ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

【映画】スパイダーマン…観る者をB専に洗脳する(?)

2007-12-15 13:47:02 | 映画

昨日私の親の家に行ったのですが、
居間にでっかいワインセラーがあって吃驚
何買ってんだよオヤジ
頼むから更なる老後に向けて蓄えていてほしいんだけど…


さて、本日は映画レビューです。
まだまだ記事にしていない鑑賞映画が多く、割とアップアップしています
観た映画の内容をマジで忘れそうです



「スパイダーマン」
(監督:サム・ライミ、出演:トビー・マグワイア、キルステン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、2002年アメリカ)

2007年12月初旬に鑑賞。すぐに記事を書かないから記憶が曖昧になってきました
先日(といっても先月)「スパイダーマン3」をTSUTAYAさんでレンタル。でついでにシリーズの過去作品を鑑賞しようと目論んだ私。
この1作目は「スパイダーマン3」劇場公開当時に地上波で放送されたものを録画。で、この度ハードディスク内から発掘したものを鑑賞しました。

というわけで「キル・ビル Vol.2」から引き続き、
“実に貧乏なのでTV放送映画鑑賞マイブーム”の第二弾でもあります



ストーリー
スタン・リー原作アメコミの映画化。
早くに両親を亡くし、伯父夫婦に育てられているピーター・ベンジャミン・パーカー(トビー・マグワイア)は、高校での友人は巨大軍需企業オズコープ社長ノーマン・オズボーン(ウィレム・デフォー)の息子ハリー・オズボーン(ジェームズ・フランコ)だけ。隣の家に住むメリージェーン・ワトソン(キルステン・ダンスト)の事を6歳の時以来、一方的に思い続けている…という冴えない青年。ある日高校の授業で、大学の研究所を見学した際、ピーターは遺伝子操作されたスーパースパイダーに噛みつかれてしまう。以来、ピーターの体には異変が起こり、彼は壁を容易に登り、蜘蛛の糸を腕から出せる超人能力を得たスパイダーマンとなる。
同じ頃、身体能力を数倍に向上させる薬と、戦闘用のパワードスーツの軍へのセールスが上手くいかないノーマンは、自らの体を実験台にするが、薬の副作用で精神に異常を来し怪人グリーンゴブリンになってしまう。



ピロEK的感想&点数
ヌルいですなぁアメリカのスパイダーマンは…

女の子にずっと片思いを続けているナポレオン・ダイナマイト系(?)男子が、
大学の見学中に遺伝子操作されたクモに噛まれて、特殊能力を会得。
飛んだり跳ねたりプロレスで賞金を稼いだりしている間に、
伯父さんから説教され、伯父さんが死んだショックからスーパーヒーローに転身。
ニューヨークの皆さんから愛されるヒーロー

ですか…ヌル過ぎますねぇ。
その点、子供のころに見た東映版のスパイダーマンは…

厳ついとも言えるマスクで元レーサー(男子憧れの職業)という主人公青年が、
スパイダー星人という宇宙人から能力を与えられ
ビルの谷間の暗闇で、安らぎ捨てて、全てを捨てて、悪を追う(※主題歌から引用)
科学者の父を殺された復讐のため(このあたり何故かハリーとカブる設定ですが)、戦い続ける孤高のヒーロー。彼は何故戦い続けるのでしょうか
かつ、マーベルとの契約から東映の特撮ヒーロー大図鑑からも除外される薄幸のヒーローでもあります

と、両者は全然違います…硬派です。
版権問題とレオパルドン以外はね。
ちなみに池上遼一版(劇画版)のスパイダーマンは未読ですが、こちらも絵からして硬派です


東映版は、本家のアメコミ版の良い感じのヌルさが日本に渡ってくると、
何でああなっちゃうのかは甚だ意味不明な作品です


さて、映画本編ですが、

ヒロインがブ○サイクな意味が今のところ理解できていないこの作品
まぁ、ここはヒロインだけじゃなくて、
主人公もイケメンとは言いづらく、少し“つるの剛”似。
親友も男前ではありますが、この頃は少し貧相。
ウィレム・デフォー以外は(当時)ほとんど知らない俳優ばかりでキャスティングされてるし、
このキャスティングは予算の都合なのか?
意図されてのものなのか?
どちらなんでしょうねぇ。

