ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

【映画】ドロステのはてで僕ら…藤子・F先生のSF短編程度の知識があれば十分理解できます(そりゃあな)

2024-10-18 22:16:33 | 映画
本日は、2024年10月18日(金曜日)です。


2024年10月28日 23:56追記:この日、2024年10月18日は、この記事を投稿した他、「Netflix」「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム(Episode02 敗走)」「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム(Episode03 ジャンクヤード)」を鑑賞した日です。)




以下は、映画鑑賞記録
最近、邦画多めでお送りしております。



「ドロステのはてで僕ら」🖥
監督 :山口淳太
出演 :土佐和成、朝倉あき、藤谷理子
制作年:2020年
制作国:日本🇯🇵



2024年10月12日(土曜日)の13:00頃までに「Prime Video」で鑑賞しました。



概要
ヨーロッパ企画制作、原案・脚本 上田誠によるオリジナル長編映画。
京都二条、ある日の夕暮れ、営業を終えたカフェの店長カトウ(土佐和成)が、店の片付けを店員のアヤ(藤谷理子)に任せ、自分は同じビルの店の上にある自分の住まいに行き、ギターを弾こうとするがピックがなく、ピックを探していると、部屋のパソコンのモニターから、声が聞こえ、そこには自分が映し出されていた。さらにモニターの中の自分とは会話ができ、モニターの中の自分は、自分が2分後の未来から店にあるモニターを通して話していると言い、ラグの下にあるピックの場所を指摘、自分も未来の自分から教えてもらったと語る。その後未来の自分に促され、店に戻ったカトウは、そこで部屋にいる過去の自分が映っていることを確認、先ほど未来の自分が話してくれたように話し出す…



感想
ドロステとは
ドロステ効果のこと…ある絵の中に、その絵自体が描かれ、その絵の中にも同じ絵が描かれているようなヤツ。
合わせ鏡で得られる映像、モニターをカメラで写して、そのモニターにカメラの映像を映すとかもドロステ効果。
…です。


この映画では、2分ズレたモニター(とカメラ)を、更に合わせ鏡のようにして、2分以上の過去や未来が見えるようにして、そこから起こる事態を描いたコメディ。

あと、長回し風映画です。

ヨーロッパ企画の上田誠氏は、簡単めなSF設定を練って整理された脚本にすることが得意なようです。
私は、ごく前半、他のタイムトラベル映画知識が邪魔して、若干だけ混乱しましたが、あとはすんなり鑑賞できました

あとは、何を書いてもネタバレですので雰囲気や掛け合いが楽しめればいい…という方以外は、まず映画観てください。
(Amazonの「Prime Video」なら鑑賞のハードルも低いですからね)

話は、前半ふざけたり、レアガチャ引いたり、お金儲けしようとしますが…
お金が絡んだ後、怖いお兄さんが乱入、ここで攫われてしまったヒロインの理容室の女性を、この未来観測を用いて助けにいく話になります。

で、この事態をどう終わらせるのかと思っていたら…タイムパトロールという力技
まぁタイムパトロールは、ごく前半に登場して、どうせタイムパトロールだろ…と思わせるので、想定通りの展開ではあります。

個人的なツボは、事件収束後(時間改変後)の最後の方にある人公とヒロインの間で交わされる…
「SFって割と詳しいですか
「そんなに詳しくないですよ、藤子・F先生の短編集ぐらいしか読んだことなくて」
「十分です、その知識あったら十分です」
というセリフのやりとり。
私も「その知識で十分だろ」と思わされました。
基本的なSF知識は網羅できているだろうし…
私らの世代なら多くの人が読んでいますが、彼女の年齢でそれ読んでいるとなれば、オタクのお父さんでもいた…コア寄りの濃いSFファンの領域に足を踏み入れてるかもよ…と。

で、
「どの話が好きです」
「自分が増えていくやつ」
「俺と俺と俺」
…かつ、若干特殊な嗜好な気も💦
まぁ「まさにアレになった」と説明するためのチョイスではありますが、まさにアレかどうかは…微妙かな


出演者は…

主演の喫茶店店長に「リバー、流れないでよ」では、猟師のオジサンだったとのことですが。調べるまでそうとは気づかなかった、土佐和成という方。
当然、ヨーロッパ企画の劇団員の方のようです。

隣の理容室の女性に、この時点では、見たことあるような、無いような女優さんである朝倉あきという方。
この後、たまたま見た「七つの会議」では、中心人物として出ていましたが…「七つの会議」観ているときに同じ人とは思っていませんでした。
結構メイクや扮装で顔が変わるタイプの方なんかな…そういえば声は同じだったような。

他はこの後作られた映画「リバー、流れないでよ」の主演だった藤谷理子
愉快な常連客に、石田剛太酒井善史諏訪雅
怖い人たちに、角田貴志中川晴樹
という「リバー、流れないでよ」にも出ていた、ヨーロッパ企画勢

永野宗典と、本多力は、タイムパトロールです。

有名俳優に頼らずとも脚本力といった1本って感じなんかな

せっかくの京都が舞台なのに、そこを活かさないのも潔い一本でした


ということで点数は、トータルでせいぜい4点だけど好き(5点満点中)です。



では、このあたりで



★当ブログ内映画DVDレビューの検索はこちらで★


最新の画像もっと見る

コメントを投稿