ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

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【映画】機動戦士ガンダムSEED FREEDOM…作り手は、迷いながらたどり着く場所を探し続けたのでしょうか…事実としてはどこにも辿り着いてないけど

2024-07-01 21:33:13 | 映画・DVD
本日は、2024年7月1日(月曜日)です。
凄い雨の日でした
昨日(今日程ではない雨の中、朝倉市にある「キリンビール福岡工場」に工場見学に行って、昼からしこたま飲んだ結果🍺、若干体調を崩して現在に至ります💦


2024年7月6日 23:57追記:この日、2024年7月1日は、この記事をアップ後の深夜に「Netflix」「世界の終わりから」を鑑賞しました。)



以下は、映画鑑賞記録です



「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」🎾
監督 :福田己津央
出演(声):保志総一朗、田中理恵、石田彰
制作年:2024年
制作国:日本🇯🇵
アニメーション作品



2024年6月22日(土曜日)の2:45頃までにかけて「Netflix」で鑑賞しました。
タイトル横の🎾は、この映画を表すのに適切な絵文字がなく(Apple系OSの辞書では)なんとなくハロに見えるものをチョイスしています。



概要
2002年から2003年にかけて放送された「機動戦士ガンダムSEED」、2004年から2005年位かけて放送された「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の19年ぶりの続編の劇場版アニメーション。
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」でプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダル(声:池田秀一)が掲げた“デスティニープラン”が阻止されて1年が経過したコズミックイラ75年=C.E.75年、その後も続く各地の独立紛争や、コーディネイター排斥団体“ブルーコスモス”によるテロ活動などの争いを鎮静化するべく、中立国のオーブ連合首長国、地球連合の主要国大西洋連邦、そしてプラントは、共同でラクス・クライン(声:田中理恵)を総裁とした世界平和監視機構“コンパス”を創設、これにはライジングフリーダムガンダムを駆るパイロット キラ・ヤマト(声:保志総一朗)や、元地球連合軍所属のアークエンジェルクルー、元ザフト兵でイモータルジャスティスガンダムのパイロット シン・アスカ(声:鈴村健一)らも参加していた。



感想
もう20年も経つのね…

「機動戦士ガンダムSEED」は、ごく前半は面白かったんよね
民間の少年たちが戦艦に乗り合わせ、戦争に巻き込まれていくという「機動戦士ガンダム」のテンプレートを踏まえつつ、「無限のリヴァイアス」のように、神経衰弱になってだんだんおかしくなっていく登場人物や、友人と戦わざるを得なくなってしまう主人公キラ・ヤマト…若干のセクシャルな描写もネガティブに織り込みつつ、主人公たちの秘密や、世界の秘密に迫っていく…みたいな展開で
…ん、そういえば、今回もエビデンス01の秘密に迫らなかったな…どういうつもりなんだろう

で、20年前には、そこまで世の中に蔓延っていなかった“クロスメディア展開”を全面に押し出し、アニメの世界の裏では、漫画と小説の「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY」が展開するというもので、最初はテンションが上がった気が…「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY」は、申し訳程度にしかアニメとはリンクしないんだけどね。

モビルスーツは…まぁ最初からデザインはイマイチではあるんだけど、バンダイさんの技術力でカッコイイオモチャやプラモに変換され…そこそこ楽しんだ気が(あんまり買っていないけど)

でもね…

「機動戦士ガンダムSEED」の後半から「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」にかけて、お話は、ただグダグダのただ戦うやつになっていき
能力に劣る人類と、調整されてハイスペックなコーディネーターの戦いだったはずが、そんな描写も薄れていき
今思えば、スーパーロボットであるフリーダムガンダムが登場して、敵を一掃したときがピークで、そこから急速な下り坂を辿ったのが「機動戦士ガンダムSEED」シリーズです。

肝心のモビルスーツもごちゃついていき…
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」では、プライドとか捨てた上で“ザク”とか“グフ”とか“ドム”とか言い出す始末

全然面白くないやん…「機動戦士ガンダムSEED」系
ってのが当時の感想です。
どういう話だったのかもあんまり思い出せませんマユでーす…ぐらいしか
今となっては、ワーストに近い方のガンダムなんじゃないかな。


さて、そんな“面白くないガンダムSEED”の“面白くない”続きが、この映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」です。

またもや何かプライドを捨てたのか
主人公たちの設定は、戦力で強引に戦争を平定していくという、なにか「機動戦士ガンダム00」的な構成になっております。
(ちなみに「機動戦士ガンダム00」は、比較的面白い方のガンダムです

あとは、昭和のロボットアニメ的な、
場当たりで何も考えていないままダラダラストーリーをつなげたような脚本

で、どれがどれだかわからないゴチャついたモビルスーツが沢山出てきて

それでなくてもみんな顔が一緒なのに、知らないキャラクターがてんこ盛りに追加

どういうつもりだか無慈悲にモブキャラがガンガン死んでいくシーンが多く…戦争の悲惨さでも訴えたかったのかは知りませんが下手
下手はいいとしても、そんなシーンが生っちょろくて浮ついた主人公たちの行動や言動で打ち消されます
(酷い脚本です)

あとは、愛だの恋だの裸だのラクス・クラインのピッタリ宇宙服は、ネット上のフェミニスト女性でなくても気持ち悪く、不快に思えるところ。

過去作品からのクソオマージュの数々
“ゲルクク”も“ギャン”も“中から飛び出すズゴック”も、なぜか機甲戦記ドラグナーから持ってきた“キャバリアー”も、ズゴックが立ち上がるシーンも…全然面白くない

敵の陰謀も子供らしく
本当にこいつらは進んだ人類なんか…ってなるやつでした。


点数は2点弱(5点満点中)だろ…コレ
「機動戦士ガンダムUC」とか、アニメの「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」とか「機動戦士ガンダム 水星の魔女」とか、良質なガンダムが沢山ある現代に、よくコレを持ってこれたなぁ
なんで、こんな程度の内容で、世の中に出そうと思ったのでしょうかね
迷いながらたどり着く場所を探し続けて…この結果なのでしょうか
そもそも、ちゃんと迷ったんかな



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では、このあたりで



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