☆つる姫の星の燈火☆

#39 バブルの思い出

昨日は、久々に生ものをいただきました。
関係ないかもしれないですが、コロナ対策の一環で、大好きなお刺身などの生ものを我慢していたつる姫。
チェーン店の宅配のお寿司でしたが、値段の割に十分においしかったです♪
で、お高いお寿司ってどのくらいおいしいのか、という平均的な庶民の会話になりました
知る人ぞ知る、つる姫はバブルの恩恵でいまがあるといってよい程の人。
当時、海外のゴルフリゾートのコンドミニアムなどを扱う不動産屋さんに勤務していた私は、ある日、仕事上がりに、どういう流れだったか覚えてはいませんが、専務にお寿司屋さんに連れていってもらえる事になりました。
同僚の男子とふたり、専務の高級外車、マセラティに乗せていただき、確か銀座の隠れ家的なお寿司屋さんに行きました。
ベンツじゃないのがまた、乙ですが。
貧乏な私たちは、まずは高級外車に乗り、ドアを閉めた時点で感動。
なぜなら、重たいドアが、実に静かに閉まったから。
安い車は、パコーン!とか安い音を立てて閉まりますよね?
走ってもエンジン音が聞こえないほど静かなんです。
田舎の父のカローラとは比べものになりません。
もしかしたら、銃弾が当たっても大丈夫なんじゃないかと思うほどでした。

お店についてカウンターに座ると、専務は私たちに好きなものを頼め、と言ってくださるのですが、なんせこんなお店に来たことのない私たちです。
専務にお任せして何種類かのお寿司をいただいたのですが、その中で最も感動したのが、「あなご」
実は私は、そのあなごというものが嫌いだったのです。
山奥の田舎にそだった私は、お寿司といえば巻き寿司(太巻き)とちらし寿司、いなり寿司しか知らずに、しあわせに育ったのですが、巻き寿司等に入る具は、かんぴょう、かまぼこ、卵、ピンク色をしたでんぶ(田麩)キュウリ、それとあなごなどでした。

そのあなごは、固くて甘くて、なんとなく生臭いというか、とにかく嫌いで取り除いて食べたい具材でした。
そのイメージしかなかった田舎もんの私と、当時確か20そこそこだった同僚は、あなごに躊躇したのですが、専務が、「騙されたと思って食べてみなさい」というので、食べてみる事に。
あぶってからタレを少し塗ったあなごさん。
それをほぼ同時に口に運んだ同僚と私は、ほぼ同時に目を合わせました。
「う・・・・・うまい!」
言葉には出せませんでしたが、彼の目の中には、星とハートのマークが輝いておりました。
当時すでに30を越していた私と20の同僚が見つめ合う間に、お口の中で溶けていくあなご。
あれは、人生最高のあなごさんでした。

バブルの思い出のひとつが、銀座のあなごとマセラティ。
車内で流れていたのが、工藤静香。

私より歳の若かった専務さんは、金持ちのぼんぼんさんでしたが、さて、今はどんな暮らしをされているでしょう。
あの同僚の子も、いいおじさんになっているのでしょう。
なつかしいなあ。

バブルのネタは、拙著でどうぞ。
バブルとマイケルとわたし、という章に沢山書いてあります。
あと三冊在庫があります。
(笑)
売上の一部はすでに、とあるNPOに寄付させていただきましたが、さて、第二弾のチャリティー絵画展は果たして叶うのでしょうか。
今は別の方法を思いついているのですが、それもコロナの動向次第かな。

あれよ、という間に今日で5月が終わります。
大切な一日を、大切に過ごしたいものです。
さて、今日は何を食べましょうかね。
食に興味なかったつる姫ですが、やはり誰かと食べる食事は、体にも心にもよさげですね。



今日もつつがなく過ぎますように
感謝をこめて
つる姫

私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

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