☆つる姫の星の燈火☆

ありがとうの反対語

ありがとうの反対語はなんだと思いますか?

ある人から問われて私は考えました。

ありがとうは、有り難うと書く。

今まで考えたこともありませんでした。

ありがとうを言う場面を思い浮かべ、

「あたりまえ」と答えました。

すると、その答えは正解だと言われました。

 

アオスジアゲハのふしぎちゃんが日曜日の朝、羽化直前の状態になっていました。

アオスジアゲハの羽化の様子をはじめて観察できると勢い込んで

カメラの充電やSDカードをチェックして家事をしながらチャンスを待ちました。

 

お昼前段々中身が透けてきて時々ぴくっと動いています。

もうでるぞ!!

ところが午後2時頃になってだんだん黒くなってきました。

おかしいな。

するとこの直後蛹が左右に身をよじるように

動きはじめました。

向かって右の隙間から足のようなものが出たり入ったりしています。

今度こそ出てくるぞとカメラを構えますが

やがてまた動きがぴたりと止まってしまいました。

お尻の下が隙間になっています。

 

やっぱり何だかおかしいな、もしかして、羽化失敗なのかなと思いながら

ついに夕方になってしまいました。

そしてこのままの様子で夜になり、ピクリともしないでどんどん黒く変色して行きました。

 

しかしようく見ると、中では動いているように見えたので

もしかしたら・・と希望を持って翌朝を迎えました。

 

でも期待は裏切られました。

さらに真っ黒になってしまった蛹が、水槽に貼りついています。

余計な事はやめようかと思いましたが、昨日足が見えていた頭の部分の裂け目を

つっついてみました。

眼のようなものが見えるな、、と思った時

蛹がまた少し動いたんです。

皮の裂けたところから出ようとするようにぴくぴくと。

しかし、ダメでした。

何時間経ってもまたこのまま。

この子のいたクスノキの所に埋めてあげよう。

そう想い、蛹を触ったところまた動きました!

激しく身をよじって、裂け目から出ようともがいているように見えました

もうどうしてよいのか。余計な事はしないで見守ろうとも思いましたが

必至に皮を脱ごうとしているのを見て、本体を傷つけないように細い枝で手助けしました。

 

ここからは可愛そうな画像が出てくるので、心臓の悪い方はみないでください。

おまえが言うなって(苦笑)

必死で出てこようとしたふしぎちゃんはここでこと切れてしまったようでした。

触角と羽は折りたたまれたままですが

時間が経つと、中身との間に隙間が出来たように見えました。

もしかしたら、とまた希望を持ってしまいました。

すると

なんと触角を伸ばしはじめ、先ほどお腹を覆っていた皮がはがれはじめたのです。

少し手を貸しましたが、皮がとれて成虫がでました。

羽はおなかの方でくしゃくしゃに畳まれたままです。

さっきより目の輝きが増したように見えました。

なんとかならないか・・。

割り箸にふしぎちゃんをつかまらせて羽を乾かせないかと

しかし、足の力が弱いのでしょう。つかまっていることは出来ませんでした。

うつぶせにしようとしても無理で、すぐにあおむけになりバタバタします。

しゃくしゃの羽を広げて必死でもがく姿に

私は頑張れがんばれ、と声をかけていました。

それもつかの間、また動かなくなりました。

 

今度こそもうダメだ。

大好きなクスノキの葉の上に乗せようとしたとき

また元気にバタバタしました。

いつまで続くかこのどんでん返しの連続。

なんと、ぴゅーっと緑のおしっこをしました!

そう言えばたろちゃんもはなこちゃんも

羽が乾いたころおしっこをしたのを見ました。

丸いウンチをしていたふしぎちゃんが、いっちょ前におしっこしたんです。

 

読者の皆様、くどくどと長くなりましたが

そして、この子はこの状態で今朝も生きていました。

もしかしたら水分を・・と思い、脱脂綿に水を含ませたものを

おなかの方においています。

でも本来くるくるっと巻いているはずの口?は伸びたままです。

綺麗な青色の模様は畳まれたまま開くことはないでしょうが

確かにまだ生きています。

 

自然界でも天敵に襲われたり、何らかの問題があって羽化に失敗して

死んでしまう事も少なくないようです。

ふしぎちゃんは弱かったのでしょうか。

蛹の皮をつつかなければ、あのまま死んでいたでしょう。

また、初めての経験なので

生きてる事に気づかないまま埋めてしまったかもしれません。

ふしぎちゃんは、こんな姿で生きてて幸せなんでしょうか。

つる姫は余計な事をしたのでしょうか。

あの黒い目に、私はどう映っているんでしょう。

家に持ち込まなかったら今頃元気に飛び回っていたかもしれない。

 

今回限りつる姫はもう、幼虫を拾ってくるような事はないでしょう。

虫好きな孫でも生まれない限り。

 

何の疑いもなく、ふしぎちゃんは当たり前に羽化すると思っていたわたし。

当たり前のことなんて何もないのではないか。

それは病気をして十分に分かったはずでしたのに。

 

ここまで展開すると、つる姫は随分暇人だなと思われちゃいますね。

もしこんな病人じゃなかったら、きっとしょっちゅうどこかをうろつき回って

小さな幼虫に目を向ける事もなければ

好き好んで、こんな悲しい出来事にも出逢わなかったでしょう。

カバ顔でおでぶちゃんのふしぎちゃんがのそのそと枝を歩いて

もぐもぐを葉っぱを食べていた時の頃を思うと

カバではなくバカみたいですが涙が出ます。

 

そんな今朝、ナミアゲハのぴーとなっつはそろって蛹になり始めました。

同じ日にあおむしになったのですが蛹になる時も一緒のようです。

ぴーちゃんなどは、朝起きたら水槽を覆ってある段ボールの隙間から逃げ出し

行方不明でした。

うんちを転がして歩いていたので、後を追跡してみましたが

幸い床でぴくぴくしているところをみつけました。

床みたいな平面で蛹になる事はないでしょうが、結構きつくへばりついていました。

水槽に戻したら、すぐにガラスに這い上がってピ~~ンとなりました。

向かって右がなっつで左が行方不明になっていたぴーです。

ぴーの方が一回り大きかったですが、さて二人は無事に羽化してくれるかな。

大きい方がぴーです。

思ったのですが写っている葉っぱのあの白いものは、卵が孵化した後の抜け殻かと?

何百個も産むみたいですが、残るのはほんの数匹なのでしょう。

 

さて、今日は夏至。

一年も半分終わりますね!

新しい一週間、皆様くれぐれもお体に気を付けて頑張ってください。

ぽんこつのつる姫ですが、それなりに頑張ります。

ホント、情けないほどのぽんこつです。

 

ありがとう

つる姫


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

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