮で餃子と生ビール 宇都宮で餃子と生ビール zzz

旅の電車の中で寝る事は滅多にないのですが

雪道でかなり体力を消耗したらしいです。

寒いところでは電池の消耗も激しいですもんね。

アルコール燃料も役に立たなかったみたいだし。

船を漕いで寝てしまいました。

幸いよだれは垂らしておりませんでした。

もう今日は無理。

宇都宮での乗り継ぎはちょうど通勤快速だったので、そのまま上野まで帰る事にしました。

車窓を流れる沢山の「餃子」の看板を眺めながら思いました。

 

そうだ!

 

残りの18切符の一枚を使って

宇都宮に餃子を食べに来よう。

遠くの山に、真っ赤な夕日が沈んでいきました

 

 

おしまい!

 

長々と最後までお付き合いくださりありがとうございました。

これからも私らしく私のやり方で人生の旅を続けます

 

感謝をこめて つる姫

 

眠れない時は うつのみやでなまびーるとぎょうざ と繰り返してみてください。


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

コメント一覧

つる姫
Keiさん
はい!

次回のために
ふくしまでぎょうざとなまびーる を唱えておきます。
KEi
ZZZZZ。。。。
らしくどたばた旅をしてきたんだね。福島にもすごく美味しい行きつけの餃子屋があるんで今度は案内しますね。
つる姫
ブラボーさん
よいですよ。
餃子と生ビールがメインですから
つる姫
天道虫さん
大変でしたが、最高に楽しかったです。
18切符の旅は一生やめられませんね。
元気で長生きしなくちゃ。
うつのみやでぎょうざとなまびーる。
眠れない夜のあいことば。
最も最近眠れない夜などほとんどないですが。
ブラボー
イイネ♪
いっときますけど。。私宇都宮って歩いた事無いから~
エヘヘ。。。それでも良い?
宇都宮に行くなら東京にと用事も無いので行った事は
そうね今迄人の車で2回、電車で一回だけで~す。
天道虫
おおっ!なつかしい。夏のジジイ合宿で見て歩きました。雪のなか大変だったですね。しかし精力的で若い!18切符だもんね。宇都宮で餃子と生ビール・・は笑ってしまいました。
つる姫
ブラボーさん
よいですね!4月10日まで使えるので
それまでに宇都宮で待ち合わせとか!
ブラボー
宇都宮で生ビールと餃子
今晩早速繰り返してみるわ♪
18切符いつまで使えるの?私も食べたい!
つる姫
BONさん
そう、あったんですよ。
こんなものもとっておけば
売り物になったんだなってものも
沢山ありました。
昔の雑誌とかね。
つる姫
朝のみそ汁さん
是非奥様とご一緒に!
必ずおいしいものを食べてきてね。
BON
昔なつかし館!
なんか古いポスターとかありますね。
行ってみたい 笑

会津ラーメンのお味が知りたいです。
朝のみそ汁
たくさんの写真をありがとうございます。
会津若松には友人の味噌屋さんがあるので行ってみたい所です。
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