で、
当時はマーベルの超有名コミックから、満を持しての映画化だったのですが(「ハルク」を噛ませ犬にして、「X-メン」で慎重に感触を窺いつつの映画化と感じました)、
今となってはありがたみも薄いですかね。マーベルコミックって他にもたくさん“量産”映画化されたし
各作品の映画オリジナルキャストで「オンスロート」とかが作られるならその時はそれだけで高評価しますけど、単発ヒーローはもう厭きたですなぁ

で、
満を持しての映画化だった割には、
CGはウソ臭いし、かつ当時基準でもヘボく感じるし
戦闘は割とあっさり(というかテキトー)だし
ドラマ性も薄いし…というか、このシリーズ全般に言えることですが、
各キャラクターが、良い人になったり悪い人になったり
好きになったり、嫌いになったり
ああなったり、こうなったり
…てのを昼の帯ドラマならまだしも、2時間チョイの映画で何度もやろうとするから、まとまる話もまとまらない訳で
どうにも感情移入出来ない。
で、ストーリーは無視して、アクション映画として楽しめるかと言うと、それはそれで微妙
ビルの間を飛んだり跳ねたりっていうのは映画館だと迫力あるかも知れませんが、私は残念ながら全作品を家で鑑賞しちゃいました


ということで、点数は2点(5点満点中)。
マーベルヒーロー映画化は質より量ってのを改めてくれないですかねぇ。



補足・蛇足
で、この映画の真の注目ポイントについて。

この映画出演で出世したキルスティン・ダンスト。
彼女演じるメリー・ジェーン・ワトソン(MJ)は皆の憧れる尻軽女…もとい、美女という設定ですが、
私を含めた主な日本人男性の感覚がオカシイのか(?)
どうにも日本人には馴染めないお顔立ちのダンスト

大学の研究室を見学に行った際、ピーターがMJに写真のモデルをお願いすると、
「ブサイクに撮らないでね」
と、MJ
コイツは難題。しかし、
「ブサイクに映るわけ無いよ」
とピーター


ハリーの父親がMJを評して、
「あんな美人は金目当てでお前に近づいてきたに決まってる」
的なことも言ってたし。

映画内で不美人を美人と評価すれば、何人かは本当に美人と思いだす
っていう洗脳の実験
だよな多分。コレ。



では、今日はこのあたりで





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3 コメント

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TBありがとうございました (くまんちゅう)
2007-12-16 00:52:13
ヌルイですよね、良かった同じ感想の人がいましたよ、偶然の産物でイタイ青年が突然スーパーヒーローになっちゃう設定にまず感情移入できませんでした。
こんなんなんで人気有るのか理解できない自分が可笑しいのかと思ってたりしましたが、安心しました。
返信する
★★コメントありがとうございます★★ (ピロEK(くまんちゅうさんへ))
2007-12-20 23:31:07
★くまんちゅうさんへ★

コメントありがとうございます

>偶然の産物でイタイ青年が突然スーパーヒーローになっちゃう設定

アメリカ人って割と簡単にヒーローになっちゃうことが多いですが、スパイダーマンは特に努力も苦脳もなくヒーローになっちゃいますねぇ。このあたりが感情移入できなかったり、逆にとっつきやすかったりするのかなぁ(?)

では、また来てくださいね。今後ともよろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (piro-ek0324)
2022-01-09 17:59:09
今読み返すと酷評なのに、中味のない記事で申し訳ない。
トムホ版までは、スパイダーマンにそこまで思い入れの無かった、若き日の私です。

そのうち、再鑑賞&再記事アップでもしますかね。
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